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先週末のことですが、知人が出演するコンサートを聴きに、なめちゃん仙人さまのお膝元である所沢市民文化センターミューズに出掛けました。春日部→所沢の移動は電車です。所要時間は大宮から川越を経由して1時間20分ほど。
所沢と言えば食いしん坊の我が家では「焼だんご」が浮かびます。甘辛のたれが塗られたみたらし団子ではなく、米粉のだんごにこんがりと焼き目を付け醤油を塗った地域グルメです。お餅の磯辺焼きに近い味わいですが、焦げた醤油の匂いがたまらない逸品。
とくに家人は群馬の「焼まんじゅう」、埼玉西部の「焼だんご」、埼玉県北の「フライ(キャベツのないお好み焼き)」などこうした地域グルメに目がありません。 当初はそれをまずいただいて夕刻からのコンサートに向かおうというプランを立てたのですが、13時〜18時の間の時間を有効に使う方法が思い当たりません。そこで、同じく焼だんごの名店と史跡の多い川越で日中を過ごし、所沢に移動するという計画に変更しました。
蓮馨寺(れんけいじ)という寺院に隣接した松山商店に着いたのはお昼少し前。売り切れもありうる人気店とのことで、観光客の混雑を心配しましたが観光の中心地区から少し離れているためか、我々が一番乗り。焼だんご一皿(5本)とサイダーを食し、夜食用に5本のおみやげ包みをお願いして、まずは計画通りのスタートです。
川越は何度も訪れているので、「時の鐘」「菓子屋横丁」「蔵づくりの街なみ」「川越城本丸御殿」「喜多院」など主要スポットは訪問ずみ。話題のクレアモールゾーンは鎌倉の小町通りを連想させる観光客向けの商店街で、我々にはピンと来ません。
と思いつつ歩いていると、焼だんごの店とうなぎ屋がやたらと目につきます。埼玉でうなぎといえば浦和ということになっていますが、川越も負けずにうなぎの名店が多いようです。一番人気の店では炎天下にもかかわらず10人を超える行列が道路にはみ出していました。当日は金曜でしたが、土日にはさらにたいへんなことになるのでしょう。
当方は並んでまで食べさせていただくとか、店主の言うとおりに食す、などという店と客のあり方はご免こうむりたい方なので、並ばなくてよい感じの良い店でうなぎを食すことにしました。店内の雰囲気、接客、さらには価格も納得の店は味も品のよい上質なもので、浦和の力強いうなぎとは異なる土地柄を感じさせるものでありました。
さて市内の行先ですが、ひとひねりして喜多院参道近くの「川越歴史博物館」を覗いてみることにしました。市営の博物館などがありますが、完全民営(市の補助金的なものは出ていないとのこと)のこちらには、本物の武具などがあると知り、がぜん興味が湧きました。
入口を入ると、失礼ながら昔の場末の映画館を思わせる時代がかった受付カウンターがあり中年の男性が心配そうな様子で「有料なんですが」と。お金がかかるなら入るのは止めようという観光客にがっかりさせられることが多いのかもしれません。
外は35度近い暑さなので、空調のある館内に逃げ込むのはそれだけでもありがたいので、躊躇なくチケットを買って展示室へ。1階には江戸時代の捕物道具類と櫛や矢立などの生活道具の展示があり、大小さまざまな十手、犯人捕獲のための刺股(さすまた)などが、リアルに時代を伝えています。 受付の男性係員はめったにない来館者に気をよくしたのか、小型の十手は武具としての機能はなく目明しの身分証にすぎなかったとか、刺股は胴を押さえつけるのではなく足をからめるのだとか言ったうんちくを熱心に説明してくれました。
家人と時代小説で得た浅薄な知識に照らしつつ静かに拝見したかったのですが、有り難くもあり煩くもあり・・・。
さすがに2、3階までは同行してこなかったので、古色蒼然たる鎧兜や縄文土器(これは展示の意図が???でしたが)などから時空を超えたオーラ(本物の迫力)を受けて、拝観終了。 建物は広くもきれいでもありませんが、貴重な展示品は一見の価値あり。なかなかに充実した時間でした。
その後、山野楽器のCD売場をひやかして「山野楽器オリジナル解説付き」の『グイド・レーニの時代の音楽』というレアなCDを購入し、西武線で航空公園前駅へ。
時間つぶしに書店やCDショップに寄ると
ついつい買うものを見つけようとしてしまう。
このCDはヴィオラ・ダ・ガンバやアーチェリー・リュートなど
