|
なつかしや! 長岡さんのダイナミックテスト。
みなさま、こんばんは。
当方、記事アップはすっかりご無沙汰ですが機器の変動はけっこうあります。 スピーカーはもちろん減らす方向で・・・先週、以下の3組をヤフオクで処分しました。
① Aero2(ケンブリッジオーディオ) ② Revolution DC6(タンノイ) ③ 11L(クォード) それぞれに良いところがあって決断はつらかったのですが、延びのびになっている専用ルーム工事のためにはやはりスペース確保が必須ということで、さらに4組ほど続けて放出を予定しています。
アンプも減らす方向のはずなのですが、なぜか増えてしまうのはスピーカーほどカサ張らないという油断のせいかもしれません。といっても、新しいものはとりあえず昨年のL-505uX(ラックス)で打ち止め。以降はもっぱら温故知新路線で、大げさに言えば「聴かずに死ねるか」が入手動機です。いや、冗談ではなく残りの年数を数えるのに両手で足りてしまうかもという心境なのであります。
さて、音をじっと耳を澄まして聴くというのは比較試聴のときだけで、好きな音楽を流すときは、時代ものの気楽な小説を読むか古いオーディオ雑誌をパラパラめくるという“ながら聴き”が最近のリスニングスタイルです。それでも、まれに美音が響くとオッ!!という具合に本能が反応して視線もスピーカーに向かいます。
前述の古いオーディオ雑誌というのがクセ者で、当時欲しかったけれどフトコロ具合であきらめたというのがゴロゴロあり、つい気になるとネットで中古を漁るという行動を誘発します。「見るだけなら」のはずが、「これは程度良好じゃないか」となると「聴かずに死ねるか」と短絡します。
そんな1台が今回採り上げるサンスイのAU-α607 MOS Premiumです。サンスイの光沢ブラックは見た目がしっとりと美しく、見ているだけでも楽しいアンプです。私も数年前にAU-α607というMOS Premiumの原型モデルのユーズド品を使ってみました。音が厚く耳当たりは良いのですが、我が家のスピーカーとの組み合わせではキレや艶がもうひとつでした。パーツの劣化もあると思い、サンスイOBの工房でメンテしてもらった音を確認したうえで手放しました。
と、ここでサンスイアンプとの縁は切れたはずなのですが、行きつけの定食屋の50代と思しきマスターが何とオーディオ好きで、店にダイヤトーンの中型スピーカーがデンと置かれています。ちゃんとインシュレーターを噛ませているので、そこそこモノのわかるオヤジかとオーディオの話題を振ると、喰いつく喰いつく・・・(笑)。オーディオ好きがめったに出あわない同類に会ったときのあの反応で、こちらの使用機を根ほり葉ほりされました。音を出すのは閉店後で、アナログプレーヤーがつながれているのがサンスイのAU-α707ブラック。上級機らしくサイドウッドを備えておりサンスイブラックの優美さに惚れ直しを強いられました。
まずいことは重なるもので、たまたま手にとった長岡鉄男氏のダイナミックテスト総集編(冒頭の記事写真:FMファン誌の抜粋)にAU-α607 MOS Premiumが掲載されており、「MOSのよさをフルに発揮するアンプが出現」「マニア向けのハイクォリティサウンド〜一度聴けば納得する」というコメントが脳髄を刺激します。18.8kgの重量も高齢者ハンドリングの許容範囲。
さっそく、ネット情報を総ざらいして良品を手に入れました。フロントパネルはシルバーの方が多いようですが、当方はもちろん光沢ブラックで。
鳴らし始めてほぼ1ヵ月になりますが、L-503s(ラックス)はすっかり出番がなくなり、最新のL-505uXに比べれば確かに古い音のカタチ(帯域バランスと音の切れ込み)ですが、音楽を聴くと太めに描かれた演奏のコクやタメが聴き取れてグッド。加えて、原型モデルにはなかった艶っぽさも存分に聴かせてくれます。
