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音の味わい、人の味わい
オーディオに癒しの音を求めて・・・ギターもちょっぴり

書庫人の味わい〜交友抄

お知り合い、友人についての書き込みです。本当に大切な人だけなので、数は多くありません。

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ある晩、携帯が鳴った。とっくに8時を過ぎているので仕事の電話ということはないし、ほとんどの通話相手である家人は在宅している。さては、最近増えているという携帯への怪しい電話かと思いつつ、画面を見ると、ブロ友の彼ではないか。
電話に出ると、相変わらず元気はつらつの声で「検査がどうしたとか記事を書いて、そのままというのはアレでしょ」とガツン。ごもっともである。
ならば、彼をネタにして記事をアップし、いちおう元気であることを公示しようというのがこの記事掲載の経緯である。もちろん、彼を取り上げるのは、この書庫に登場させるにふさわしい敬意を払っているからこそであることを申し添えたい。

ついでながら、私のシビレ(今は沈静化)の症状に当面の危険はないらしいが、正体、原因は不明のまま。各種検査の過程で思いがけず甲状腺のシコリが発見された。これは良性のものだが、半年ごとに変質を検査するということで、次回は半年先とさしたる緊張感はない。指摘部位もエコー撮影をしなければ死ぬまでわからなかった病巣かと思うが、こんなものの一つや二つ、詳細に調べれば誰にでもあるのではないだろうか。
また、記事アップや巡回ができないのは、自分を含めたジジ&ばばボランティアに忙しく、ブログに割く時間がとれないためで、疎遠になっているブログサークルのみなさまにはご容赦をお願いしておきたいが、定期巡回はなんとか復活させたいと思っている。

さて、この「人の味わい〜交友抄」の書庫に記事をアップするのは4年ぶりになる。『音の味わい、人の味わい』という本ブログのタイトルの半分はこの書庫を意識したものだったが、実際の記事の大半はオーディオとギターに関連した「音」に関するものになってしまった。

そのためか、交友抄でとりあげるのが前回の「あなろぐふぁん」さんに続いて今回もブログを通じて知り合った方である。それはつまり、私の交友の軌跡においてオーディオがいかに大きな役割を果たしてくれたかを示しているといえるだろう。

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前置きはこれくらいにして、X(エックス)さんへの謝辞を記そう。Xさんというのはもちろん仮称なのだが、記事を読み進めればブログサークル内の人にはすぐにわかってしまう。それほど個性に富んだキャラクターの持ち主である。ではあっても、ブログ上の呼称をそのまま使うのはきっとご本人が嫌がるだろうからここではあくまでも「Xさん」としておく。

Xさんのお住まいは日本海側の某県である。・・・これで、半分くらいの読者は「あぁ!」と思ったかもしれない。上のシルエットイメージを加えれば、90%以上の正答率か。(笑)
彼にはこれまで2度、お目にかかっている。その他、電話では何度も話している。一昨日も、私がしばらくブログから遠ざかり、巡回さえしないことを気にかけてくださって「生きてるか〜?!」の確認電話をいただいた。稀有なほどに気配りの人である。これは、<生来の性格>+<県民性>+<長年お勤めになっていた職場環境で磨き上げたビジネススキル>が三位一体になったものだと分析しているのだが、どんなお仕事をされていたかは極秘事項に属するので、ここで明らかにすることはできない。

私は、ブログに別掲している網膜剥離の後遺症で左目の視力が低下し、とくに夜間で照明の十分でないところでは黒い衣服の通行者を見極め切れない。緊急時以外はハンドルを握るのを止めたのは不測の事態を避けるためである。したがって、旅行や遠距離移動はもっぱら鉄道を利用している。
そんな私がXさんお住まいの地方を旅行すると知るや、彼は頼まれもしないのにドライバー兼ガイドを買って出てくれた。おかげで、日本で有数の外湯(共同浴場)や海になだれ落ちるような見事な棚田の風情を堪能することができた。鉄道やバスを乗り継いでの旅だったら、たぶん訪れることはなかった場所である。

以来、Xさんは単なる知人の枠を越えた存在になった。彼の飾らない物言いもあり、お互い遠慮なしにたいていのことは聞ける関係にあるとこちらは思っているが、Xさん自身は存外遠慮があるのかもしれない。
いや待てよ、「お前は金持ちか?」とか、「ジジイの残尿感対策はこうしろ!」とか、とても2度目の顔合わせとは思えない会話も多々あったことを思えば、遠慮などハナから意識の外なのだろう。

20年前には想像しえなかったネット環境がもたらしてくれた思いもよらない交わりだが、これまでの友人たちにはない個性の持ち主で、私の世の中を見る目を少なからず広げてくれた。Xさんがご家族を大切にしつつ、目いっぱい元気に日々を生きておられることを思うと、こちらも元気だと格好をつけないわけにはいかない。まるで栄養ドリンクのような存在である。

Xさんは、型破りで磊落な印象だが、情にあふれた他者優先の人でもある。しかも滅私ではなく自己主張を貫いての他者優先であるところがこの人のスゴイところで、凡人にはとうてい真似できない。