珍しい古楽器がアンサンブルに加わっており音もすこぶる良い。
新星堂やディスクユニオンなど有力販売店が
名盤の復活輸入をするケースがあるが、これもそうした一枚。
盤の存在は知らなかったが一期一会と思い購入した。
駅前からホールへ向かう道路は広々とした中央分離帯を有する片側3車線の立派なもので、自転車専用レーンを含む歩道の広さと樹齢数百年を思わせる巨木の街路樹が印象的な街並みを形成していました。住みやすそうな良いところです。
コンサートはオペラ・アリアを複数の出演者が順に歌っていくというごくオーソドックスなものですが、ピアノ伴奏でなくオーケストラというのが音響好きには嬉しい限り。知人はサラリーマン時代の同僚で、プロではなく趣味の一環として声楽の勉強中。
一時期アポジーのカリパー・シグネイチャーを鳴らしていたオーディオファンでもあります。
所沢市民文化センターミューズのメインホールは素晴らしいもので、もしかしたら埼玉県内では一二を争うレベルではないかと思いました。正面に据えられたパイプオルガンも都内の有名ホールと遜色ないように感じました。
久々の生オーケストラでしたが、ヴァイオリン群の響きがきれいですし、コントラバスのうなりもちゃんと聴き取れ、音響的な制御も行き届いているようです。自室でもこういう自然な響きで鳴らしたいと思わずにはいられません。 最近のホールは元来の残響性能をエレクトロニクスの力でさらに向上させて極上の響きを創りだしているところも少なくありません。で何気なく天井や壁を見ると、何やら音響装置の気配。壁の木枠に取り付けられた四角い箱、天井の黒い三角ピラミッド、これらがオーディオ装置なのでしょうか。
気持の良い音の洪水を浴びながら、本日のささやかな旅はしめくくられました。 |
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コメント(2)
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Very graceful sound and appearance !
久々のスピーカーレビュー記事、採り上げるのはFOCAL/Aria906です。
機材、とくにスピーカーは「減らすだけ」という方針のはずでしたが、部屋の完成に合わせて記念に(こういう理由づけは卑怯なのですが)1ペアということでセレクトしたのがこのAria906です。
FOCALのスピーカーは以前にJMlab/Tantal507というのを所有したことがありましたが、元気は良いものの、音が粗くて長くは使えませんでした。
今回のAria906は、ペア20万円くらいまででポピュラーになりすぎない製品という視点から、雑誌やネットでかなり時間をかけてリサーチしたした結果選び出したものです。デザインのスマートさもキメ手の一つになりました。検索の過程で、ブロ友のお一人が入手されたという記事にもぶつかりましたが、その方も音の良さに魅せられて予定外の購入だったそうで、手形の裏書きをいただいたような気分でした。(笑) さて、入手して新ルームに設置するとどうもピンとこない鳴りなので、音が良くわかっているリビングに移して再試聴。ここで、Aria906の真価を聴くことができた思いです。多くのレビュアーが指摘されているように音の伸びやかさと広がりが際立つスピーカーといえるかもしれません。
アンプとプレーヤーはラックス/LX−32u、CDプレーヤーはSONY/CD-XA5400ESの組合せです。 とくに良かったのはこんなディスクたち。
聴こえ方の一端を紹介すると・・・
最近、個人的にフォーカスを当てているローリンド・アルメイダのボサノバアルバムの2in1はいずれも1962年の録音ですが、音の鮮度と浮遊感はとてもその年代のものとは思えないほどで、ギター、サックス、フルート、パーカッションなど各楽器の音の楽しさを存分に味わうことができます。といっても、ひたすら鮮明にというタイプではなく、耳に心地よいところで音の刺激感をフワッと空中に溶かしてしまう小粋なまとめ方。 フランソワーズ・アルディは、もちろんフランスのスピーカーだからというのがここで挙げた理由ですが、聴きなれた名曲「もう森へなんか行かない」がスピーカーの外側にまで音場を広げて、哀愁を漂わせます。後ろに控えるスターリングの重さのある響きと異なる良い意味での“軽さ”を伴った音の表情は、やはり製品を生んだお国柄の反映を感じさせます。
