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故・黒木和雄監督が撮っていればもっと良質な作品になっていたと思う。原爆というテーマをとりあつかっているので、この作品についてはあまり出来不出来では語りたくはない。 先に原作を読んでいたので、あまり期待はしていなかったけど「夕凪の街」は良かったけど、「桜の国」は原作を読んでいないとわからないであろう演出が多々あったような気がしてなりません。 原作のシーンをそのまま映像にしても面白くはならないんですよね? 石川さんのあだ名が「ゴエモン」というのもセリフで説明しないといけないのに、説明していないのは脚本の構成に問題ありだと思う。 「桜の国」と「夕凪の街」が交錯するシーンも唐突すぎて理解できない人もいると思う。 田中麗奈が父を尾行していると道に迷ってしまって下町にたどり着く。唐突にそこは戦後の町並みになっていてそこには若き日の父がいた…。田中麗奈は父の悲しみをそこで知ることになる…。 という演出はイロハのイなんでないの? 原爆の後遺症でケロイドが残っている人たちの描写や、被爆者の後遺症、被爆者の被爆経験などを語らせたり、どれだけ酷い後遺症が残っているのかを説明するところがほとんどないというのは表現者としては逃げだと思う。 下種な考えかもしれんが、TVでも放映できるということをあらかじめ想定して被爆の描写を避けたのではないのでしょうか? 故・黒木和雄監督が撮っていたら、歴史の残る大傑作になっていたと思うんだけどなぁ…。 |

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こういう題材は、感想を素直に書き難いですね。そのこと自体が問題なんだと思うけど、映画はけっこうよかったと思います。防火水槽やお地蔵さんがピカの怖さを十分語ってました。昔のいい映画とも、いい勝負かも…。
2007/8/24(金) 午前 9:31