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音の味わい、人の味わい
オーディオに癒しの音を求めて・・・ギターもちょっぴり

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初対面の印象

Marty101を2日間聞きました。延べ時間では6時間程度になります。

イメージ 1

見た目は、そう安っぽい印象はありません。この点は、まずまず気に入っています。

イメージ 2

上向きに5cm径のフルレンジ・ユニットが取り付けられています。

テーブルの上、床の上にポンと置いて出した音の印象は、高音が直接耳に直進してこないので、モヤモヤした印象。音が上向きに放出されているという視覚的なイメージの排除は簡単ではありません。10分ほどかかって、目をつむり何とか音だけを素直に聞けるようになりました。

その段階でも、通常のスピーカーとは位相の状態が違うので、違和感は強く残ります。ただ、心配していた低音感の不足は意外に感じません。そうは言っても、音量を上げるとたちまちうるさい鳴り方になるのは、筐体の弱いラジカセと共通です。

設置場所を模索する

次に、出来るだけ自然に聞こえる設置場所を探します。よく使用例などで見られる床(フローリング)に直置きでは、低音が不自然に膨らむので×。本体真下にバスレフのようなエア抜きがあり、そこからの音は吸収した方が良いとのことなので、コルクのコースターや布を敷いてみましたが、それほど効果はありません。
畳の部屋に持ち込んだり、50cm程度のSPスタンドに置いたりしてみましたが、結局踏み台を使って、床から15cm程度浮かせた場合が、低音の量を確保しつつ、バランスが不自然にならないという条件に最も近いように感じましたので、これを標準として、次のステップに進みました。

イメージ 3

踏み台は、SPスタンドの高さ調整用に買ったがっちりした作りのもの。左右分で2台あります。

設置については、添付の簡単な取扱説明書には何も書いてありません。ポンと置いただけで気楽に良い音が出ます、ということなのかもしれませんが、実際には高さやSP間の距離、聞く位置との距離などでかなり大きく変化します。“タイムドメイン”という原理ににこだわったオーディオ機器なのですから、標準(基本)の設置方法は示すべきではないかと感じます。

音源を選ぶ

使用者の多くがiPODなどのメモリー・プレーヤーを薦めています。据え置き型のCDプレーヤーなどより、原音がいじられておらず、素直な音が聞けるとか。一応試しましたが、音の充実感はやはりオーディオ機器にかないません。そこで、CDプレーヤーのヘッドホン端子、アンプのヘッドホン端子など5種類ほどを聞き比べ、最終的にYAMAHAのDP-U50のヘッドホン端子を使うことにしました。後で出てくる刺激的な成分が一番目立ちにくいためです。

試聴結果

機材や場所は、我が家の環境の中で最も好ましい選択をしたつもりですが、結果はかなり問題があると言わざるを得ません。

何より気になったのは、中高域以上の音の硬さで、5分も聞いていると鼓膜が刺激されて痛みの一歩手前の過敏な状態になります。この感覚は、過去に一度だけ、ビクターのウッドコーン・スピーカーSX-WD5のエージングの時に感じたことがあります。聞いた後2時間くらいは、耳に不快感が残ります。特定の音域のアンバランスな張り出しがその原因だと思います。
具体的には、ヴァイオリンやピアノの高音はNG、女性ボーカルもダメです。声を聞くと良くわかるのですが、豊かさや潤いのない乾いた平たい音、安物のスピーカー・ユニットで聞かれる音です。

残念ながら、直接音の少ないモヤモヤ感がありながら耳を刺激する硬さがあり、タイムドメインの特徴と言われる“生の音に近い自然さ”にはほど遠いものです。間接音中心の、ふわっとした、柔らかな音を期待したのですが・・・。

一方、それなりに良いと感じられるのは、チェロの音域、男性の声の音域で、ここには刺激的な感じはほとんどありません。また、あちこちで書かれているように、映画などの効果音や音声は意外なスケールで(といってもKEFやkitLS3/5Aには及びませんが)聞けます。とくに小さな声(セリフ)や音がクリヤに聞こえるのが確認できます。CDを聴くときのような、間接音中心のモヤモヤ感はあまり感じないのが不思議です。

映画での明瞭感は、そのあとで比較の音出しをしたKEF(手持ちの中では解像感のある)が、不明瞭に聞こえるほどで、このあたりには原理上の有利さの一端を感じないでもありません。

ユーザーの中には、エージングでの音変わりを指摘する人もいるので(最初から気持ちの良い音だという人もいます)、しばらくは我慢してエージングをしてみるつもりです。

いろいろな方が述べている次のような美点は、今のところ片鱗さえ感じ取ることができません。
「従来型のスピーカーでは聞けなかったリアリティ」
「抜けるような透明感」
「音ではなく音楽を楽しむには最高のスピーカー」
「疲れないので、いつまでも聞いていられる」
「良い録音を聞くと、“そこにいる”のが見える感じ」

正直なところ、エージングをしてもそんなレベルに届きそうな感触は持てないのですが、評論家でなく一般の音楽愛好家の方々の言葉なので、いましばらくは信じてみたいと思います。

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    早速のレポ、ありがとうございます。大変参考になります。ユニットに問題があるんでしょうか?ユニット上部のディフューザーの有る無しによっても変化は大きいですか?私はイクリプスしか聴いていないので何とも言えませんが、TDはとても良かったので・・・

    [ le8t ]

    2007/12/22(土) 午後 5:20

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    chiba110yyさん、早速の書き込みありがとうございます。

    ディフューザーは、作りはしっかりしていますが、ホコリよけのフタ以上の位置づけではないようで、音づくりのファクターにはなっていないと思われます。付けるとわずかですが、高音がカットされます。
    何せ価格が28000円ですので、ユニットはイクリプスの高額機とは比較になりません。とはいえ、「楽器のようなスピーカーを作る」というコンセプトで、ユニット・メーカーと試行錯誤を重ねたと、開発者の方(日本のK氏)は書いていますが。yashii9でも3000円のユニットだという記事を読んだ記憶がありますので、ユニットの作りこみより原理が支配的なのかもしれません。

    たっちん

    2007/12/22(土) 午後 9:29

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    そうするとエージング待ちと言ったところでしょうか。期待しましょう。私はSSSのF・エフェクト用に使っていたケンウッドのオムニを単独で鳴らしてみたところ、これがなかなか!当然、上も下も出ませんし、アクティブなので音量も限られますが、無指向性って音場が奥に広がり独特ですね。ステレオ定位が崩れないのも良いです。SPって、点音源・無指向性が究極だということを今更ながら感じました。

    [ le8t ]

    2007/12/22(土) 午後 10:11

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    >そうするとエージング待ちと言ったところでしょうか

    そうですね。金属的な響きとか、紙臭いなど、ユニットそのものに否定的なコメントは散見されますので、同じように感じている方もいるのでしょう。ユニットの取付方法にはこだわりがあるはずですが、素材やボディは吟味し尽されたという感じではありませんので、ギクシャク振動しているように思えます。しばらく鳴らして、ユニット、ボディの両方が自然に振動するようになり、滑らかさが出て来ると良いのですが。
    無指向性は「呼吸球原理」などと呼ばれ、昔ビクターが製品化したことがありました。何度か試聴したことがありますが、あの音場感は独特で気持ちの良いものでした。

    実は、タイムドメインを体験するのに上向きユニットのタイプを選んだのは、無指向性的な気持ち良さを期待した部分もあったのです。

    たっちん

    2007/12/23(日) 午前 1:05

    返信する

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