yutube 「もう森へなんか行かない」
https://youtu.be/-CF189_NoCA クラシックは、大規模なオーケストラより小編成の室内楽がマッチします。このCDではオーボエ、ヴィオラ、チェロ、チェンバロなどが聴けますが、曲の性格もあってバッハの厳格さより音楽の愉悦が各楽器の対話や重なりを通して聴き手にもたらされます。ツィーターが優秀でないときれいに聴けないチェンバロや必要な沈み込みを伴ったチェロの低音もほぼ文句なし。
と、ざっと印象を述べましたが、特徴である逆ドームのツィーターは高域を細くしすぎることなく音のふくらみを失わずに高域を鳴らすので、響きが有機的で生理的に心地よいものです。また、写真では白っぽく写っているウーファーは植物(亜麻)の繊維とグラスファイバーのハイブリッドで、セールスポイントの一つになっているらしいのですが、聴いた印象ではごく自然な響きで、これまで聴いてきた優れたスピーカーたちとの違いは明確には聴き取れませんでした。
ハードなジャズや激しいロックに特化した聴き方でなければ、たいていの音楽を優美に鳴らす魅力的なスピーカーのひとつだと思いました。
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なかなか部屋の響きが落ち着きません。
家具があまりない状態で手をたたくと、“ビーン”という高域の濁りが残り、立派にフラッターエコーが存在します。 新ルームは長辺の2面が壁(遮音ボードの上に壁紙)で、短辺の一方はカーテン+ウッドブラインド、もう一方はモノ入れスペースで、短辺方向の音の反射は問題になりません。
まずは、向かい合った壁面の反射音の調整が必要です。高価な音響パネルがいろいろと開発されていますが、あまりおおげさでないもので対策を講じることにしました。今回効果が得られたのは「硬質吸音フェルトボード」という製品で、大きさは400mm×400mm、厚さは9mm。
6枚5,000円というリーズナブルな価格も選定理由で、いちおうデータシートが付いています。データの出どころからも中国製品であることがわかりますが、この他にも吸音ウレタンなどメイドインチャイナの各種調音アイテム(怪しげなものもあります)がアマゾンに出品されています。 スピーカーは部屋の長辺設置が不正な反射には有利と言われていますが、夜景を見ながらBGMなどとタワごとを言っているのと、映像を100インチで投影するための投射距離の関係で、スピーカーは短辺のウッドブラインドを背にした設置を第一候補にトライアル中。 で、上記ボードを左右の広い壁面に正対しないよう位置をずらして2枚ずつピンで止めると、ピタリとフラッターエコーが消えました。 次は一次反射面と呼ばれるスピーカーと聴取位置との中間の壁面処理です。音工房Zさんから仕入れた木片を組み合わせた手製の拡散ボードを設置すると、活気が加わるというか明るくにぎやかな音になりました。ロックやアニソンには好適かもしれませんが、ジャズヴォーカル&クラシック系の楽器音となると私の目指す音から離れるので、反射より吸音寄りに調整。厚めの布(音対策用に用意したひざかけ。上の写真で「ふっかちゃん」が覗いている個所)で少しだけ吸音すると落ち着いた音になりました。ちなみに、無対策状態では“ここに壁があるぞ”という反射で、音の広がりが制限されるようです。 拡散ボードはスピーカーの間に設置するとヴォーカルの定位がさらに明確になり、細部もいっそう克明に聴き取れるので、しばらくはこの位置で。(下の写真は設置前ですが、中央スピーカーペアの上です) なお、鳴らしていないスピーカーを反射板代わりにスピーカー間に凹凸を付けて並べると、演奏会場のステージの背面のような見た目と音の雰囲気になりました。後ろの収納スペースに押し込めるより、聴取位置での音の響きにプラスに働いているようです。とはいえ、ガレージメーカーの試聴室もどきなので、音対策の完了時には視野からはずす予定です。 そのほか、左側の壁にはCD&DVDの収納を兼ねた書棚(天井突っ張り方式)を設置しました。 中段には吸音担当のチビキャラたち。
その下にはオーディオ読み物を入れてみました。
ざっとこんな環境で鳴らし始めましたが、3方向の解放が可能だったリビングに比べ、狭い場所に閉じ込められた閉塞感で音もちぢこまり、当初は聞けたものではありませんでした。
