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日産が先ごろ開催した先進技術説明会で2013年に発売されるモデルに搭載される直4、2.5リッターの次期ハイブリッド専用エンジンQE25DERを展示しました。このエンジンは現在の日産の主力エンジンの一つVQ35DEに代わるものとされており、従来型のポート噴射(直噴ではない)、ルーツスーパーチャージャー過給(ターボではない)となっています。
低回転時のトルク感はスーパーチャージャーが引き受け、レスポンス感は電気モーターが引き受けます。さらに直噴ターボよりも冷間時の素早い触媒の温度上昇のためにはスーパーチャージャーの方が有利で直噴化による機械的なロードも軽減できることになり、効率面、排気ガス浄化の両面で有利になります。
こうして今ダウンサイジングの定番とされる直噴、ターボではないエンジンでもこれより熱効率の良いものを開発できたとされています。そしておそらく製造コスト的にも直噴、ターボよりも低くできるのではと思います。このエンジンは横置きにも対応できるとしており、現在のVQエンジン搭載モデルのみならず日産のラインアップを大きく変えるものと思われます。
駆動系は当然現在フーガに採用されている1モーター、2クラッチ方式となりこれがFWDモデルにも使えるとなれば日産のハイブリッドモデルの飛躍的なラインアップ充実につながります。つまりフーガ、ティアナ、スカイライン、Zからエルグランドやムラーノ、あるいはエクストレイルあたりまでカバーできるまさに日産の主力エンジンになる訳です。さらにハイブリッド専用ですからリチウムイオン電池と組み合わせてこれらのモデルすべてにフルハイブリッド類別を設定することも可能になる訳です。
また、アライアンスを組んでいるルノーにも移植可能でルノーのラインアップにもハイブリッドが増えてくることが予想されます。こうしてみるとHVで出遅れた日産がEVでのプレゼンスを強化すると同時に2013年からは一気にハイブリッドをも充実させてくることが可能になる訳です。クリーンディーゼルと併せて日産の環境対策はここでホンダを突き放すことになるのではないかとも予想が膨らみます。
近年の日産の意欲的な事業展開には目を見張るものがあるように思います。
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非常に面白い内容ですね!
欧州のクリーンディーゼルと,過給ダウンサイジングに日本のハイブリッド...
日産だからこそ双方のメリットを最大限に生かし切ることができそうですね.
2013/1/26(土) 午後 2:31 [ こざる ]