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あけましておめでとうございます!
半年ぶりのご無沙汰をしてしまいました。
みなさんお変わりないでしょうか? 本年もどうぞよろしくお願いいたします(*^。^*)
と、ここで反省…
昨年は一昨年以上に投稿が少ない、寂しいブログとなってしまいました。 読書熱は冷めていないつもりでも、アンテナが低くて評判の本を入手しようというフットワークも悪くて、結果的に読めたのは…いつもの半分以下。 そんな少ない読書量の中から、昨年までに読んだ中で特に印象に残った本――某読書ログでの評価★5つを付けたもの――をピックアップしたいと思います。 ★まずひとつめはこちら
光
著者:道尾秀介
本 / 光文社 / 384ページ / 2012年06月08日発売
「あのころ、わたしたちは包まれていた。まぶしくて、涙が出る――。
都会から少し離れた山間の町。小学四年生の利一は、仲間たちとともに、わくわくするような謎や、逃げ出したくなる恐怖、わすれがたい奇跡を体験する。さらなる進境を示す、道尾秀介、充実の最新作! 」 小学生の利一は、クラスメイトの清貴が、みんなで可愛がっていた野良犬ワンダを殺したとクラスメイトの宏樹らに責められている場に出くわす。果たして真相は…?
今という時間がギュッと濃厚だった気がする少年少女時代。 劣等感、優越感、後ろめたさ、勇気、いろんな感情がむき出しのまま自分に押し寄せてきた。主人公が体験し、感じたことは、かつて自分や親しい友達が味わったことのありそうなことばかりで、苦く、痛々しく、そして微笑ましくもある。 温かみのある物語が、道尾さんお得意の捻りをスパイスにして、ときにハラハラさせながら進んでいく。 今までの道尾さんの作品の中で3本指に入るくらいお気に入りになった。 ★そして話題作のこちら
舟を編む9978人が登録★4.18
本 / 光文社 / 259ページ / 2011年09月17日発売
「玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説。 」
大きく出遅れてようやく読めたけど、これ、すっごくいい!!辞書編纂という一見地味な仕事を、魅力的なストーリー、人物たちに焦点を当てつつ、見事に描いていて、どんな仕事にも通じる大切な仕事への心意気が伝わった。こうしてのんべんだらりと言葉を書き散らかしているけど、改めて言葉って人と人との繋がりに欠かせないものだな、なんて思ったりして。最後はハンカチを片手にご用意あれ。しをんさんの作品は初期の二冊くらいしか読んでなくて、なんとなくそれが苦手だったから、本作の高評価を目にしてもなかなか手が伸びなかったけど…早く読んでおけばよかった。
★一時期、東野圭吾さんの作品ばかり続けて読んでいた時があって、その中で一番ぐっときたのがこちら
時生 (講談社文庫)
本 / 講談社 / 544ページ / 2005年08月12日発売
不治の病で命が失われつつある息子、時生。時生の父親が、20年前に同じくトキオと名乗る不思議な少年と共に過ごした短い日々を回想する話。若くて未熟などうしようもない青年だった主人公を、トキオがそばで励まし見守る姿は、どちらが親か分からないが(トキオ君できすぎ)、不思議な絆が感じられる。最後は涙無くしては読めない。最後のセリフで繋がった。東野圭吾さんの理詰めの推理ものが好きだけど、ファンタジー要素の強いこの作品にも、参った。何故?どうやって?という疑問もつじつま合わせはいらない。ひとに勧めたくなる傑作。
★こちらはちょっと昔の本だけど個人的好みに大ヒット
日の名残り (ハヤカワepi文庫)
本 / 早川書房 / 365ページ / 2001年05月発売
イギリスの邸宅で戦前戦後ダーリントン卿に仕え、今はアメリカ人の主人に仕える初老の執事スティーブンスが、かつての同僚を訪ねる小旅行の道すがら、過ぎ去りし日々の思い出を振り返る…。イギリスの古き良き貴族の暮らしを舞台裏から支える執事の回想という形で事細かに描かれ、また旅先では静かで慎ましい美しさを持つ英国田園風景を堪能できる英国文学。1989年、イギリスで最も権威ある文学賞ブッカー賞受賞作。
アンソニーホプキンス主演の映画を先に観ていたが、英国の邸宅や上流階級の暮らし、風景を視覚的に楽しむことができ、イメージを壊すことなく映像化されていた。作品の余韻は原作には敵わないけれど。 語り手の執事スティーブンスは筋の通った人間らしさがあり、魅力的。偉大な執事とは何か、品格とは?と常に自問自答し生真面目で抜群に有能な執事ながら、人との心の触れ合いや感情表現は不器用すぎて、時に痛々しいほど。 自らを律して語るため動揺や悲しみを直接的表すことはないが、そのかわり彼の感情の発露を第三者の発言から推測させるような表現が巧い。 例えば、ダーリントンホールで海外からの客をもてなす重要な接待中に父が危篤と知りながら平常心を装っていた場面(NHK英語で英文学を楽しむ番組でも取り上げられた箇所) また、旅の終わりに見知らぬ男性に身の上話をしている時(p349引用) 感情を抑圧しているだけで、感情が希薄なわけではないのは、執事として敬愛していたダーリントン卿や、女中頭のミス・ケントンへの思いに表れている。 そんな風に生きてきたスティーブンスが旅の最後に出会った言葉がいい。(p350引用) 「人生、楽しまなくっちゃ。夕方が一日で一番いい時間なんだ。」 「私を離さないで」を読みファンになってからイシグロ作品はいろいろ読んできたが、本作が一番のお気に入りになった。オールタイムベストに入れたい一冊。 The Remains of the Days/Kazuo Ishiguro/1989 どの本も楽しく充実した読書時間を過ごせた本ばかり。
今年はどんな本に出会えるか、楽しみです。
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遅まきながら、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします^^
挙げられた作品の中で、2作も私のベスト10とかぶっています
これはけっこうなかぶり率で嬉しいです^^
昨年はほとんど本が読めませんでしたが、今年はがんばるつもりです
2013/1/6(日) 午後 2:28
遅くなりましたが
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
お元気ですか?子育て大変かな??私も今年は昨年よりも本を読んだりしようと思います。
2013/1/7(月) 午後 5:57 [ リラ ]
ねこりんさん、あけましておめでとうございます。
ご無沙汰してましたが、コメントありがとうございます!!
舟を編む、本当に良かったですよね。じーんときました。
スローペースですが、今年も読書を楽しみたいと思っているので、ねこりんさんのレビュー参考にさせていただきますね。
今年もどうぞよろしくお願いします(*^。^*)♪
2013/1/7(月) 午後 8:34
リラさん、あけましておめでとうございます。
読書記事へのコメント、嬉しいです!!
子育ての合間の投稿なのでまた間が空いてしまうかもしれませんが…
今年もどうぞよろしくお願いいたします(*^。^*)♪
2013/1/7(月) 午後 8:36