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先日、職業訓練をしている受講生から、こんなことを聞かれました。
「人員削減は、コンサルタントが実施するの?」
これを聞かれて、コンサルタントというのは、
世間から、あやしい職業、よくわからない職業、暗くて、
嫌なイメージがある職業と思われているんだなと、実感しました。
結論から申しますと、
人員削減は、コンサルタントが実施するものではありません。
人員削減の主体(実施する人)は、あくまでも企業の判断・決定です。
コンサルタントというのは、専門家として、
基本的に、企業とコンサルティング契約を締結するのですが、
第三者として、コンサルティング業務に携わることとなります。
ただ、人員削減をする際、
企業側が、どのように進めていってよいかわからないため、
人員削減の策を、コンサルタントが情報提供するということはあり得ます。
また、会社の経営を維持するために、
人員削減せざるを得ない場合もあります。
この時には、コンサルタントの品質が問われる場面です。
本当に、人員削減せざるを得ない状況なのか?
人員削減するという会社の意思決定をすることが、
会社にとって、どのような影響を与えるのか?
(売上・利益面・残った社員の人心・辞める社員の人心や経済面)
労働基準法(労働者を最低限保護する法律です)に照らして、妥当か?
人員削減を安易なコスト削減として捉えてないか?
人員削減スケジュールは、従業員のことをしっかり考えているのか?
など、利益などの経済的な金銭面のみならず、人の心、法律等、
あらゆる視点を持っていなければなりません。
これらの情報提供をするのが、コンサルタントの役割です。
この情報提供については、
コンサルタントの品質が問われるわけです。
例えば、以下のようなもので品質が変わってきます。
コンサルタントの経験(民間企業での現場経験含む)
コンサルタントのモラル(倫理観)・誠実性
コンサルタントの個性・価値観・人柄・熱意
コンサルタントの経営全体に関する全体俯瞰力
コンサルタントの法律面等の専門性
中小企業診断士は、コンサルタントとして唯一の国家資格であり、
難関試験と実務補習を経て、登録されているため、
一定水準の経営全般の知識や能力を有する者として、参考にはなります。
ただし、コンサルタントを独占業務としているわけではなく、
中小企業診断士以外で優秀なコンサルタントも多々いらっしゃいます。
(中小企業診断協会本部 公式ホームページ)
しかし、中小企業診断士の中でも、
年齢、男女別、経験、知識、専門性、個性、価値観等、千差万別ですので、
お話する中で、顧客のことを理解して、
支援して下さるコンサルタントを選ぶのが良いと思います。
とにかく、もう一度言いますが、
人員削減は、コンサルタントが実施するものではありません。
企業の役割と、コンサルタントの役割は切り離して考えましょう。
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うー、難しい問題ですね。
細心の注意が必要ですよね・・。
2011/4/2(土) 午前 7:34
人員削減のコンサルには、
できれば携わりたくないものです・・・。
そうなる前に手を打つのが基本ですね。
2011/4/2(土) 午前 9:36
確かにコンサルタントがやることではないですよね〜
しかし外部の意見が必要なのも事実・・・
難しいものです。
2011/4/2(土) 午前 10:14
とても興味深い記事で、勉強になりました!ポチ☆
確かに、コンサルタントは曖昧なイメージを持たれがちですね。
それを払拭する行動から初めて行かなきゃって思います。
2011/4/2(土) 午後 1:55 [ hiromin ]
外部の意見、必要ですよね。企業がえいや!で人員削減するのは、
従業員にとって、たまったものではありませんし、
後々のトラブルや信用不安に繋がります。
できるだけ、お互い納得の上で進めるべきと思います。
2011/4/4(月) 午前 9:39
>hirominさん
お忙しい中、コメントありがとうございます。
コンサルタントの曖昧なイメージをを払拭する行動、
確かに大事ですよね。ポチ☆もありがとうございます!
2011/4/4(月) 午前 9:44