桜山右近通信 自動車業界のあれこれ

自動車業界全般に興味を持っています。業界のことで感じたこと思ったことをランダムに書き連ねています。

全体表示

[ リスト ]

メルセデスがSクラスにハイブリッドを搭載してパリで発表することが決定していますがBMWもニュー7シリーズにハイブリッド版を用意してこちらもパリで発表されます。BMWはアクティブハイブリッドと称していますが、こちらはいわゆるマイルドハイブリッドといわれるもので電気モーターを車体駆動用には用いず補機類の駆動にのみ使います。このモーター駆動用の電力はブレーキの回生エネルギーを電気に変換してリチウムイオン二次電池に蓄えます。

モーターはエアコン駆動、エンジンのオートストップ・スタートの補助などに用いられます。このシステムと組み合わされるエンジンはV8 4.4リッターツインターボで既に750i,X6に搭載されているものです。ハイブリッド化によって燃費性能は15%向上すると言われています。他のドイツメーカー同様ハイブリッドには消極的だったBMWですが、漸くハイブリッドの市販化に乗り出します。

ただし飽くまで電気モーターに主役の座を渡さず内燃機関を重視する姿勢はいかにもBMWらしいと言えます。この行き方は一持代前のトヨタクラウンやヴィッツのアイドルストップ機構つきモデルに見られましたが、現在電気モーターは車体の駆動用に用いられるのが一般的になってきており、コスト面あるいは重量面ではアドバンテージになるでしょうが、劇的な燃費の向上には結びつきにくいと思われます。

こうしたいわば簡易ハイブリッドはむしろミニや1シリーズなどのコスト制約のきついモデルに採用されるべきもので7シリーズのようなトップエンドモデルに採用されるシステムとしてはちょっと物足りないと言わざるを得ません。いかに内燃機関重視のBMWとて世の電気化の動きに抗うことは将来的には難しくこのシステムは過渡的なものなのでしょう。あるいは来期のF−1に採用されるKERSの市販車へのフィードバックなのかもしれません。


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事