|
ひょんな事からレプリカの製作を開始したベンリーJC(57又は58に適合)のタンクバッジ。 工程が知りたい方々の御要望も有りましたので、順次アップしていくつもりですので宜しくお願い致します。 早速ですが、その製作工程です。 今回、製作するに当たっての大きな課題は「現物」がタンクから取り外せない事です。ある程度、無理に外せば外れるのでしょうが、貴重なオリジナルを破損する訳にはいきません。タンクバッジ単体で現物が手元に有れば、シリコンでの型取り→複製と言うのが一般的が、シリコン型取りには一つ、致命的とも言える弱点が有ります。 それは、「収縮」と「引け」と呼ばれるモノ。「収縮」とは複製物がオリジナルから若干縮んでしまう事、「引け」とは平面の部分が若干抉れてしまう事です。両方とも複製物の大きさによって左右されますが、出来ればなるべくオリジナルの寸法を踏襲したいのが人情です。 以上の理由などから、今回は「円盤状のベース」「ウイングマークと文字」を別々に製作し、最後にクリア樹脂を上層部分に流し込む方法で製作しました。非常に手間の掛かる方法ですが、「良いモノ」を完成させるには必要かと思います。 この様な工程で製作する大きなメリットの一つに「正確な左右対称」が実現出来ると言う点が有ります。このウイングマークの様な複雑な造形物を手作業で左右対称に作るのは至難の業ですが、これだと半分作って「ミラー」を掛ければ正確に左右同じ造形になります。 ウイングマークの各部分で色が違うのはレイヤーを分けてそれぞれ違う色を割り振っている為で、作業上見やすくする為のモノです。 以下、次回へと続きます。
|
ベンリーJC57タンクバッジ
[ リスト ]





明けましておめでとうございます。
製作過程興味深く拝見しました。
NCを使うんですね。
3次元データの作成が大変のようにも思います。
田宮模型の田宮俊作さんの本に初期のプラモデル金型はタガネで掘り込んだという苦労話がありました。
そういうことを想像してました。いやお恥ずかしい次第です。
次はろう型から鋳型の製作ということになるんでしょうか。
続きが楽しみです。
2011/1/7(金) 午後 8:33 [ たーきー ]
たーきーさん、こんばんは。
明けましておめでとう御座います。
工業用の高度なNCでは有りませんが、ナカナカ使い勝手が良く重宝しています。この様に三次元データとして製作しておくと、後の変更も比較的簡単かつ正確に行う事が出来るのが嬉しいです。手作業で原型を製作すると簡単には行きませんからネ。
貴金属加工において複製を作る場合、金型を製作する事は殆ど無く(コスト的な問題)特殊なゴムの型を使用します。ガレージキット製作に使用する「シリコンゴム型」とほぼ同じ物ですので、金型の加工は専門外ですが、モノを地金から製作する場合はタガネなどの手工具を使って色々加工もしています。
残念ながら、鋳型から金属鋳物を製作するまでの工程は「外注さん」任せなので御紹介する事が出来ません。。。申し訳ないです。
2011/1/11(火) 午後 11:49 [ STU ]