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5. ケンブリリジ

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Cambrige 大学街
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Stansted Mountfichet Castle_motte(再建中)
『ケンブリッジ』                      19851110
 

 また二日間の週末が終わった。単身赴任であるから、仕事の無い休日にはゴルフをするかドライブするぐらいである。土曜日は、午前中のゴルフと午後の空港へのドライブで一日を過ごした。日曜日の朝、また独りでドライブに出掛けた。この日だけで約240mile(384Km)のドライブ。車を買ってから三週間で 983mile走った。よく走ったものだと我ながら感心する。在英中に一万マイルは走って見たいと考えていたが、それ以上走れそうだ。朝小雨が降り寒かったが、一時間ほど走り、テームズ川の下を通るDartford Tunnel に差し掛かった頃には青空が広がってきた。晴れ上がったので周りの田園風景が美しい。Highway の傍らの野原に牛が何頭かたむろし、緊張を和らげてくれる。トンネルの通行料金は60ペンス。駐車料金も驚くほど安い。公営の駐車場は日曜日には只になるところも多い。観光地の駐車場は、勿論無料のところが多い。                    

  列車料金は日本並みと思うが、Inter-City(都市間を鉄道)の急行料金などは無く時速185Km のスピードを出す。空いているので、列車での旅行も快適だ。多分一人で自動車旅行をしてもガソリン代だけを考えれば、列車とほぼ同額になる。

  M25(ロンドン環状線)はトンネルの手前20Kmほど未完成で1988年まで掛かるという表示があった。M25 からM11 に入りケンブリッジまで約40mileの標識を見ながら制限速度の時速 70mile でとばすと約40分で着く。道路脇に駐車し繁華街に入ってみた。日曜日のためレストラン以外は全て休み。寒々とした町の中を観光客だけが肩をすぼめて歩くほど、とても寒い一日だった。大学が13校もあり、学生の姿も多い。落ち着いた大学町だ。各大学には付属の教会がある。Great Saint Mary 教会で大きな催し物があったらしく、神父や教授や関係者の長い行列が出てきた。教会は小さいが町の中央にあり、多分伝統ある教会なのであろう。行列が出はらった教会の中に入ってみた。教会の中の売店では町の歴史を書いたものを売っていた。英語、仏・独などは40-60 ペンスだが、日本語のものは1ポンド。有名な観光地では日本語訳のものが売られており、日本人観光客の多いことが分かる。ケンブリッジは古い伝統のある大学以外には何も無い。町の南側にはカム川が流れており、町を取り巻く道路は大きな落葉樹の並木道になっており、ちょうど紅葉していた。

  案内書にあった大きなキングスカレッジを見たいと思い町の中をドライブした。その建物はすぐ見つかった。写真で見た建物が川辺にあった。寒かったが日当たりが良かったので二十分ほど写真を撮った。素晴らしい記念になるだろう。そこから500mほど川下に下った川幅の広くなったところで道路脇に車を止めた。川の方へ近づくと若い夫婦が乳母車を押しながら、鴨に餌をやっている。遥か彼方に教会の高い塔が見えた。水辺を入れて写真を撮った。
  既に二時を過ぎていたので、次の目的地であるStansted Mountfichetという小さな町に向かった。町には、地図の上では城が存在することになっているのだが、一向に見つからない。町は 200戸ほどの家並みがあり、大きな風車が、ひときわ目立って見えた。町の端から端まで二度ほど往復し、町外れに駐車した。小高い丘の上に小さな白い石積みを見つけた。丘の上には丸太で2mの高さの塀を巡らし、小さな動物園のような形をした妙な物が見えた。近くで立ち話をしていた五十才半ばの夫婦に「地図には城の印があるが何処にあるのか」と聞くと、にっこり笑いながら「あなたは少し早く来過ぎた。丘の上にあるのがその城です。再建中なので来年の夏には完成する」という。
  ケンブリッジは紅葉していたが、あまり美しくない。その点、大陸性の気候であるパリの紅葉は美しい。一日の気温差が大きいほど、紅葉は綺麗に色付くと言われているが、ロンでも一日の気温差は小さい。メキシコ暖流の影響で、英国が樺太と同じ緯度にありながら、ロンドンの気温は冬は東京並み、夏は北海道並みである。800mmという年間雨量は約日本の半分である。緑豊かな原因は、曇天の日が多く、気温が比較的低い性だと勝手に解釈した。
英国は、日本と同じで、外国に侵略されたことが無いことだと言うが、二世紀までローマ人に支配され、十一世紀にヨーロッパから進入したノルマンディは現在の支配階級である。英国人はこれを侵略と言わない。当時英国本土の文明は、ヨーロッパ大陸に比べ相当の格差があり、むしろ文明の侵略を一般大衆は歓迎したといわれている。英国人は意外に日本人と同じで島国根性があり、開けっ広げなところがない。少し研究してみたい対象である。
  ロンドンのような市街地に住む人たちはすれているので、あまり付き合っていても面白味が無いが、田舎に行くと心温まる会話が楽しめる。でも余り北へ行くと方言が強く、何を言っているのか分からないことがある。

 初老の夫婦が、Stansted Mountfichet の城について丁寧な説明をしてくれた。城は1000年以上前に建てられ、火災に合い消失した。城主の名はFichit 王。英国の城は、どれも石造りであると思っていたが、当時は丸太造りの城もかなりあったらしい。その夫婦は、太陽の沈みかけた方向を指し「あの風車の所まで帰ります」といって別れた。風車が、夕日にシルエットになって見えた。記念に夕日に染まった城跡を写真に収めた。ブラジルの友人にもらった皮のジャンパーを着ていたが、夕風は冷たく急いで車に戻った。期待した立派な城は無かったが、楽しい会話が心に温かった。

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