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生き続ける二輪旧車の現実 本業の“彫金屋”HPはhttp://stuworks.jimdo.com

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ひょんな事からレプリカの製作を開始したベンリーJC(57又は58に適合)のタンクバッジ。
工程が知りたい方々の御要望も有りましたので、順次アップしていくつもりですので宜しくお願い致します。

早速ですが、その製作工程です。

今回、製作するに当たっての大きな課題は「現物」がタンクから取り外せない事です。ある程度、無理に外せば外れるのでしょうが、貴重なオリジナルを破損する訳にはいきません。タンクバッジ単体で現物が手元に有れば、シリコンでの型取り→複製と言うのが一般的が、シリコン型取りには一つ、致命的とも言える弱点が有ります。
それは、「収縮」と「引け」と呼ばれるモノ。「収縮」とは複製物がオリジナルから若干縮んでしまう事、「引け」とは平面の部分が若干抉れてしまう事です。両方とも複製物の大きさによって左右されますが、出来ればなるべくオリジナルの寸法を踏襲したいのが人情です。

以上の理由などから、今回は「円盤状のベース」「ウイングマークと文字」を別々に製作し、最後にクリア樹脂を上層部分に流し込む方法で製作しました。非常に手間の掛かる方法ですが、「良いモノ」を完成させるには必要かと思います。


イメージ 1
まずは画像や見える範囲で現物から寸法を取り、三次元図面の製作。やはり、一番の難関は中央のウイングマークです。実際、画像からこの三次元図面を製作するには画像を大体トレース→各部分に分割→立体に起こすと言った工程を経ていますが、今回は割愛します。

この様な工程で製作する大きなメリットの一つに「正確な左右対称」が実現出来ると言う点が有ります。このウイングマークの様な複雑な造形物を手作業で左右対称に作るのは至難の業ですが、これだと半分作って「ミラー」を掛ければ正確に左右同じ造形になります。

ウイングマークの各部分で色が違うのはレイヤーを分けてそれぞれ違う色を割り振っている為で、作業上見やすくする為のモノです。

イメージ 2
元の三次元データを別の三次元図形ソフトへと送ります。ここで、データに不具合が無いかチェックし、加工工程へ進みます。

イメージ 3
加工用ソフトでNC加工データを生成し、加工機械に材料(鋳造用ワックス)をセット。2mmエンドミルで荒削り、0.13mmの彫刻用エンドミルで仕上げ加工(写真は仕上げ段階)を施します。一対のウイングマークを削り出すのに必要な時間は約4時間です。

イメージ 4
工作機械による加工が完了しました。しかし、この状態だと切削表面に細かい「筋」状の傷が有ります。これは、仕上げの段階で使用したエンドミルが通った道筋で、このまま鋳造に出すと金属になってからの仕上げが大変なので、このワックスの状態で出来る限り綺麗にして各々のウイングマークを切り離して余分な部分を削り落とします。BENLY文字部分も同様の工程を経て製作します。

以下、次回へと続きます。

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