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ブログ 国際業務雑記
入管局申請、国際労務管理、外国企業の対日投資サポートなどを手掛ける行政書士・社会保険労務士事務所所長のブログです!

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明けましておめでとうございます。

年初めということもあり、外国人労働者受入れについて 私なりの観点から眺めたお話をしたいと思います。

現在、国は『第5次 出入国管理基本計画』の下で入管行政を進めています(第4次までがどうだったか…は省きます)。簡単にいえば、留学生の就職・定着促進や技能実習制度の拡大、特区による地域限定・試験的な外国人労働者受入れの緩和、外国人観光客の誘致等々、概ね 時代を反映した「外国人受入れ拡大」の方向へと政策がシフトしているわけです。

ただ、諸政策には 留学生定着促進やインバウンド人材の就労促進など 歓迎すべきものもある一方、あまりにも今日現在の「必要性?」に偏った、我々からすると「えっ?」と疑問視してしまうものもあります。国が積極的に進める、一部の『外国人就労特区』(農業)などで、また個人的には『高度専門職ビザ』についても疑問を感じています。

先日ある場所で、中央官庁のエリート官僚 が「国の方針として『高度専門職ビザ』の拡大を推し進めていきたい」といったアピールをされていた場面を見ました。入管行政の「現場」をつぶさに見て来た入国管理局の審査官、現場職員の方々であれば絶対に言えないような「理想」を、話すだけ話して帰って行かれました(苦笑)。
公開のブログで批判めいたことは書きづらいですが、こと外国人の出入国管理に関することは、現場を知らない中央のお役人たちが「サイコロでも振るように」決めるべきではないと強く考えます。そしてこうした中、私が期待しているのは入管の「現場での水際対策」です。

一昨年年末、統計上 外国人労働者数が100万人を突破し、今後も増加していく流れにあります。新設されるビザ、介護や技能実習の新職種を見ても「必要性」にスポットを当てたものであり、ある意味時代を反映したビザの新設であるといえますが、上記のように 外圧、人気取り、利権、業界からの短絡的要望 等々により 導入が決まった制度については、入管職員の方々が「これはまずい!」と判断するものを少しでも食い止めてくれる方向へ流れるはずです。日本と日本社会にとってプラスにはならない、なし崩し的かつ中途半端な移民受け入れ…のようにはならないよう、今年も入管職員の方々を応援したいと思っています。

外国人の在留・招聘手続全般、外国人雇用コンサルティング他

行政書士・社会保険労務士 名古屋国際綜合事務所

http://www.tazawa-jp.com

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