未婚の未亡人、泣いたり笑ったり

今は亡き同居人○Tと、未婚の未亡人の珍道中人生

My life with him

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昭和40年代

さっきまでテレビで昭和40年代の歌をやっていた。

6歳の年の差があった私達は、お互いの知っている歌が微妙にずれる。

6歳の年の差がそれほど大きいかと思う位、時々まるで私の知らない歌を○Tが知っていたり、その逆もあった。

その逆の場合は、○Tがすでに働き始めていて、まるで歌など聞いている暇などなかった頃のものだ。


例えば、ユーミンを○Tは知らなかった。

私が青春(?)まっただ中だった頃、○Tはもう仕事をしていた事に、あらためて驚いたりもした。


今日は昭和40年代限定とあって、ほぼ○Tと私の知っている部分と重なっていた。

時々、昔の歌をいきなり歌い出す事のあった○Tが、隣で一緒に歌っているのが聞こえた気がした。

特に平こうじの「バスストップ」が始まった時・・・

♪バースを〜〜〜待つ間に〜〜

○Tのだみ声が聞こえ、「あ〜、皆年取っちゃったね〜」と他人事の様に言っているのが聞こえる様だった。


そりゃあ、○T、あなたはもう年を取らないんだから、他人事だよね、それってずるくない??

相思華

イメージ 1彼岸花の別名に相思華と言うのがあると知ったのは、去年の事でした。

花が咲いている時には葉は無く、葉が出る頃には花は無い事から、「花は葉を想い、葉は花を想う」と言う意味なのだそうです。

お互いに逢えない相手を想っている・・・

イメージ 2


私は実は彼岸花が好き。

色々な謂れがあって、忌み嫌う人も居るけれど、私の実家の庭にも隅っこに並んで植わっていた。
秋のお彼岸の度に、母が「ほらほら〜、ちゃ〜んと咲くのよね〜、不思議よね〜」と言っていたから、その頃にはまるで植物などには興味のなかった私でも、知っていたし、きれいな花だと思っていた。

しかも、庭で勝手に咲いていたと言う覚えがあるので、彼岸花なんて、特に珍しい花とも思ってはいなかったし、簡単に手に入り、簡単に育てられる物だと思っていた。

イメージ 3


ところが、自分で色々と植物と付き合う様になってから、本物の彼岸花は容易には手に入らないどころか、園芸種として改良された物でも、なかなか売っている所もなかった。

一度だけ、似た種類の球根を買った事があるのだけれど、これが又、ヒヤシンスや水仙の球根に比べると、べらぼうに高い値段だった上に、花の前に葉っぱがおでましになり、遂に花を咲かせる事が出来なかった。

それ以来、私は彼岸花を自分で育てる事は諦めていた。


その後しばらくして、私は近くの花屋で芽を出した彼岸花を発見した。

もう一度挑戦してみようかな・・・と思ったけれど、でもひょっとして、同居人○Tが嫌うかと思ってお伺いを立てた。
いつもなら、そんな事はせずに、さっさと決めてしまうのだけれど、やはり忌み嫌う人の多い花を、万が一○Tも嫌いだったら申し訳ないと思ったからだ。

案の定、○Tは「やめてよ〜〜!」と言った。
「そんな墓の周りに咲いている様な花なんて、イヤだよ〜」

「そうか〜、やっぱりイヤか〜・・・」と言った私に
「当たり前だろ〜〜がっ!」と追い打ちを掛けた。

イメージ 4

もし、あの時、この相思華と言う別名と由来を知っていたら、ひょっとして○Tは許可してくれたかもしれない。

なんたって、時々妙にロマンチックな事を言ったりやったり、失恋の歌が好きだったりする奴だったから。


だけど、もうあの頃は、かなり年季の入った夫婦並みになっていたから、「花は葉を想い、葉は花を想う・・・な〜んて素敵じゃない?」なんて事を私も言えなかっただろうし、○Tも、そんな言葉を私から聞いても、口を開けてポカ〜ンとしただろうな〜。

イメージ 5イメージ 6

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冬に実だけを残して墨絵の様なシルエットを見せてくれていたサルスベリは、夏が終わろうとしている今、ピンクのフリルの花びらをこれみよがしに広げて見せている。

