桜山右近通信 自動車業界のあれこれ

自動車業界全般に興味を持っています。業界のことで感じたこと思ったことをランダムに書き連ねています。

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BMWから5代目に当たるニュー7シリーズ、750i,750Liを紹介したプレスリリースが発表されました。現在の石油価格高騰が続く情勢でこうしたラクシャリーセダンが歴代の7シリーズ同様、或はそれを凌ぐ成功を収めるのかはわかりませんが、BMWのフラッグシップモデルとして多くの新しい試みを実現しています。

スタイリングは仔細に見れば相当に新しい試みがなされていますがBMWのデザイン変更の伝統通りE65から続く2世代目としてデザインの上の革新はE38からE65になった時ほどのものはありません。但しボディ、シャシーにはアルミが多用されルーフ、フード、ドアパネル、フロントフェンダー、デフケースなどがアルミ化されています。またダッシュボードはE65でフラット化されたものがBMWの伝統に従って再びドライバー側に向けられています。また電子シフターの位置もコンソール上に戻されました。

エンジンはX6にも採用されたターボチャージャーがVバンク内側に装備された4.4リッターV8直噴ツインターボが採用されます。V12が引き続き導入されるのかについては記述がありませんがこれが今回ラインアップから落とされることはないと思われます。しかしV12が次期モデルに採用されるかについては相当に難しいのではないかと予想され私はV12については存在したとしても今回のモデルチェンジで最後になるのではないかと思っています。

シャシー面ではATの6速は従来どおりですがシフトスピードが大幅に短縮されました。またBMWとしては初の前輪ダブルウィッシュボーンが採用され、これもBMWとしては初の4輪ステア機構も採用されています。アクティブロールスタビライゼーションも進化してコーナリング時のフラットな姿勢を保つばかりか設定によってコーナー内側にリーンインさせることも可能とされています。

そのほかにもヘッドライトもLED化され、操作性が問題とされたiドライブにも改善が加えられています。

ワールドデビューはおそらくパリかフランクフルトと思われます。原油の枯渇が言われメルセデスが脱石油を公言する中でBMWは従来の路線を踏襲しながらも究極と言えるほどのリファインを施した7シリーズを発表して世界のコンサーバティブな富裕層を取り込み続ける狙いは、アウディ、レクサスを交えたこのクラスがメーカーによって異なる方向を歩み始めたことを実際に示す尖兵になっているように思います。どこが勝ち残るのかは予断を許しませんがこのニュー7シリーズには少なくともこの7〜10年の間は内燃機関が揺るがないと言うBMWの信念が宿っているように見えます。


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