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格別欲しい機器があるわけではなくとも、ネット上の放浪先は「中古オーディオ」関連が多くなってしまいます。「おぉ、こんな掘り出し物があるじゃないか」とか「当時はこのアンプが欲しかったんだよなぁ」など興味は尽きず、少なくとも老舗「自民庵」のモリ・カケ関連記事を読むよりずっと楽しいことは間違いありません。
ただ、買うつもりなどなくとも「これは!!」という製品に遭遇することがあるので要注意。何があっても財布のひもは緩めないという断固たる決意が不可欠なのですが、当方はそこまでの意志もなく抵抗力はぜい弱で、無意識のうちに「注文」ボタンを押してしまう反省の日々。
フロントバッフルの焼き印が格別の味わい
今回の遭遇品はパイオニア・ピュアモルトスピーカーであります。
同社のピュアモルトスピーカーといえば、ロングセラーのS-A4SPT-VPが思い浮かびます。私もこばちゃんから拝借して聴かせていただいたことがありますが、中域の充実した確固たる音を描くすぐれたスピーカーでした。 このピュアモルトシリーズにはいくつかのバリエーションがあり、最近ではS-PM50という同社伝統のバーチカルツイン構成のシステムが注目されたりしています。
さかのぼって、1998年にはS−PM1000−LRという、やや大きめのブックシェルフタイプが発売されました。1000セット限定でリアバッフルには○/1000と、ナンバーが打ってあり、所有欲を刺激しました。 と、私の知識はここまでで止まっており、今回遭遇したS-PM1000U−LRというのは寡聞にしてその存在を知りませんでした。パッと見の型番は似ていますが「U」が付いているのが問題で、これは漆のUだということを後追いで調べて知りました。発売は2005年ころではないかと思われます。 こちらも限定品でその数100セット。めったにお目にかからない珍品、いや希少なスピーカーです。価格は手間のかかる拭き漆塗(ふきうるしぬり)仕上げを反映して、Uのない通常ヴァージョンの約5割増に設定されていました。 ネットを装着した姿は平凡だが、
ロゴのウッド風(実はプラ製)プレートが目立つ!
漆は、ベタ塗りではなく木目を生かす方向で
適度な艶感を与えており、木質好きにはたまらない。
41/100がこのペアの個体番号。
サランネットに装着された大きめのウッドプレートと
フロントバッフルの焼き印。
焼き印にはサントリー、オークヴィレッジの社名が入り、
3社のコラボ製品であることを示している。
S-A4SPT-VPは、良い音ではあったものの、私の設定している「高さ30cm以上」の基準より小さく、どうしても音の余裕度が不足して聴こえるので購入には至りませんでしたが、ウィスキー樽材の肌目と深い塗色はモノとしての魅力にあふれていました。見ただけで欲しくなる国産スピーカーとしては、ビクターSX−V1と双璧といえるでしょう。
配送されてきたS-PM1000U−LRの外形寸法は207(W)×370(H)×305(D)mm、重さは7.5kgあり、ある程度のスケール感が出せる容量を有しています。まだリハビリ(中古販売店では機能チェックでしか鳴らされていないので、可動部の硬直がほぐれていないことが多い)の途中ですが、帯域バランスは良好で腰高傾向はありません。しばらく鳴らせば、音の繊細さも向上すると思われます。
最近のスピーカーのように高低に音を広げ、音場感を重視したまとめ方ではなく、実体感の描写にウエイトを置いた高密度の音を鳴らすと聴きました。アンプやCDプレーヤーで、音場感を付加していけばかなりのレベルまで行けそうな手応えがあり、外観の魅力にとどまらない好製品を手に入れた満足感をしばらくは味わえそうです。 |
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お早うございます。
遂にピュアモルトが陣営に加わったんですね。
おめでとうございます。
フロント面の焼印は堪りません。(笑)
正真正銘、眺めているだけで満たされる(癒される)スピーカーの一つですね。
2017/6/23(金) 午前 8:14
おはようございます。趣味性の高いSPですね(^^) このシリーズの音楽性が高い事はマニアなら万人の知るところですが、特に100セットの限定と言うところが、更に掻き立てますね(^^) ピュアモルトSPはその生い立ちが楽器の様で、パンチョン1樽で1セットしか出来ない等と言われれば、鳴らない訳がないと思うのは私ばかりではないと思います。どうぞ大切に鳴らしてあげてください。
[ le8t ]
2017/6/23(金) 午前 10:59
こばちゃん
S-A4SPT-VPを聴かせていただいていたので、おかげさまでこのシリーズの肌合いはわかっており、購入への不安はまったくありませんでした。
