福田良「そろそろ本気だしますか」
今季ワールドシリーズbyルノーに参戦中の福田良がレース間隔の空いた期間を利用して日本に帰国、プロモーションなどの活動に加えつかの間のオフを満喫した。なかなか展開に恵まれない序盤の3戦だったが、ここで気分一新、次戦のル・マンラウンドからの逆襲を宣言した。
今回、福田はおよそ2週間程度の日本滞在で、実家に3日帰りそのあとのほとんどは挨拶やプロモーション活動と、オフというにはちょっとハードなスケジュール。しかし、「向こうにいるときは結構退屈な毎日で、トレーニングして、買い物で夕食の食材を調達、料理と食事を楽しむという感じ」と日本での忙しい日々が反対にいい刺激となっているようだ。現在、住んでいるマニ-クールは「日々のトレーニングをするには本当にいいところ」と言うだけあって、毎日のトレーニングはみっちり行っているとのこと。また「レースをやっていなかったら、コックになりたかった」と腕自慢の料理の方も日々、レベルアップ。ちなみに今、チャレンジ中なのは、いろいろな種類のカレーで「辛いのは得意ではないけど、やっぱりカレーは辛くないと」と毎日、新しい味を研究中。
フランスへ戻る2日前には、福田が参戦するシリーズをサポートするルノーの日本法人、ルノー・ジャポンを訪問、序盤戦の報告を行った。今年のワールドシリーズは30台という大量エントリーの激戦区。実力よりも運のファクターが結構多かったようだ。「毎戦、優勝選手が違うし勝ったからといって、そいつがすごいドライバーというわけでもないんですよ」と福田。「イコールコンディション化のために、エンジンは勝手なことができないように封印されて、ダンパーも1種類、スプリングは3つある中から選んで使用するシステムだけど、前戦はオルタネーターが壊れて煙がもくもく出てきたり、その前はデフがおかしかったりと、アンラッキーな面もありましたね」。
そんなストレスのたまった福田を励まそうと(?)ルノー・ジャポンは彼にメガーヌ ルノースポールでのドライブを勧める。見かけとは裏腹にターボエンジン、6速MT、ブレンボのキャリパーを搭載した元気グルマをしばしドライブした福田は「このトルク感はいいな。ステアリングの重さもスポーティーな感じで好き。いつもは人がいっぱい乗れるクルマがいいな、と思うけど、これは楽しいね」とエンジンルームを覗き込んだり、「飛行機の操縦桿みたい」と言うサイドブレーキなどを触っていた。「でも、できればこのクルマ、サーキットで思いっきり走らせたかった」とちょっと残念そう。
しかし、このドライブでまたバトルモードにスイッチした福田は7月9〜10日のル・マン戦は「そろそろいかないとね。予選でクリアラップをとれれば、5、6番以内にはいける。そこまでに入れれば、決勝はピット戦略で前に出られる自信があるから、勝てるハズですよ」とこのあとの巻き返しを誓って、フランスへと再び旅立った。
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