手持ちのアンプのなかでは、Musical Fidelity のA1.20Special Limitedの鳴らす音とイメージが重なりますが、サンスイの方が小粋にまとまっているというか、ともかく聴いていて楽しい音楽を奏でてくれます。 また、スピーカーに対する対応度も広く、SX-V1A(ビクター)、HLコンパクト(ハーベス)、SP3/1P(スペンドール)、IKON2mk2(DALI)など、たいていのスピーカーが過去の履歴のベストに近い音で鳴ります。
うーむ、当時(1980〜90年代)はサンスイ=JBL用でジャズ向きと決めつけて自分用には使いませんでしたが、素晴らしいアンプを作っていたのですねぇ。
ただし、こうした音の魅力は、通常の接続(本機ではINTEGRATE)だと3割減くらいになるので、CDなどからの入力信号を背面のPOWER AMP DIRECT端子につなぎ、フロントのセレクトつまみをNORMALに合わせ、前面メインボリューム上の赤いインジケーターが点灯した状態にしてはじめて聴けるので注意が必要です。
この接続だと、メインボリューム以外の回路をパスするので、純度の高い音が聴けます。当然トーンコントロールは効きませんが、トンコンを多用する支持派の私が不要と思えるくらい、小音量でも明瞭さと必要な量感を失いません。 ラックスのアンプにも同種のLINE STRAIGHTというポジションがありますが、これほど大きな変化はありません。それだけ、各種回路の影響を排除できているということかもしれませんが、サンスイアンプの場合、回路の悪影響をあげつらうより、ダイレクトポジションがアンプ本来の能力を示す魔法のポジションに思えて、次々に音楽を聴きたくなるのです。 |
全体表示





家のメインは、サンスイのモスラ(東芝製MOS)です。最近は、他の機器で聴いていて出番が少なくなっちゃたかな。
昔、買えずに今、ジャンクで購入
ループにハマっております。
[ カピバラの部屋 ]
2017/9/25(月) 午前 6:36
「行きつけの定食屋」・・・何処だろう?、気になります(^^ゞ。
「時代ものの気楽な小説を読むか・・・・・・まれに美音が響くとオッ!!という具合に本能が反応して・・・・」
私も専らその聴き方です(^^♪。
でも気が付くとリズムに合わせてつま先が調子を取って居たりします(^_^)/。
[ east_bred ]
2017/9/25(月) 午前 9:11
おはようございますm(_ _)m
拙宅でもLS3/5AとSX-V1Xを
山水 MOSプレミアム で鳴らしていた時期がありました。
とても良いアンプだと思います。
響きも 良くて 雰囲気ある鳴りっぷりでした。
御指摘のとおり パワーアンプダイレクトポジションは 音の純度が高く 一皮剥けた出音でした。
[ にっぱー ]
2017/9/25(月) 午前 9:22
こんにちわぁ〜!
お元気そうで、、、、安心しました(笑)
今回の「AU-α607 MOS Premium」って、姿形はなんとなく知ってるようで知らなかったので、足跡で調べてみたら、1991年に発売されたモノなんですねぇ〜
「なるほどぉ〜、納得!」であります。
俺が40の時だから、、、氷河期の末期・AV時代の幕開け頃だから、、、きっと雑誌で見た程度なんですネ(笑)
で、いかにもサンスイって面構えが、、、、俺の興味を失わせたと思いますが(自爆)、どんだけ良い音でも、、「イメージ」は重要ですネ!(笑)
てか、当時は「ソノ気」が無かったから、、、何を見てもダメだったはずです!
で、つい先日から「普通の音」に目覚めたというか、歳をとったというか・・・
音も機器も「大袈裟はアカン!」と思うようになり、、、
困っております(大自爆)
2017/9/25(月) 午前 9:50
こんにちは!
