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電話に出ると、相変わらず元気はつらつの声で「検査がどうしたとか記事を書いて、そのままというのはアレでしょ」とガツン。ごもっともである。
ならば、彼をネタにして記事をアップし、いちおう元気であることを公示しようというのがこの記事掲載の経緯である。もちろん、彼を取り上げるのは、この書庫に登場させるにふさわしい敬意を払っているからこそであることを申し添えたい。
ついでながら、私のシビレ(今は沈静化)の症状に当面の危険はないらしいが、正体、原因は不明のまま。各種検査の過程で思いがけず甲状腺のシコリが発見された。これは良性のものだが、半年ごとに変質を検査するということで、次回は半年先とさしたる緊張感はない。指摘部位もエコー撮影をしなければ死ぬまでわからなかった病巣かと思うが、こんなものの一つや二つ、詳細に調べれば誰にでもあるのではないだろうか。
また、記事アップや巡回ができないのは、自分を含めたジジ&ばばボランティアに忙しく、ブログに割く時間がとれないためで、疎遠になっているブログサークルのみなさまにはご容赦をお願いしておきたいが、定期巡回はなんとか復活させたいと思っている。
さて、この「人の味わい〜交友抄」の書庫に記事をアップするのは4年ぶりになる。『音の味わい、人の味わい』という本ブログのタイトルの半分はこの書庫を意識したものだったが、実際の記事の大半はオーディオとギターに関連した「音」に関するものになってしまった。
そのためか、交友抄でとりあげるのが前回の「あなろぐふぁん」さんに続いて今回もブログを通じて知り合った方である。それはつまり、私の交友の軌跡においてオーディオがいかに大きな役割を果たしてくれたかを示しているといえるだろう。
前置きはこれくらいにして、X(エックス)さんへの謝辞を記そう。Xさんというのはもちろん仮称なのだが、記事を読み進めればブログサークル内の人にはすぐにわかってしまう。それほど個性に富んだキャラクターの持ち主である。ではあっても、ブログ上の呼称をそのまま使うのはきっとご本人が嫌がるだろうからここではあくまでも「Xさん」としておく。
Xさんのお住まいは日本海側の某県である。・・・これで、半分くらいの読者は「あぁ!」と思ったかもしれない。上のシルエットイメージを加えれば、90%以上の正答率か。(笑)
彼にはこれまで2度、お目にかかっている。その他、電話では何度も話している。一昨日も、私がしばらくブログから遠ざかり、巡回さえしないことを気にかけてくださって「生きてるか〜?!」の確認電話をいただいた。稀有なほどに気配りの人である。これは、<生来の性格>+<県民性>+<長年お勤めになっていた職場環境で磨き上げたビジネススキル>が三位一体になったものだと分析しているのだが、どんなお仕事をされていたかは極秘事項に属するので、ここで明らかにすることはできない。 私は、ブログに別掲している網膜剥離の後遺症で左目の視力が低下し、とくに夜間で照明の十分でないところでは黒い衣服の通行者を見極め切れない。緊急時以外はハンドルを握るのを止めたのは不測の事態を避けるためである。したがって、旅行や遠距離移動はもっぱら鉄道を利用している。
そんな私がXさんお住まいの地方を旅行すると知るや、彼は頼まれもしないのにドライバー兼ガイドを買って出てくれた。おかげで、日本で有数の外湯(共同浴場)や海になだれ落ちるような見事な棚田の風情を堪能することができた。鉄道やバスを乗り継いでの旅だったら、たぶん訪れることはなかった場所である。 以来、Xさんは単なる知人の枠を越えた存在になった。彼の飾らない物言いもあり、お互い遠慮なしにたいていのことは聞ける関係にあるとこちらは思っているが、Xさん自身は存外遠慮があるのかもしれない。
いや待てよ、「お前は金持ちか?」とか、「ジジイの残尿感対策はこうしろ!」とか、とても2度目の顔合わせとは思えない会話も多々あったことを思えば、遠慮などハナから意識の外なのだろう。 20年前には想像しえなかったネット環境がもたらしてくれた思いもよらない交わりだが、これまでの友人たちにはない個性の持ち主で、私の世の中を見る目を少なからず広げてくれた。Xさんがご家族を大切にしつつ、目いっぱい元気に日々を生きておられることを思うと、こちらも元気だと格好をつけないわけにはいかない。まるで栄養ドリンクのような存在である。
Xさんは、型破りで磊落な印象だが、情にあふれた他者優先の人でもある。しかも滅私ではなく自己主張を貫いての他者優先であるところがこの人のスゴイところで、凡人にはとうてい真似できない。
JBLの大型スピーカーを設置するXさんが鳴らしたいのは清澄でスケールの豊かな音だと、彼の音を初めて聴かせていただいたときに直感した。そうした音はその時点ですで実現しておられたように思うが、そこにご自身の個性の反映は少なく、ハイグレードながら優等生的に整った音ともいえた。しかし、最近は自身のかつての夢や遊びの要素も取り入れたセカンド(というにはあまりにも贅沢な)システムを揃え、世のオーディオ好き垂涎の環境を楽しんでおられる。
世俗に生きる以上、心配事がないはずはないが、そんなものを吹っ飛ばして疾走するXさんは、まことにカッコイイ還暦越えオヤジである。
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