JBLの大型スピーカーを設置するXさんが鳴らしたいのは清澄でスケールの豊かな音だと、彼の音を初めて聴かせていただいたときに直感した。そうした音はその時点ですで実現しておられたように思うが、そこにご自身の個性の反映は少なく、ハイグレードながら優等生的に整った音ともいえた。しかし、最近は自身のかつての夢や遊びの要素も取り入れたセカンド(というにはあまりにも贅沢な)システムを揃え、世のオーディオ好き垂涎の環境を楽しんでおられる。

世俗に生きる以上、心配事がないはずはないが、そんなものを吹っ飛ばして疾走するXさんは、まことにカッコイイ還暦越えオヤジである。
この交友抄に一方的に掲載するのは僭越なのですが、今回はお許しを請うしかありません。
 
「ALTECのある部屋」というブログを運営されていた『あなろぐふぁん』さんが亡くなられました。
杉ちゃんからゲスブにお知らせをいただいたのですが、にわかには信じられませんでした。
 
あなろぐふぁんさんとは、瀬川冬樹氏の文章、感性が大好きという共通項があり、私の記事に次のようなコメントを寄せていただいたことがあります。
 
(あなろぐふぁんさんのコメント)
 
瀬川氏とスペンドールへの思い入れが非常によく伝わってきました。
昭和52、3年ごろ、デパートのオーディオショップにKEF104と並んで置いてあったシーンを思い出します。
その反対側にレキュタングラーに替わって新しく発売されたTANNOYアーデンもありましたっけ・・
毎月1回、あのふっくらしたお顔で丁寧に説明してくださる姿は男ながら惚れ惚れして遠くから眺めておりました(笑)
試聴に聴いた展覧会の絵が見事な定位と豊かな色彩で鳴ったことが懐かしく思い出されます。
それにしても20数年前のお話をよくまあ覚えていらっしゃいますね♪
くりくりした優しい目で説明される瀬川さんの熱意と誠意が非常によく伝わってきます♪
 
メーカーや代理店におべんちゃらを言えない方でしたから業界の中ではきっと風当たりも強かったのでしょうね・・
こういう方達が姿を消してしまった今ではオーディオ誌も全く魅力がなくなってしまい殆んど手にすることもありません・・
【読ませる評論家】待望論者のひとりであります(笑)
 
私がごあいさつの写真を掲載したあと、すぐに次のコメントを添えてご自身の写真を掲載されたのも、記憶に残る出来事でした。
 
先鞭をつけられたTOMOさんや頑固親父さん、たっちんさんを見習って私も勇気を出して生顔を出してみました♪
お見苦しいところがあった際にはご勘弁!(笑)
 
その記事には、今も穏やかに微笑むあなろぐふぁんさんが。
 
オーディオ機器はもちろん、ジャズやクラシック音楽への愛情と知識を分けていただいたことが懐かしく思い出されます。
ごく最近まで、重い機器を会場に運んで、一般の方向けのレコードコンサートを開いていたオーディオと音楽の伝道者でもありました。
 
天上界では、「やすらかにおやすみ」などせず、きっとお好きな音楽を楽しんでおられることと思います。
 
先輩、ありがとうございました。m(_ _)m
 

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このブログは、オーディオとギターをキーワードにスタートしたのですが、この両方で接点のある珍しい方がAさん。

はじめてお会いしたのは、7年ほど前の清里(山梨県)でのギター合宿。旧知の女性と組んで見事なギターデュオを聴かせていただきました。

このAさん、実は大手音楽出版社の編集者であり、長岡さんのムック本や、寺島さんの『丸ごと一冊寺島靖国』などを手がけて、巻末には堂々編集人としての記名がある実力者です。

そして、今はサラリーマン生活から退かれ、「真空管オーディオ協議会」という優雅なお名前の団体を運営。毎年10月には『真空管オーディオフェア』などという楽しげなイベントを開いておられます。

昨日、若手ギタリスト柳真一郎さんのコンサートの折に久しぶりにお会いし、ギターとオーディオという、マイナー×マイナー ⇒ 日本で30人くらいの極小マイナー(笑)の世界で悠々と楽しんでおられるお姿を拝見し、当方は修行が足らんと反省した次第。

「タンノイを真空管アンプで」という最後の(?)楽しみを意図的に先延ばししているのですが、今年は『真空管オーディオフェア』に出かけて、Aさんの教えを請おうかと思っています。

Aさん、お導きのほど、よろしくお願いいたします。●█▀█▄

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満を持してというべきでしょうか、50歳を超えてからの出会いで欠かせないSさんのことを書きとめておこうと思います。Sさんは、私よりいくつか年下のクラシックギター奏者です。

私が日本で指折りの・・・と書いても身びいきだと思われるので、客観的資料として音楽の友・別冊の『日本の弦楽器奏者』という本を挙げておくことにします。この本には、我が国の音楽界が誇るヴァイオリンやチェロの名手たちと並んで、邦人のクラシックギター奏者が10人だけあげられています。草分け的存在の荘村清志さん、ギター界を牽引している感のある福田進一さん、アイドル村治佳織さん、などと並んでSさんこと柴田杏里さんの名前があります。

