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スズキがついにVW側に資本業務提携の解消を求める事を取締役会で正式に決定した旨報じられていました。提携関係に入って2年を待たずしてまた、その間提携の効果は全く見られず現在では殆ど両社の関係は凍結に近い状態とされています。スズキ側は提携の当初から対等の関係を条件としていましたがVW側がスズキの19.9%、スズキがVWの1.5%を持ち合うということでVWにしてみれば対等などというのは初めから建前で当然スズキを支配する事を考えていたと思われます。
スズキをついに提携解消申し入れに踏み切らせたのは同社がフィアットからディーゼルエンジンを調達するとした事がVWにとっては提携合意違反と映りスズキに善処を求めたのが決定打とされます。これがただでさえ冷え込んでいた両社の関係に決定的な亀裂となった様です。VW側がスズキの申し入れに素直に応じるかは不明ですが、早晩両社は提携業務提携を解消に至る事になるでしょう。
私が7月19日付の本稿でも予想したように、これまで自動車業界でドイツ企業がマジョリティーを握る海外企業との提携関係がうまくいったためしはなく、過去に破綻した例は枚挙にいとまがありません。ドイツ企業が持つ強烈な支配欲がその根底にあると指摘しましたが今回のケースもやはりそれが一番の原因になっているように思います。少なくとも自動車業界でドイツ企業とうまくやるにはドイツ側にマジョリティーを取らせるのではなく彼らをマイノリティーとするか或いは完全に彼らを支配する関係にする必要があります。ドイツ企業はそれほどまでに階級意識そして支配欲が強いと言えます。
しかしだからこそドイツ企業は一度決めた目標の達成には何を置いても取り組むし、妥協を許しません。其れが故に自動車に関して言えば極めて精度の高い、且つ商品力のある製品を生み出す事ができるのだと思います。ただ、一度思い込むとそれに向かってわき目も振らず一直線で、途中で状況が変わってもそれに柔軟に対応することはあまり得意でないように思います。
VWと言えば最近12年ぶりにソフトトップを纏ったゴルフカブリオが日本市場に導入されましたが、車の仕上がり具合、機械としての完成度など残念ながら日本車は未だに彼らの域に達してはいないと言わざるを得ません。
加えて399.9万円の本邦価格はかなり高めの値付けではありますが商品力との見合いで見れば極めてリーズナブルと言えます。
こうした優れた商品を開発、生産できるドイツ企業が時と場合に応じて相手に花を持たせる柔軟さを持つ事ができるならドイツの自動車産業が世界の頂点に立つ可能性は極めて大きくなる事でしょう。
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なにはともあれ、スズキにあっぱれ!です。
長いモノに巻かれないその心意気に大和魂を感じます。
がんばれ!スズキ!!
2011/9/13(火) 午前 0:01 [ なおちゃん ]