イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

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クセナキス

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             Iannis Xenakis - Les Euménides (from Oresteïa)
             http://www.youtube.com/watch?v=gMoBOGCThoQ

1966年に作曲されたヤニスクセナキスの『ORESTEIA・オレステイア』。これが戦後セリー音楽の閉塞といわれた行き詰まりを確率論など数学的抽象理論を作曲技法に取り入れ、生命力に満ちた音集合のクラスター技法によりダイナミックに突き破る衝撃を与えたとして音楽史に画期をもたらした作曲家の手によるとは信じがたい作品といえるだろう。ここには題材がギリシャ悲劇であることにもよるのだろうけれど、極めて土俗的な風情に満ちた古代的韻律を基にした声、呪術世界を現前せしめる古代的な打楽器の巧みな配置と使用で、人間の運命の悲劇性を音響の世界として、古代の情感がいきいきと繰りひろげられている。終始土俗的起源を呼び起こすエネルギーに満ちあふれ、ギリシャの神話的歴史に培われた感性が自然との交歓から生み出しでもしたかのような呪術世界をものの見事に音響として作品せしめている。やはりクセナキスの、顔面に大きな傷跡を残すほどのレジスタンス運動に身を投じ、独裁政権により死刑宣告を受けフランスに居を定めることとなった尋常ではない政治性と、故国ギリシャの民、歴史、自然への募る思いは、こうした土俗的なまでの特異にあふれた音響世界の作品を必然として結果したのであろうか。民族に固有なことばの韻や、打楽器の音色などのストレートに近い採り入れによるも、それらにやすっぽさが感じられないのは、やはり歴史に残る現代音楽作曲家としての類い稀な感性、天才によるものなのであろう。この作品の終結音がホワイトノイズめいた音で締めくくられているのは、クセナキスの作品にまま見られるものであるが、私の勝手な思い込みにすぎないのかもしれないけれども、たぶん先のレジスタンスの音的な戦闘原イメージと私には思える。


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