平成23年2月20日(日) TOHOシネマズなんば(1000円) ☆4.0 1985年 監督:ロバート・ゼメキス 出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローヴァー、クローディア・ウェルズ、トーマス・F・ウィルソン、フランシス・リー・マッケイン 風変わりな科学者ブラウン博士(C・ロイド)は、車を改造してタイムマシンを作ることに成功する。そして、博士の友人である高校生マーティ(M・J・フォックス)は、トラブルにより30年前の1955年にタイムスリップしてしまう。なんとか元の時代へ戻ろうと奔走するマーティだが、あろうことか若き自分の母親に惚れられてしまう。早く父とくっつけないと、自分という存在が消え失せてしまう。マーティはうだつのあがらない若かりし頃の父をけしかけ、母とくっつけようと焦るが……。(あらすじは「午前十時の映画祭」ホームページより) 冒頭に「多少ネタバレがあるので、未見の人は注意してください。」と書こうと思ったが、この記事を読む人で未見の人はおそらくいないだろうから、あまり気にしないで書くことにする。古今東西数あるタイムトラベルものの中でもベストテンに必ず入れたいシリーズである。練られた脚本とテンポの良さではトップクラスであろう。伏線の張り方や盛り上げ方は実に巧妙であって、タイムトラベルのプロットは練り過ぎると混乱を生じることもあるのだが、本作に限っては極めてシンプルで分かりやすく作られているところがいい。 この映画が作られた80年代は、ちょうど自分の青春時代とかぶっているので、ファッションや音楽や風俗も懐かしく思い起こされる。スケートボードはやらなかったが、救命胴衣はつけいていたし、もちろんシャツの裾はジーンズの中に入れていた。ただ、カルバン・クラインをはいていたかどうかはよく覚えていない。 テレビで再放送されるたびに見てしまうので、もう何回見たか分からない。なので、今回は特に新しい発見はなかった。ただ一か所、主題歌『The Power of Love』を歌うヒューイ・ルイスがカメオ出演しているシーンがあると聞いていたので、これまで私は全く気がついていなかったのだが、今回そのシーンを確かめたことくらいか。 この「バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作」の中でも、「PART2」が特に秀逸だと思う。「PART2」はもともと作られる予定はなかったのだが、第一作の大ヒットにより続編が製作されることとなったという。ふつう、そういうケースではオリジナルをなかなか超えられないものだが、そんな心配をよそに、元々パロディのようなオリジナルをそのままパロディにしている脚本の巧みさには感心した。 さて、この第一作の方では、続編が予定されていなかったのにもかかわらず、ラストは続編を暗示するような終わり方である。マーティとジェニファーのもとへ突然ドクが現われて「30年後の君たちのこどもたちが大変だ。さあ急いで」とふたりを連れていく。助走路がなくともデロリアンは更にパワーアップしていいて、空を飛んで未来へと加速していくのだ。そして物語は続いていく・・・この爽快感がいい。見終わって元気になれる映画だ。 好きなシーンはいくつかあるが、一番お気に入りなのは、マーティとママが車の中でいちゃつくシーン。ママは積極的に攻勢を仕掛けてくる。「カタいのね、マーティ。」ママはタバコも吸いはじめる。「タバコも?」「あなたってママみたいなこと言うのね。」そして、マーティはママにキスをされる。少しママの顔が曇る。「変なの、まるで弟とキスしてるみたい。」「それで、いいんだ。」とマーティ。この時空を超えた親子のラブストーリー。コミカルなやりとりが何度見ても笑える。
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やっぱり「2」ですよね
『スター・ウォーズ』もそうだけど
真ん中ってのはちょっとダークで
自分好みです
2011/2/27(日) 午後 8:27 [ HK ]
大好きな映画です。
まだ幼かった子ども達とTVの洋画劇場で、吹き替え版を観ました。
親子共々、大いに笑って楽しんだ作品でした。
私も、ヒッチさんが書かれている「マーティとママが車の中でいちゃつくシーン」、好きです。
「午前十時の映画祭」で観るかどうか、只今思案中です。
2011/2/27(日) 午後 11:53
HKさん、他には意味合いはちょっと違いますが、「ゴッドファーザー」、「ターミネーター」くらいでしょうか。「2」が「1」をしのぐ(もしくは同等レベルの)映画は珍しいと思います。
2011/2/28(月) 午前 5:31
alfmomさん、おとなでもこどもでも理屈抜きで楽しめるSFコメディでした。ハリウッドはこういう映画をもっと作ってほしいですよね。なかなか全部見るわけにはいきませんけど、都合がつきましたら劇場でご覧になってみてください。
2011/2/28(月) 午前 5:38
これは今見ても大好きですね。「3」は飛行機の中で観ました。
そうだ。日本の某CMが盗作と訴えられた。多分敗訴(車が通過後、火の跡が残る)したか、示談したと思われ・・・・
2011/2/28(月) 午後 7:44 [ esu**i123 ]
僕も大好きなシリーズです。
一作目を初めて劇場で観た時の興奮を、今も思い出せそうです。
そしてラスト、続編を暗示させるような、新たな旅に飛び出すマーティたちと、パワーアップされたデロリアンにもうクラクラしましたね。
とても良く出来たタイムトラベルものの傑作だと思います。
2011/2/28(月) 午後 10:55
esupai123さん、そんな自動車のCMがあったんですか。全然気がつかなかったです。盗作騒ぎは昔からいろんな映画でよくありますからね。
2011/3/2(水) 午前 5:30
のびたさん、この映画もリアルタイムで劇場鑑賞されたんですね。SFタイムトラベルものとしては脚本が大変よくできていましたし、コメディ映画としても傑作ですね。こういう映画がもっともっと作られてほしいと思います。
2011/3/2(水) 午前 5:33
マイケル・J・フォックスが、人気でしたね。その後、病を患っているのは大変ですが。
20年前にフロリダのユニバーサル・スタジオだったか、アトラクションに「バック・ツー・ザ・ヒューチャー」が初めて登場し、現場にいました。
2011/3/3(木) 午後 1:01
fpdさん、マイケル・J・フォックスの出世作でした。この後何本かヒット作を連発。80年代ハリウッドを代表する俳優となりました。お元気で復活してほしいですね。ユニバーサル・スタジオのアトラクション、楽しそうです。
2011/3/4(金) 午前 5:47
自分の親たちの青春時代へスリップするって言うのが良かったですね。いきなり未来や西部劇じゃここまでのヒットシリーズにはならなかったでしょうね
2011/3/4(金) 午後 10:44 [ きらきらくん ]
くろさわさん、そうなんですよ。原始時代や戦国時代でなく30年前という設定が実に効果的です。まさにアイデア賞ですね。
2011/3/5(土) 午前 4:59