イメージ 1


植物に大して興味のなかった○Tが、サルスベリの名前を知ったのは、多分最後に一緒に海に行く時だったと思う。

家のそばには、サルスベリではなくて、キョウチクトウが沢山あった。
あちこちの家の庭の塀から乗り出す様に、キョウチクトウは咲いていた。

あんまり沢山咲いているので、○Tは運転しながら私に聞いた。
「あれ、何?」
「あれは、キョウチクトウ」

その名前が面白かったのか、○Tは
「キョーチクトー? コンチクショー? キョー・チク・ショー?・・・ふ〜ん・・・キョーチクトー、きょ〜ちく・トウ」と何度も口の中で、その言葉を転がした。

そして、又他のキョウチクトウを見ると、
「あれも? キョーチクトー?」
白いのを見ては、「白もあるの? キョーチクトー?」

子供が新しい言葉を覚える時に、何度も何度も繰り返して口に出す様にするのは、○Tが新しい言葉を覚える時のくせだった。

「又、新しい言葉を覚えたね」と私が笑いながら言っていると、次にサルスベリの花が目に入った。

イメージ 2「ねえ、あれも?」
「え・・・あれは違うじゃない・・・花が違うよ・・・」

本当は植物に興味がない事は、私にはバレバレなんですけど・・・
でも、○Tは、畳み込んで聞いて来た。

「じゃあ、何? あれ?」
「サルスベリって言うんだよ。」

「へええ〜〜・・・猿が滑るんだ〜」
○Tの頭の中には、多分猿があの木を滑り台の様に滑って来る図が浮かんでいたに違いない。

「そうだよ、木の幹がツルツルしてるでしょ? だから、猿も滑って登れないらしいよ。」
「そうなんだ〜」

イメージ 3「いや、本当に登れないかどうかは知らないけど・・・」
ちゃんと断りを入れておかないと、そのまま信じてしまいそうな○Tだった。




偉そうに○Tに教えても、実は私もこのサルスベリに実がなる事など、この前の冬、あのシルエットになった木を見るまで知らなかった。

そして、夏が終わる前、まだ花が咲いているうちにさっさと実をつけ始める事も。


あの時は、海から帰って来ても、街路樹のキョウチクトウを見て、ちゃんと「これはキョウチクトウだよね?」と私に確認していた位だから、きっと○Tは、キョウチクトウは覚えて天国に行っただろうけど、サルスベリは覚え切ったかどうか、私にははなはだ疑問です。


イメージ 4これが、サルスベリだよ。

俺はお前〜・・・!

○Tがそれを初めて言った時には、ケンカ腰だったはずなのに、笑ってしまって返事に困った。


本当は、「俺は、お前・・・」の後に、何か私に文句を言うはずだったのだ。

「俺は」は主語で、本当は「***と思う」と続く筈だったのが、多分私のやった事を非難しようとして、その「***と思うの」の前に、私のやった事を言いたかったのか、「私に」同意を求めようと思ったのか、とにかく半ばケンカ腰だったので、○Tの頭の中で文章がとっちらかった。


でも、私が「オレハ、オマエ?」と笑って聞き返すと、もう○Tは自分が何を言おうとしていたのか、わからなくなってしまった。

「私は貴方じゃありませんけど〜〜・・・」

「ああああ〜〜〜、もう良いや! わかっただろ?」

その時に言いたい事は、充分通じていました。



それからでも、やはり何かの時には○Tは「俺はお前〜!」ある時には「お前は俺〜!」とよく怒っていた。

怒っていなくても、何かのはずみに「俺はお前〜」と友人達の前でも披露して、やはり「いや、俺は○Tじゃないよ〜」とやられていた。


でも、何故かそう言われると、私も友人も大抵は○Tが何を言いたかったのかわかっていた様な気がする。


そして、そのうち、「俺はお前〜!」と言う言葉を、○Tは怒った時には使えなくなった。

その一言で笑ってしまって、怒れなくなる事がわかったから。

緑のオーロラ

イメージ 1

「いつかオーロラを見に行きたいね〜」○Tと私は言っていた。

4月に鈴蘭の花芽が上がって来て、それを撮ろうといつもの様に鉢の前にしゃがみ込んでカメラをぐっと近づけた。

本当は花芽を撮ろうと思っていたのに、モニターを覗きながら、私はいつの間にかその後ろの揺れて動く様な葉っぱに目を奪われていた。

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