オーディオ用途はあきらめて、仕事部屋にしてしまおうかと思ったくらいです。 とはいえ、近隣への気兼ねなく聞ける環境確保のための部屋ですので、密閉状態と折り合いをつけるしかありません。 コーナーに吸音材の束を置いたり、ラグの位置を調整したりで何とか左右の壁を意識しない広がりが聴けるようになってきました。 目下の駆動機器はこんなところ。 AMP:ONIX/A-25 SANSUI/α607MosPlemium CDP:Philips/LHH300B フラッターエコーは軽減できたものの、低音はまだタレ流しに近く、重量級アンプの本領発揮にはさらなる対策が必要な状態なので、目下はつなぎのほどほどアンプで。(^^;
いま鳴らしているのはスペンドールBCⅡ。従来のリビングでは小型スピーカーの描く広々した空間表現が魅力でしたが、この部屋ではその良さがあまり聴き取れず、逆にBCⅡはリビングで聴けたゆったりと柔らかなビロードのような感触はやや後退し、BBCモニターを源流にするスピーカーらしく、彫琢の深いこまかな表現力を発揮するようになりました。 どうやらこの部屋は音響配慮の天井材などを指定したためか、中高域の明瞭さに特徴があるようです。ただ、前述の通り低音は量感がありながらこもらずスッと抜けるという理想にはほど遠く、道は遥かなりというところ。 あまり参考にならないレポートですが、「硬質吸音フェルトボード」は有用で、コーナー設置など工夫次第でかなり使えるアイテムだと思います。長めの押しピンで止められるので、壁の設置跡は目立ちません。色のバリエーションも多く、インテリア的な配慮にも応えられるでしょう。
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一応の完成はみたものの、満足な音出しまではまだまだ道遥かです。
工事の中でいちばんの難物は専用線の増設でした。集合住宅なので天井裏に入って電線増設工事というわけにもいかず、天井に点検口を設けることで何とか対処。
これが増設に伴って新しくなった分電盤。
5番の専用コンセントというのが、増設線のブレーカーです。
壁コン以降も「アイソレーション電源トランス」などの本格的(?)電源装置の導入が検討されますが、経済性とインテリアの両面で消極的。
かといって、集合住宅の良好とはいえない電源環境に混入したノイズを除去する必要はあろうかと、電源タップはこんな選択をしました。
特筆すべきは、強力なノイズフィルターとサージプロテクト、
加えてアナログ機器の電源とデジタル機器の電源を独立遮断させることで、
双方の干渉ノイズを制御しています。
正弦波追跡保護機能、アイソレイショーションフィルターバンク機能
搭載の非メッキ化改良ヴァージョン。
上記のキャプションは製品の“売り文句”の引用で鵜呑みにはできませんが、まぁお守りと言うかおまじないというか。(笑)
さて、スピーカーの設置位置を部屋のどこにするかというのがセッティングの肝になりますが、壁面に対して斜めに角度を付けるというのは、反射の悪影響は最小になるものの、何とも落ち着かないので除外。
となると長辺か短辺かという2択になります。識者と敬う皆様の間では「長辺が良い」の意見多し。それはスピーカーの間隔を広めにとって何もない空間に演奏者が浮かび上がるという聴き方を好む私にとっても好都合なのですが、安定感と生活動線の利便性は短辺置きなんですよね。 たまには、地方マンションの5階(高層の建物が視界にない)という利点を生かし、バックの夜景を眺めながらマントバーニの「シャルメーヌ」を聴きたいという要望にはベランダ側を向いた短辺がマッチします。
ただし、全面ガラスのアルミサッシはそのままでは音的には最悪なので、ちょっと奮発したのがウッドブラインドです。カーテンだけでは高音を吸収するばかりで艶のない音になりがち。カーテンの室内側に天然木のブラインドを配してできるだけ自然な反射音を得たい、場合によっては開閉角度の調整で音の拡散もねらいたいという虫のいい期待を持っての設置ですが、いまのところ効果は微妙。(^^;
リスニング時のカーテンはレースのみを広げ、
厚手のものは左右にまとめて低音の吸収を図りますが、
まだ低音が溜まるので、工務店さんから壁内吸音ウールの残りを
分けてもらい、意匠を工夫して配置する予定です。
吸音で影響が大きいのはソファです。音の反射を考慮すると革張りはNG。布製仕上げのものを選択すべし、などとセッティングの原則を説いた本には書かれていますが、どうしても避けられないソファのへたり感というやつが嫌いなので、今回はこんなものを選択。
