ロンドン滞在記

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2.初めての観光

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ロンドン滞在記2『始めての観光』          October 15, 1989
 
  ウインザーWindser城に行ってきた。いつもの通り八時に起き、食事も済ませた。Sutton駅で友達と待ち合わせ、ロンドンのPaddington駅から高速鉄道に乗り、Heathlough国際空港近くの Slough 駅で乗り換え、支線 に乗り一駅Windsorに到着。Sutton駅から約一時間半の電車の旅。朝は少々肌寒く感じたが、天気にも恵まれた一日だった。
  英国のInter-Cityと呼ばれている高速鉄道は、最高時速 130マイル(210km) と言うから日本の新幹線並みの速度である。常時は185kmくらいの速度で運転。牽引機関車がディーゼル機関で発電してるので、騒音も大きく排気ガスも放出する。日本のような電化されてない。日本なら周りの住民から苦情続出するかも知れないが、線路脇にびっしりと住宅が立ち並んでいることもないし、国情の違いもある。
  英国には珍しい真っ青な空と風の無い日和だったので、Windsor の町は観光客で溢れていた。町の様子は昔ながらの家並みが軒を連ねている。何世紀も前に建てられた黒塗りの樫の柱や梁や筋交に白い壁の古い家が続く。石畳の道路、観光地であるので日本と同様に土産物を売る店が多い。お土産は、何処も同じ、あまり価値を感じさせないものが多い。日本と同様に、観光地の人だかりは世界共通のようだ。
Windsor城は英国を代表する城で、巨大な石造りの建造物。規模はもとより、敷地の広大さでも、世界有数。過去8世紀にもわたって増設を続けてきたため、歴史的な権力者の威信が現れている。
 城の北側を眺めるとテームズ川の向こうに広大な敷地を持つEton High Schoolが一望出来る。ロンドン市内で見るテームズ川の川幅は4-500メートルほどあるが、流の幅はせいぜい50メートルと狭い。この街はテームズ川の中流に位置し、ロンドン市街中心より30km上流で流れも緩やかである。のんびりと観光客がボートを漕いでいる風景は、のどかな田園と言う感じがする。
城壁内に入ると、緑の芝生と完璧な舗装道路に観光客が溢れている。城内をひと回りしてから建物の中を見物することにした。中世の王族が所有していた絵画、壁画、調度品が通路に沿って並んでいる。絵画は王室画家描く王族の肖像画が多く、写実的で、当時の王族の生活ぶりを写している。
  帰途、ビクトリア駅で旅行案内と電車の時刻表を貰い、本屋で道路マップを買い集めた。自動車を購入することにしていたので、今後の旅行計画の準備のためである。また、日本食も買い込んだ。何かわびしいが、日本では味わえない楽しみもある。
駐在して約一ヶ月、英国人は、意外にフランクな感じがする。慣れてはきたけれど、相手の英国訛とこちらの hearingが悪いため、英国人を理解するのに時間が掛かる。こちらの話はよく分かっているようだが、相手の話が理解出来なければ、話が一方的になり、話が長続きしない。適当に相槌を打っていてもよいのだが、それでは話が続かない。アメリカ人との付き合いが長かったためか、American Englishの方が聞き取り易い。
 しかし、会話の中でも、子供との会話がもっと難しい。何故なら、子供は相手が理解しているかどうかなど、一切お構い無く喋る。おまけに、こちらが理解していないことが分かると「この人頭が悪いのではないか」と疑われることになる。

1.駐在第一歩

ロンドン滞在記1『駐在の第一歩』       October 7, 1985

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Sutton, Surrey アパート近くの公園
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Sutton駅プラットフォーム