また、彼はスペインで開かれる「タレガ国際ギターコンクール」という、由緒あるコンクールに日本人として初めて優勝という、輝かしい経歴をお持ちです。もちろんコンクール歴がすべてではありませんが、これは一つの客観的事実です。

Sさんとの接点は、歌を趣味として(アマチュアとしてはかなり徹底して)続けている家人のスペインの歌の伴奏をお願いすることから始まりました。家人の人脈から、Sさんの名前が浮上したのです。

ギターの奏者をひととおりは知っている私に「Sさんならお願いできるがどうだろう」と、家人から相談がありました。そこには、第一線のプロがアマチュアの歌い手に付き合ってくれるだろうか、ギャラは高いのではないか、何ならお弟子さんを紹介してもらうだけでもという消極的なニュアンスがありました。

「プロに伴奏してもらえるチャンスはめったにない。一度だけのことなのだから、謝礼は安くはないだろうが、貯金をはたいてでもご本人に依頼をすべきだろう」と、私は答えました。40代ならおそらくこうは言わなかったでしょう。50代に突入してからの、人生の残り時間が少ないという自覚は、「やり残し」を惜しむ気持ちを強くさせます。(余談ながら、私のオーディオ中古品漁りも、この思いに後押しされています←言い訳かナ)

こうして、一度だけのはずでお願いしたギター伴奏でしたが、ニュアンス豊かな伴奏に触発されるところが大きく、家人はすっかりギター伴奏にハマってしまいました。今ではクラシックの歌曲では珍しく、ピアノよりはギター伴奏が彼女の標準スタイルになっています。

Sさんは、「ギターは伴奏というより歌と対等のコラボレーションで」という、私の生意気なお願いにできるだけ応じようとしてくださったり、ギター本来のスペイン歌曲以外の日本の曲までをギター伴奏に編曲してくださったりと、我々のわがままに付き合ってくれ、おかげで、家人の年に1度の定期的な演奏会も今年で8年目になりました。

お会いするのは演奏会に向けた練習の後の会食や当日の打上げの折がほとんどですが、どんな時でも、誰に対しても、プロの演奏家ぶるようなことはまったくありません。態度はいつも自然体。演奏も同様にごく自然に流れる演奏をします。技術をひけらかしたり、勝手な解釈をしてわかるヤツだけついてこいという演奏ではありません。特筆すべきは、そのリズムの正確さ・適切さと、考え抜かれた表現です。それらが、彼の演奏の<呼吸するような自然な心地良さ>の基盤になっています。そして何より、演奏するということに真摯に正対し、向上しようとする姿勢が素晴らしい音楽家です。

Sさんと知己を得たのを機に、私は20代の後半で弾くのを止めてしまったギターを再び手にするようになりました。おかげで、聴くだけのギターだけでなく、自分で鳴らすギターの時間を持つことができるようになりました(ただし、私にギターの師はありません。常に独学です)。歳の離れた知り合いもずいぶん増えました。こうして広がったギターの世界は、日々に彩(いろどり)をもたらし、乾いてしまいそうな気持ちに潤いを与えてくれています。

ギター(の世界)があってよかった・・・とつぶやいたことは、1度や2度ではありません。 Sさん、ありがとうございました。

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私の友人の中で最も年の若いAさんは、私の息子より年下です。知り合ったのは、クラシックギターのイベントで、私の手持ちの映像をダビングして進呈するというところから交流がスタートしました。たまたま、仕事に出かけた場所が彼の住まいの近くだったこともあり、居酒屋で落ち合って軽く一杯というのが、ゆっくり話をした最初でした。

自分の父親より年上のオヤジは煙たいのが普通でしょうが、彼にはそんなそぶりなど微塵もなく、同年代の友人に対するのと同じように、音楽のこと、ギターのこと、仕事を含めた将来のことなどを率直に語ってくれます。こちらがギター以外のクラシック音楽も好きだと知ると、彼自身の好きなグレン・グールドのCDをプレゼントしてくれる、そんな気遣いのできる可愛いヤツでもあります。

プロとしての活動も視野に入れているAさん。客観的には、良い師、良い仲間に恵まれ、ギター四重奏団のメンバーとしてCDを出すなど順調な歩みに見えますが、どんなジャンルであれ演奏家として生計を立てていくのは至難のことです。

今、彼は将来の人生設計を模索しているように見えます。私自身の20代を振り返れば、先の見通しなど立たず、暗闇を進むような不安を抱えての日々であることは想像できます。

しかし、偏屈な若造だった私とは違い、誰にでも好かれる彼のパーソナリティは、どこに行っても支援者を生み出すに違いありません。

彼の演奏するギターは、豊かな歌を含んだ優しい音楽です(暗譜が不十分で、飛んでしまうところもあるけれど、弾けているところは素晴らしい)。私の家にも数回演奏に来てくれました。老人ホームの慰問で、腕とハートを鍛えているとも聞きました。

その効果がどれほどのものか、近いうちに来演を打診してみようと思います。

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