ニーチェアのロッキングタイプでオットマンを加えるとかなりの金額になり、家人の分と2組を揃えたのでキツかったです。本体はともかく、いかに高品質材とはいえ百均にも売っているようなアウトドア用の簡易なオットマンだけで約2万円は高い!・・・と、愚痴るくらいなら買わなければ良いわけで、定評を確立したニーチェアの勝利ですね。
ようやく最後の大物、CD収納を兼ねた書棚が到着。
天井突っ張り式の薄型のもので、
これを設置するだけで響きが変わります。
場合によっては吸音ウールの部分収納が効果的かも。
ロッキングチェアは多くのレビュー通りまどろんでしまう心地良さですが、通常のヒヤリングには少々低すぎるので、シビアに聴くときは別の椅子を持ち出すという馬鹿なことをしております。(>_<)
といったように、まだ家具とスピーカーの配置が流動的ですが、音はいろいろとトライアル中。しかーし、理想とする音のレベルの半分にも達しておりません。
反響音の制御はもちろんですがこれまでのリビング(実質10畳+3方向のドア開放で空間拡大可能)に比べてエアボリュームが小さくなっているため、6畳の限界を痛感しています。ともかく、音の伸びやかさを確保するのが難しそう。 しかしそれを言ってもはじまりません。「4畳半でも良い音を聴いている人はいる」という事実を支えに少しずつ出音の向上と取り組んでいかなければなりません。 救いは音のタチが悪くないこと。まだフラッターエコーもブーミングも未制御ですが響き自体はきれいで、細かな音も聴き取りやすいという鳴り方をしてくれています。 これは、音工房Zさんの乱反射ブロック。拡散ボードの自作を計画中。
本格的にオーディオと取り組んでおられる方々の間では、近年音響パネルの導入がごく当たり前になっていますが、大型ツールの活用は最後の一手。
細かなことですが、たとえば壁紙の接着剤の乾燥はまだ進行中で反射音に影響しなくなるまでにはさらに数週間を要するだろうなというのが実感です。したがって、あわてず焦らず、部屋の各要素の変化を見極めつつ、セッティングやルームアコースティックの基盤をしっかり固めることがまずは肝要という方針でしばらくは格闘しなければならないようです。
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工事も残すところあと2日となりました。
天井は、木枠を組んで壁と同じ吸音ウールで埋め、その上に遮音ボードとクリアトーンが貼られました。
オーディオやシアター用の部屋では照明も無視できないので、壁や天井に埋め込む形での間接照明も検討しましたが、防音施工へのマイナスや掃除のしやすさなどを考えると疑問もあり、色温度を変えられるLEDの天井灯を使うことにしました。リモコン操作で間接照明風の効果も出せますから。
内装仕上げ前で壁がむき出しなのはご容赦。
5階なので夜景はまんざらでもないのですが、
チェーン外食店のネオンが目立つのがちょっと・・・。
読書用、観賞用など部屋の使用目的に合わせて
色温度や発光部位をコントロールできるので、
演奏の表情を感じ取りやすい環境が作れそうです。
対面となる床にはオトユカという材料が使われます。見た目は普通のフローリングのようですが、歩くと弾力があって物を落とした時の衝撃音などに効きそうです。
そして、ついに大物の防音ドアが付きました。大した厚みではないのに47kgもあるので、工事の方は2人がかりで最後の蝶番の勘合に取り掛かっていました。とはいえ、演奏会場の10cmもあるドアと違いやっぱり家庭用、ドア越しはまったく無音というわけにはいかないようです。
現在リスニングルームを兼ねているリビング側からの絵面。
ドアの周囲が仕上がっていないのでまだ見栄えは良くありませんが、
高さのあるドアは特別な部屋の雰囲気も少々。
残るは壁紙などの内装仕上げとカーテンおよびウッドブラインドの取り付け、最後に増設専用線の通電(ブレーカーを増やすので)と入れ替えたエアコンの取り付けです。
今週末には一応の完成をみることになりますが、来週は長期の出張があるため、音の響きをちゃんと聴けるのは再来週になります。
苦しみの音レポが始まるのはしばらく先延ばしです。(^^;
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