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書庫愛聴盤:弦楽合奏編

弦の音が聴きたくてオーディオやってます。

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『ヴァイオリン協奏曲集「四季」他』 SICC 324 SONY
イタリアのバロック・ヴァイオリニスト、カルミニョーラをソリストとして、ヴェニス・バロック・オーケストラが繰り広げる鮮烈な演奏がここにあります。<大胆にして過激、繊細にして高純度なパフォーマンス>という、時代がかったパッケージの形容がマトはずれには感じられないほど面白い演奏です。模範的な、あるいは標準的な「四季」を聴きたい方には全く薦められませんが、「四季」はいろいろ聞いてきたけど新鮮な演奏が・・・という方にはピッタリかもしれません。たとえば、演奏の特徴が表れやすい「夏」の第3楽章では、まさに劇的な表現でヴィヴァルディの意図を活写します。

バロック・ヴァイオリニスト、バロック・オーケストラと聞くと、ヴァイオリン形状、弓の張力などの違いによって、現代のモダン・ヴァイオリンよりも音量がやや小さめで、響きの柔らかな音を連想しがちですが、このCDは演奏のテンション、音そのものの張りや艶など、その辺のモダン・オーケストラを遥かにしのぎます。

イメージ 2 解説リーフレットの裏にはこんな写真も。これは、どうみてもクラシック演奏家のポーズとは思えず、イタリアの伊達男というしかありません。

加えて、世界初録音とされるヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲が3曲。といっても、数曲を除いては膨大なヴィヴァルディの曲を瞬時には聞き分けられないレベルの聴き手なので、すでに知られている曲たちとの区別はつきません。!(`∩´)! 
いえ、いばるところじゃなく、こちらでした。(T_T)

ところが、この3曲は格別の好録音で、装置の音にこだわる人には是非聴いていただきたい音が収録されています。これぞ弦楽合奏と言いたくなる幾層にも重なった音の厚み、ソロ・パートの切れの良い美音など、MY装置に惚れ直すに違いありません。

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■『協奏曲集・四季』ヴィヴァルディ アイオナ・ブラウン(Vn)420 482-2PHILIPS
弦楽合奏の大ベストセラーがヴィヴァルディの四季です。彼はメロディーメーカーとして傑出した才能があり、他にも沢山の作品があります。その中で、四季が格別すぐれているわけではないと思うのですが、春・夏・秋・冬という分かりやすさが良いのか、この作品の知名度はダントツです。

その分かりやすさを、演奏でも表現しているのがこのCDです。描写的に季節感を出そうとしているわけではなく、譜面を読み込んで自分たちの感じたものを表現しているのですが、ともかくソロ、合奏とも雄弁で飽きることがありません。マリナー指揮のアカデミー合奏団は厳格な英国調をどこかに放り投げて楽しんでいます。ソロのブラウンの演奏は主張のハッキリしたもので、闊達にメロディー・ラインを描いていきます。彼女はマリナーの後継者としてアカデミー合奏団を率いた才女ですが、残念ながら2004年に亡くなりました。

四季といえばイ・ムジチ合奏団の名前があがります。彼らの愉しげな、しかし範をはずさない演奏は定番にふさわしいものですが、四季を聴きたくなって手が伸びるのはこの盤です。

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■「ROSSINI:SONATAS FOR STRINGS」カメラータ・ベルン413 310-2 独グラモフォン
前掲のものと同じロッシー二の弦楽ソナタで、これは作曲者の意図に近い編成で演奏されたものです。宇野功芳氏の評によれば、「イタリアの団体ほど明るすぎず、ドイツの団体ほど暗すぎず重すぎず、見事なバランスで、柔らかく陶酔的な音色感とうっとりするような歌がどの曲にも流れている・・・」とのこと。おなじみのドイツグラモフォンのジャケットですが、個人的にはアカデミックでやや堅苦しい雰囲気をこのデザインから感じます。フューリに率いられたカメラータ・ベルンはスイスの団体で、中庸というより少しドイツ寄りに感じられますが、格調をたたえたアプローチは弦楽を聴く愉悦に溢れています。全曲盤ではなく、1,3,4,5番の4曲が収められています。1番の出だしのフレーズがささくれ立たず、ふわっと柔らかく、たっぷりした弦の重なりが聴ければ、その装置は相当なレベルでしょう。私は、装置のテストに必ずこの曲を使います。楽しみながらオーディオ装置のチェックができる、そんな嬉しい1枚です。

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■『ロッシーニ:弦楽ソナタ』 PHCP-3608〜9 PHILIPS
ロッシーニにモーツァルトとの共通性を感じるのは私だけでしょうか。天の啓示をそのまま楽譜に写したような淀みのない音楽の流れ、羽毛でなでられるような(これって、モーツァルトの形容の定番ですね)軽やかなメロディライン、ロッシーニがイタリア人である分だけ明るい歌の要素が加わって、気持ちの良い音楽です。このCDは、代表作の1つである「6つの弦楽ソナタ」、「チェロとコントラバスのための二重奏曲/二長調」他、2つの小品が収められた2枚組みのアルバムです。

ロッシーニの弦楽ソナタは弦楽合奏で演奏されることが多いのですが、これは弦楽四重奏で演奏されています。固定的な団体でなくアッカルド(Vn)、ガゾー(Vn)、ムニエ(Vc)、ペトラッキ(Cb)の、弦の名手たちが録音のために召集されたもので、団体名はありません。イタリアの艶やかな音楽を色気たっぷりに名人たちが演奏しているのですから、したたるような美音が織り成されます。たっぷりとして決して細身にならないフィリップスの録音もその心地良さに貢献しています。
各パートが1台の楽器ですから、弦楽合奏のような厚みはありませんが、パートごとの旋律線が明確で、相互の掛け合いも楽しく、これからの季節、外気を取り入れて午後の昼寝を楽しむのにピッタリです。

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■『ヘンデル合奏協奏曲 作品3』 411 482-2 PHILIPS

また、ヘンデルです。(^_^; これは作品3です。演奏はネビル・マリナー指揮のセント・マーチン・イン・ザ・フィールズ。日本ではアカデミー合奏団と言っていますが、セント〜の方がうまい団体のイメージですよね。このCDはとにかく素敵な音がします。たとえば、コンチェルト1番の第3楽章アレグロ。弦の響きに厚みと艶があって、いかにもフィリップスらしい音。オーディオ・チェックにいつも引っ張り出してしまいます。これぐらいの編成のものは、フィリップスの録音がダントツだと思います。ドイツ・グラモフォンはクリヤーだけど筋肉質。EMIはちょっとモヤッとしてます。CBSsonyはキラキラしてますが、舞台のセットのようで実体感がありません。演奏は、イギリス人主体の団体ですが、イタリアの合奏団に負けずに歌ってます。もちろん、英国らしい節度をもってですけど。スペンドールやロジャースなんかで聴くと、ほんとにうっとり。クラシックを難しくなく楽しめます。モーツァルトやベートーベンの交響曲ばかりがクラシックじゃありません。こういうのから入るのも楽しいかなっと思います。

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