 半年程の海外出張は何度か経験しているが、今回の出張は、一年間と長い。海外への長期滞在は心身共に大変。今回の滞在は、過去に何度もあった海外駐在の一つであり、長い人生の中の一つの挑戦でもある。気軽な研修が目的なので、余暇を十分過ごせるチャンスがあり、楽しみもたくさんあることだろう。とりあえず、余暇を過ごすための道具として、ゴルフ道具、ワードプロッセッサー、英国の歴史書、ウクレレなどを持って行くことにした。観光の足として中古車を買う資金も用意した。
まだ若いつもりでいるが四十八才、帰国する頃は四十九才。息子は、高校を卒業したが、娘は高校二年なので、単身赴任。ちょっと寂しいが、1年間のロンドン滞在は、その犠牲以上に楽しいものにしたい。
  これから色々なことが起こるかも知れないが、ロンドンには五年前に、三度程仕事で来ているので、特にどうと言うことはない。いくつになっても、どんな物事にも興味があり、常に心の中では何か刺激が欲しい。海外駐在では、色々な人達と親交を持てたし、貴重な経験も積み、また楽しいことなど得るものは多かった。心の中では、何かが起って欲しいと思っている。
  仕事に関する限り何処で働こうと、充分に一人前の仕事をやり遂げる自信があり、それなりにやってきた。ただ、解放されて独りになった時に問題が出てくる。レストランへ食事に行ったり、買物に行ったり、ジョギングをしたり、ホテルの部屋で簡単な自炊をしたりする。何かをやっていると、心が休まる。独りになりたいと考えて独りになると人恋しくなり、付き合って見ると煩わしくなることもある。人間とは随分身勝手なものだ。
 ロンドンの中心から南南東20キロのSuttonというベッドタウン。この町は、Great Londonの南端の外にあり、Surry県に属するが、電話はロンドン圏内。5キロほど南東にEpson DownというDerbyで有名な町がある。Derbyは、一般的な競馬の総称ではなく、六月に女王陛下を迎えてEpson Downで行われる競馬だけをDerbyと呼ぶのだとのことである。ロンドンまで車で30分ほど、ロンドンを取り巻く環状の高速道路M5まで10分と、ドライブには都合がよい。ロンドンへの便利な電車の駅もあり、所謂ベットタウン。
 今回の駐在は五人だが、小生以外の四人は三十才前後と皆若い。自分もそうであったが、話していることと仕事の理解度の間に大きな差がある。外国人に比べ日本人は一般に、対人折衝や自分を表現することが下手。四人の若者達を観察していて、その例に漏れない人もいる。家庭での仕付けは厳しくなく、教育ママに甘やかされて育てられたことが良く分かる。外人に対しては Good Morning と挨拶するのに、仲間同士だと、朝の挨拶もろくにしない。人間性まで疑いたくなる。最近読んだ本に書かれていた話が、そのまま現実になることも分かった。「日本人同士でもしっかりと挨拶するように」と注意してみた。一週間ほどの間は挨拶するようになった。
  日本人同士出張した仲間だから付き合わぬわけには行かない。外国に来て、独りぼっちになってしまうのが一番悪い。何時でも心の扉は開いておかなければ、誰かが心の病気になるかも知れない。土・日曜日や休日には出来るだけ何処かへ出掛けてみたい。既に大英博物館、戦争博物館、カンタベリー大寺院を見て回った。今回が1年間と最長だが、30年間に延べ四年ほどを家族と離れ、海外で暮らした。初めての試みだが、今回は家族全員を呼び寄せ、ヨーロッパ本土のドライブ旅行を実現したいと考えている。
 研修を始めてみると、ほとんど知っていることばかりで、本当に知りたいことはごく限られていた。研修という名目で滞在しながら、実は、ほとんどの時間を研修してくれる英国人を教えていたのである。検収先の殆どの従業員が30才前後の若いエンジニアであったので、当然経験も浅く、知識として吸収できるものは、ほとんど無かった。だから、小生の知識や経験を利用してくれることにも多少の快感を覚えた。しかし、本社にこの事実を知らせたのでは、折角の滞在を中断することになるので、毎月のレポートには、ほんの一部の有意義な内容を書き送った。暇を持て余し、時々、相手の会社のコンサルティングもしていた。時には、重要な問題の解決などに忠告したりもした。そのため、相手の会社のトップから信頼も受けるようになり、どんな高度なレポートや文献でも、制限無く目を通すこともできた。また、特にノルマがあるわけでもなく、退屈だったので、よく居眠りもした。
 当時、日本ではまだ普及してなかったパソコンが、全社員に与えられていたので、パソコンを利用することも覚えたのは収穫だった。勿論、15年前にコンピュータプログラムを作成するチームに一年半所属した経験もあったので、パソコンへのアレルギーは全くなかった。

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