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因幡万葉の歌五首(1994) 新(あらた)しき 年の始の初春の 今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと) 春の野に 霞みたなびきうら悲し この夕かげに 鶯鳴くも 春の苑 紅にほふ桃の花 下照る道に 出で立つ娘子(おとめ) さ夜ふけて 暁月に影見えて 鳴くほととぎす 聞けばなつかし <大伴家持の歌四首と、家持の叔母で、妻の実母でもある大伴坂上郎女が、因幡の国司として赴任していた家持を想って詠んだ歌一首> ≪伊福部家は因幡国の古代豪族・伊福部氏を先祖とする。本籍地は鳥取県岩美郡国府町(現在は鳥取市に編入)。明治前期まで代々宇倍神社の神職を務めたとされ、昭の代で67代目。≫ 折り紙つきの血統でゴザイマスデス。我ら凡俗、馬の骨ではありません。 きょうも引きつづき、わが民俗土俗派の御大・伊福部昭の作品。ネット図書館で借り受けた『伊福部 昭 全歌曲/藍川由美』。これまた解説書(歌詞)も何もなしのCD音盤のみの鑑賞。 歌謡曲と歌曲との違いは、歌詞の明瞭さか?歌詞の書が手元になければ、なにを歌っているのか不明瞭。困ったことです。ニッポン語歌曲だけの問題なのでしょうか。そうとも言えないとは思うのだけれど。 少なくとも大衆歌謡で歌詞不明瞭であれば愛され受け入れられる以前の問題と思われるのだけれど・・・。 ま、それはともかく伊福部昭の歌曲。おおいに興味のあるところです。オスティナートで民俗の昂揚ほとばしる交響楽とはちがって、ゆったりとして、リリシズムとロマンティシズムにウルッとさせる優しく魅力的な旋律に満ちた歌曲。こちらのほうが私は好みとしますが・・・。 DISC-1 [1]-[4] ギリヤーク族の古き吟誦歌(1946) [5]-[7] サハリン島先住民の三つの揺籃歌(1949) [8]-[10] アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌(1956) [11] 摩周湖〈ハープ版〉(1992) オホーツクのビ−ナス→ [1] シレトコ半島の漁夫の歌(1960) [2] オホーツクの海(1958/1988) [3] 摩周湖〈ピアノ版〉(1992) [4]-[8] 因幡万葉の歌五首(1994) [9] 蒼鷺(2000) [10] 聖なる泉(1964/2000) 演奏者 藍川由美(ソプラノ) トーマス・インデアミューレ(オーボエ) 遠藤郁子/岡田知子(ピアノ) 中川昌巳(昌三)(アルト・フルート) 百武由紀(ヴィオラ) 中谷孝哉(ティンパニ) 木村茉莉(ハープ) 摩周湖
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現代音楽<日>
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