焼き印、ウッドプレート、木目など、まさに愛でるスピーカーという製品です。(*^-^*)
2017/6/24(土) 午前 0:18
le8tさん
>特に100セットの限定と言うところが、更に掻き立てますね(^^)
そうなんです。(^^;
加えて、希少価値だけでなく同社の上位スピーカーにはTADの意見なども反映されているのか、晴れ晴れと鳴る感じがあって、ポップス系の音楽にはとくにマッチするように感じています。(*^-^*)
2017/6/24(土) 午前 0:27
私もずっとこの初代と2000をずっと探していますが、漆は知りませんでした。さすがの嗅覚です。これは所有欲をそそりますね。
[ fe1***** ]
2017/6/24(土) 午前 8:47
fe1*****さん
>私もずっとこの初代と2000をずっと探していますが
初代というのは1000ペア限定のS-PM1000−LRでしょうか。ヤフオクにはときどき出品されているようですね。(現在も1ペアあるようです)
100セットの漆バージョンはオークヴィレッジの要望で製品化したものらしく、パイオニア自身の宣伝はほとんどなかったみたいです。
PM-2000は、今の時点で振り返ると、内容に比して破格の値付けでした。そのおかげで中古品も比較的リーズナブルに入手できる場合が多いようです。良品に巡り合えるとよいですね。(*^-^*)
2017/6/25(日) 午前 0:12
エールを頂くと手が動き兼ねませんので危険です。(^_^;)
今はスピーカーを減らすのを頑張ってますが、スペースができたら次のプランを考えてみたいです。
[ fe1***** ]
2017/6/26(月) 午前 0:23
fe1*****さん
>今はスピーカーを減らすのを頑張ってますが、スペースができたら次のプランを考えてみたいです。
当方と共通の課題を抱えていらっしゃるようで、お気持ちはよくわかります。(笑)
「3出1入」という大原則を立てたのですが、守れるときとそうでないときがあって・・・(^^;
今は「5出1入」と奮闘中です。(*^-^*)
2017/6/27(火) 午前 1:20
Zジジイ さん
のぉーぶる さん
狂治 さん
カピバラの部屋 さん
flattwin さん
ogu さん
うしお さん
altum さん
naimnacnap さん
だいくみや さん
こば さん
kico さん
le8t さん
長谷川平蔵 さん
おやじ sp. さん
GOMALYN さん
fe1***** さん
さくどう親父 さん
たくさんの皆さま、お目通しありがとうございました。最近は、レビューにもならない紹介記事ばかりですが、変動があったら記事にいたしますので、よろしくお願いいたします。
2017/6/29(木) 午前 1:05
おはようございます。
たっちんさんの素晴らしいブログに見入っているところです。ゲストブックにも書きましたが、最近、我がブログに『さらばベルリンの灯』を取り上げました。主題歌『wednesday child』の意味が知りたくて、ネットで調べていたら、運良くたっちんさんに巡り合うことができました。深い意味がわかりました。
今度、ブログに補足として、「水曜日に生まれた子どもは哀しみでいっぱい。」を掲載させていただこうと思うのですが、よろしいでしょうか。
また、お邪魔させていただきます。
[ napolen ]
2017/7/1(土) 午前 6:32
nap*l*n596さん
コメントありがとうございます。
貴ブログを覗かせていただきました。
趣味性の高い世界を構築しておられ、ナイスのクリック数が多いのに驚きました。(*^-^*)
2017/7/3(月) 午前 3:43
お世話になりました。無理なお願いをして申し訳ありませんでした。時々お邪魔させていただきます。
[ napolen ]
2017/7/3(月) 午後 3:30
nap*l*n596さん
ていねいなご挨拶をいただき、恐縮です。
2つ上のメッセージに“補足”のことが書かれていますが、ブログというものは原則公開なので、通常の紹介や引用は自由になさってよろしいと思います。それにしても、ボトルの世界は限りなく種類があって、オーディオよりよほどポピュラリティの高い領域であると認識させていただきました。(*^-^*)
2017/7/4(火) 午後 0:53
こちらこそ、丁重なお返事に感謝いたします。探しておりましたら、本日、『マザー・グース』の仲に載っていましたので、明日ブログ掲載しようかと思っております。ご高覧くだされば幸いです。ボトル・コレクションは、自分で言うのも何ですが、偏執狂の世界です。恥ずかしながら、お叱りを受けながらの毎日です。温かいコメントを賜り、恐縮しています。ありがとうございます。
[ napolen ]
2017/7/4(火) 午後 3:33