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毎日のニュースで誰でも知っているメキシコ湾の原油流失事故。
原油掘削装置(リグ)の全体構造や事故のポイントについては、何も発表されていないので、解り易く開設をしてみました。
以下は、私が推定した装置と事故の概要:
一般に、鋼鉄製のやぐらを海底から建てるのは、200mくらいまで。それ以上深い場合は、チェーンとアンカーで海底に固定し施設を浮かべる。
これも深さに限界があり、今回のように1500mほどになる場合には、GPSを利用して位置保持する。海底に緊急遮断弁を設け、海上施設から遮断の指令を出す。
海上施設が爆発炎上すると、位置を固定する制御装置も動作せず、浮遊し位置がずれ海底と繋ぐパイプを引きちぎった。その結果、海上施設にある海底緊急遮断装置への信号も働かなかったのだろう。
海上の装置Deep Horizontal(DH)を製造したメーカーと所有している会社:
DH自体を最初に製造したのは、韓国の現代重工業。DHは製造後にR&Bファルコンにという会社に売られ、その後R&Bファルコン自体が、トランスオーシャンに買収。公聴会には呼ばれなかったが、事故の責任について問われた際には「製造後10年以上が過ぎ、アフターサービス期間も終わっている。うちには関係ない」と主張するという。
事故は、この施設を現在管理している会社の責任だが、爆発を防ぐ防噴装置に油圧漏れがあり、バッテリーが壊れていて、パイプの質が悪い為に隙間からメタンガスが漏れたための静電気爆発を起こした。
その他にも、260箇所も修理すべき箇所もあり、放置されていた。
結局のところ、どの企業も「うちの責任ではない。他社の責任だ」と主張して、責任になすりつけ合いを展開しているだけ。数兆円とも見られる天文学的な賠償額がかかってくるので、どこも自社の責任だけはなんとかして逃れたいと思っているのが現状。
事故の焦点は、BPの危機管理能力の欠如にあり、掘削リグを所有している会社が装置の維持管理を怠ってきたことを指摘できなかったBPの責任は免れない。
このような掘削リグが、世界に4000台も存在しており、自主管理の状態に置かれいることは、今後も同様の事故が発生することが予見される。
三井石油開発が、この油田の10%の権益をもっているので、約97億円の負担金を求められている。
保険で回避されているかのようにHPで述べているが、条項でどこまで保証されているのか。青空天上では無いはず。
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