未婚の未亡人、泣いたり笑ったり

今は亡き同居人○Tと、未婚の未亡人の珍道中人生

My life with him

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一人二役

白い壁に動く物が・・・

帰宅して買って来たばかりのススキを生けて、○Tコーナーに持って行こうとしていた時だった。

出たな〜〜!! ゴキブリめ〜!!

う〜ん! こんな時に○Tが居ないととても困る!

私達のゴキブリ退治の時のチームワークは抜群だった。

どちらかが、すぐにそれを見張り、時には手当たり次第の物で敵を閉じ込め、殺虫剤の準備が整えば、「そこだ!」と素早く位置を指し示した。

殺虫剤を示された所へシューシューと撒き、最後にとどめを刺す。




今日の私は一人二役やらなければならなかった。

敵に悟られない様に、素早く台所へ殺虫剤を取りに行き、戻って来ると、まだ敵は壁に張り付いていた。

よしっ!

シューっ!!

慌てた敵は壁をつたって床へ。
棚の後ろへ入られては大変と、又又シューっ!!

畳を逃げる敵を追って、まだまだシューっ!

敵はかなりしぶとい。
もう、まるで一本使い切ってしまうのではないかと思う位の勢いで、私は殺虫剤を撒き続けた。

ゴキブリ一匹に殺虫剤一本使ってちゃ、こりゃたまらん。
途中で何だかおかしさがこみ上げて来てしまった。

それでも、とどめまで刺さなければ!
そう思う一心で、最後には新聞紙を丸めて右手を振り上げ、かなりへっぴり腰ながらも、とどめを刺した。

・・・・しまった・・・・前から痛かった右肩の事などすっかり忘れていた・・・・
とどめを刺してから、せっかく少し良くなって来ていた右肩が又痛くなった気がした。

でも、ま、いいか、上出来だな。
そう思って頭を上げた時、あまりに真剣にゴキブリと戦っていた自分の姿を想像した。
そして、笑ってしまった。

凄い顔だっただろうな〜。

「お前、凄い顔してたぞ」イメージ 1
○Tがススキの間から、笑った気がした。

あなたが 居たから 幸せ、

あなたとだったから 幸せ。

それなのに、今、あなたが居ないのに 幸せ。

それは、あなたとの人生が幸せだったから

私のこれからの幸せは、そのあなたとの人生の上にある。



”あなたとの人生”と言う大地に、私は根を降ろす。

The Place where I go back

The place where I go back was where you are

Any place where you were must have been my place, even if it was not our room.

The only place where you are was our home.

Now, there is no home I call so.

But, I found it must be home now where I am.

The place I live will be the place you are.


Anywhere I move, it will be my home because you are always with me.


引っ越しをする心の準備が出来つつあります。イメージ 1

悲しみたもう事なかれ

イメージ 1

○T、あなたがこの世から居なくなってから一年と二ヶ月が経ちました。

今、あなたはどこで何をしているのかな?

きっと天国に居ると思うけど、機嫌良くしていてくれていたら私は嬉しいです。

こっちの皆は元気にしています。

まるで何事もなかったかの様に毎日過ごしています。

もしかして、○Tはそれを悲しく見ているかもしれないと、時々思うのです。

だって、あなたは「人が死んでも悲しいのはその時だけで、忘れて行っちゃうんだよな〜」って、ずっと昔、まだ元気だった頃に言っていたよね。

だから、もしかして○Tは自分の命がそれほど長くないとわかった時に、それを恐れたかもしれないと思ってます。
それを悔しいと、悲しいと、寂しいと思ったかもしれないと思っています。

でも、病気がわかってからは、ひょっとしてそんな事を考える暇もなかったかもしれません。
あまりにも進行が早かったのと、生きる事に精一杯で。

○Tの想像通り、皆はそれぞれ、私も、とても普通に生活をしています。
まるで○Tの事を忘れているかの様に・・・

「ほーら、見ろ」と言っている貴方が目に浮かぶけど、違うんだって事が私はわかったんだよ。

教えてあげたくてうずうずしているんだ。

あのね・・・皆は、○Tを忘れてしまっているのではなくて、○Tが”居なくなった事”を忘れているだけなの。


だから、「忘れられている」なんて思っていじけて悲しまないでね。


**写真は、今日から始まった友人の個展の案内です。

My life with ○T

イメージ 1

イメージ 1

最初に○Tのガンがわかり、それももう手遅れとわかった時、○Tが死んだら、私は自分の体の一部が無くなってしまうのではないか?と思いました。

ところが、○Tが死んでしまっても、私の体はそのままでした。
どこも無くなってはいません。(当たり前ですが・・・)

あんなに自分の一部は○Tで出来ていると思っていたのに、何故だろう?

確かに私の一部は○Tで出来ていると思っていたのに・・・

○Tは私の一部じゃなかったの?

そんなアホな事を実は長い事考えていました。

答えは簡単でした。

私の一部が○Tから出来ていたのだとしたら、○Tはまだ生きているのです。
私が生きている限り、私の一部として。

ああ、どうりで○Tが死んでしまっても、私は普通にしていられるんだな〜。

○Tとの”生活”は終わってしまったけれど、私の”人生”にはこれからも○Tが一緒にいるのでした。


一年前の○Tの闘病記を書いている間は、本当に○Tが生きている様でした。
書いている時は、まるでそこに○Tがいるみたいでした。
だから、書き終わったらどうなるのか?途中で実は心配でした。

今、一年前を振り返っても、もう○Tは居ません。

でも、ちょうど去年の今頃、私が友達に「○Tが居る様に生活して行こうかと思う」とメールで言ってみたのは、正解(?)だった様です。

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