このピアノブラックの右寄りなAMPは相当パワーがあると聞きましたが…チャンスがありませんでした(笑)
SANSUIはD-907Fexを縁あって使いましたがA7を軽々ドライブする力強さが印象的でした…あまり使わないので勿体無く思い知人に譲りましたけど(苦笑)
なのでSANSUIは力強くて鮮烈なイメージですね〜。自分はLUXMAN贔屓なんで、もうSANSUIはないと思います(苦笑)
2017/9/25(月) 午後 2:36
カピバラの部屋 さん
サンスイのMOS-FETアンプをお使いなのですね。
いまさらながら、サンスイのアンプ製作の技術とノウハウを再認識しています。
907シリーズならさらに良いのは分かっているのですが、30kg超はキツイので、
当方は607の中からできるだけ嗜好に合ったものを選んで、このアンプに至りました。
>昔、買えずに今、ジャンクで購入
いいですねぇ、こういうの。共感します。
過去の憧れを訪ねるというのは、最新製品を追いかけるよりずっと奥が深く、味わいのある趣味だと思うのは、負け惜しみではありません。(*^-^*)
2017/9/25(月) 午後 2:42
east_bred さん
>「行きつけの定食屋」・・・何処だろう?、気になります(^^ゞ。
生活圏を共有してますからねぇ。(笑)
蕎麦の「春」には行かれましたか。市内では他より断然蕎麦らしい蕎麦を出してくれると思います。ちなみに鮨は「一貫」が、若い店主が自から築地で仕入れてくるネタを食べさせてくれます。
定食屋は駅前通りの「築地市場」が入っているビルの2階です。
アンプには「古い製品なので手を触れないで」と注意書きがあります。面白がって客がいじるのを防ぐためでしょう。アナログ派で「CDは音が薄いから聴かない」と言っておりました。
>私も専らその聴き方です(^^♪。
これ、気持良いですよね。
ただし、音が気になりだすと本を放り出してしまいますが。(*^-^*)
2017/9/25(月) 午後 2:53
にっぱー さん
>拙宅でもLS3/5AとSX-V1Xを 山水 MOSプレミアム で
>鳴らしていた時期がありました。
そうでしたか。印象はどうでしたか。
私の耳には長岡さんが言う「マニア向けのハイクォリティサウンド」というよりも適度な分解能がありながらそれを前面には出さない、ゆったりした美音という風に聴こえています。
>響きも 良くて 雰囲気ある鳴りっぷりでした。
そうそう、響きに優しさと力強さが同居して、おっしゃる通り雰囲気のある音楽を奏でます。以前使ったことのあるα607、α607DRとは全然別物です。(*^-^*)
2017/9/25(月) 午後 3:01
Zジジイ さん
>1991年に発売されたモノなんですねぇ〜
オデオにとっては古き良き時代ですが、Zさんは氷河期でしたか。男の40代は働きざかりで、仕事に家庭に、とてもゆっくり音楽を聴いている時間はないですね。私もそれに近かったかな。
>いかにもサンスイって面構えが、、、、俺の興味を失わせたと思いますが
あれっ、サンスイはNGでしたか。607は入門機ですが、907シリーズなら価格も評価も高かったはずですけど。
>で、つい先日から「普通の音」に目覚めたというか、歳をとったというか・・・
おっ、ようやく共通の土俵で語り合える時が来たかも。(爆)
>音も機器も「大袈裟はアカン!」と思うようになり、、、
当方など、ずーーっとその路線ですが、主たる理由はフトコロ具合と音環境なので、制限がはずされれば「大袈裟路線」に・・・いや、体力も衰えてきたし、いまさら行けませんねぇ。(*^-^*)
2017/9/25(月) 午後 3:10
エディさん
>このピアノブラックの右寄りなAMPは相当パワーがあると聞きましたが…
長岡氏の解説にもあるように、強力電源ながらパワーを抑え、質的向上をねらったもので、8Ωのスピーカーで45W×2というのは、ずいぶん低めのスペックです。もちろん、パワー表示と駆動力は比例しませんが、このアンプは情緒的表出に特徴ありと聴いています。パワーという点では、907シリーズは凄いですね。
>なのでSANSUIは力強くて鮮烈なイメージですね〜。
まさにその通りで、静かな音楽を好む私には向かないと思い、ずっとラックスと海外製品を使ってきましたが、このAU-α607 MOS Premiumはジャストフィットしています。
>自分はLUXMAN贔屓なんで
えっ!えー?驚きました。
エディさんといえば、JBLでギンギンのロックを・・・と思っておりましたが、あれは過去のことなのですね。最近、巡回をさぼっていて、皆さまの嗜好の変化、成長ぶりを存じ上げず失礼しました。
LUXMANのどこか温かくヒューマンな製品は私も大好きです。(*^-^*)
2017/9/25(月) 午後 3:26
‘真打ち’プリメイン登場、おめでとうございます。
8月はついに更新がなかったので、9月は? と待っておりました^^。
> POWER AMP DIRECT端子につなぎ、フロントのセレクトつまみをNORMALに合わせ、
つまり AU-α607 MOS Premiumのパワーアンプ部だけを使うわけですね。
> 18.8kgの重量も高齢者ハンドリングの許容範囲。
私は、8.8kgくらいが限界です^^;;。
※最近、Diamond 220に関心が向き、拙記事にて貴記事を無断で引かせていただきました m(_ _)m。
う〜ん、Zジジイさんの動画も参照したので、Zさんにも断りを入れねば失礼になりそうですね〜(汗;)。
[ へうたむ ]
2017/9/27(水) 午前 1:15
こんばんは♪
ご無沙汰しております。お元気でそうで何よりです!ヽ(^О^)ノ
山水のMOSは小生も大好きで、プリメインはAU-D907MOS、AU-X111MOS、AU-X1111MOSを使用したことがあります。
たっちんさんの印象と一緒で、肉厚でコクのあるサウンドがクセになりますね(笑)太く豊かという点ではマッキンとも相通じる点もありますが、響きはマッキンように響き過ぎる癖も無く高域の解像度も十分でした。
定番ジャズや小生が大好きな女性ヴォーカル系との相性はバッチリでした。たっちんさんのお好きな歌姫とのマッチングもバッチリでは!(笑)☆〜(^-゜)v
2017/9/28(木) 午前 0:44
へうたむ さん
パワーダイレクトの説明、回りくどいですが、そもそも前面のつまみ位置がNORMALなどというのがヘンではありませんか。(笑)
プリメインアンプでは、プリに入力して内部でパワーに渡す・・・というショートカットなしの経路がNORMALだと思うのですが、このアンプには開発者のこだわりがあるみたいです。
>最近、Diamond 220に関心が向き
小さくてデザイン性はあるし、ブランドには歴史の薫りもあって人気スピーカーの1つです。ただ、人気ゆえに直輸入の業者が増え、ヤフオクでもダブつき気味で、価格は下がっているようです。(*^-^*)
2017/9/28(木) 午前 3:59
なめちゃん仙人さま
>山水のMOSは小生も大好きで〜
さすがに重くて高級なアンプばかりですね。
私には持ち上がらないので、607の枠を越えないようにしています。(笑)
>肉厚でコクのあるサウンドがクセになりますね(笑)
>たっちんさんのお好きな歌姫とのマッチングもバッチリでは!(笑)☆
大型のスピーカーでは力不足を露呈しそうですが、私が普段鳴らしている小〜中型のスピーカーだと、パワーを抑えた質の良さが生きて、とても有機的な音を鳴らします。最近のアンプがくっきりはっきりだけど無機質傾向なのとは対極です。(*^-^*)
2017/9/28(木) 午前 4:11
<ナイス>クリック御礼
こば さん
だいくみや さん
flattwin さん
狂治 さん
カピバラの部屋 さん
jazzclub さん
うしお さん
altum さん
naimnacnap さん
Zジジイ さん
east_bred さん
長谷川平蔵 さん
kico さん
さくどう親父 さん
にっぱー さん
びーわん さん
minstrel さん
tom*do*ma*a さん
kazuya373minami さん
Dragon_Air_Mot... さん
うに さん
男のカワサキ さん
あゆみ さん
勝手気ままな記事に対し、
たくさんの皆さまにナイスをいただきました。
恐縮です。そして、ありがとうございます。
2017/9/28(木) 午後 11:36
SANSUI AU-X1111MOS VINTAGE に KEF LS3/5a SignatureModel をバイワイヤー接続していますが、音源はほとんど KENWOOD L-02T のみです。パソコンを見ながら聞き流している状態です。
[ atakada ]
2017/10/4(水) 午前 1:53
父親の遺品となったタンノイのバークレーを修理しようかと思って調べていたら、新しいLEGACYシリーズとしてアーデン、チェビオット、イートンが発売されているのですね(バークレーは無し)。
[ atakada ]
2017/10/12(木) 午前 3:16
atakada さん
コメントありがとうございます。
AU-X1111MOS VINTAGEは、今作ったらいくらになるか・・という良質のアンプですね。
タンノイの新しいレガシーシリーズのことは知りませんでした。大いに気になるところですが、機器の入れ替えは原則打ち止めなので(笑)、手は出せません。でも、「バークレー」がラインナップされていないというのは気に入りませんね。私も、いろいろ迷って無理してバークレーを買った一人なので、愛着がありますし、名前の響きからしてシリーズ中一番良い音がしそうですから。(*^-^*)
2017/11/1(水) 午後 3:21