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フロスト気質 (創元推理文庫“HardFrost”) 著者 : R.D ウィングフィールド 出版社:東京創元社 発売日:2008-07 フロスト警部シリーズ第4弾。上巻448頁下巻453頁の超長編。感想が長くなるのは致し方ない…。 あらすじ… (上巻) ハロウィーンの夜ゴミの中から少年の死体が発見された。休暇中のはずのフロスト警部が駆り出され、少女誘拐、廃村の腐乱死体、幼児刺傷など次々に起こる難事件に対処することになった。はりきり姉ちゃんことリズ部長刑事や古巣に戻ったキャシディ警部代行らとともに捜査に当たるが…。 (下巻) 少年失踪・誘拐事件の身代金受け渡し現場で、大雨の中張り込むフロスト警部。無事少年を助け出せるのか?さらに母子4人殺人事件、少女身代金誘拐事件、窃盗・恐喝事件などまだまだ未解決の事件を山ほど抱えて、自分の出した指示を忘れるほど(くそ)忙しいフロスト警部に休む暇はない! 私的ハイライトシーン(ネタバレ注意!!) ・デントン署管轄外の地区に無断で侵入し少年の居場所を捜査中、「そこで止まれ!そのまま動くんじゃない!警察だ!」と所轄の警官に見つかり「くそっ、くそっ、くそっ!」 ・日頃好人物を絵にかいたような陽気で温厚なアーサー・ハンロンがキャシディに反論「ジャックが嘘をついたとしたら、それはあんたのためを思ってのことだ。それも知らずに、この大馬鹿野郎が!」 ・(マレットによる)所内持込厳禁の通達が出ている“フィッシュ&チップス”を食事にありつけない捜査本部連中に差し入れ…ディスカッションが白熱し部屋中に臭いが充満するところにマレット署長登場。 ・「…君の短慮と不手際が招いた泥沼に私まで引きずり込まないでもらいたい…」との説教に「おれのことあんまり褒めすぎないように…知ってるでしょう、俺が照れ屋だってこと」と意にも介さないフロストの一言。 ・「見当違いの手がかりに飛びつき時間と費用をこれ以上浪費する余裕はない…しかしながら少年の発見に繋がる可能性のある情報を見逃した事態になるのも…」と、マレット流全方位防衛戦略型指示の好例。 感想… 原題「Hard Frost」の名の通り、ジャック・バウアーよりもある意味ハードだ。 フロストはいったい何歳の設定なのか気になるところ。 ともかく、先に片がついた事件はどちらも後味悪い結末をむかえたので、カーヴィ少年だけは助かってほしいと本気で祈った。フロストも受付で紅茶を恵んでもらってジョークを飛ばしてる場合じゃない!とさすがに気付いたし。 それにしても今回は犯人像が掴みにくかった(少年誘拐事件)。冷徹冷静で先読み工作が高度。デントン署の面々では捕まえられないのではないかと心配した。 残りページが少なくなるにつれて(もちろん先が気になるが)読み終わるのが寂しい様な気がした。 作者が亡くなったためシリーズは翻訳されてない2作を残すのみ。 まだ読んでない「夜明けのフロスト」(光文社)をゆっくり楽しみながら次の作品を待つことにしよう。 あ、DVDレンタルも探してみよっかな♪ Hard Frost/Rodney David Wingfield/1995
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初めまして。5年も前の記事にコメントするのはルール違反かもしれませんが書かせていただきました。フロスト警部シリーズの最新版は冬のフロストですね。 買いましたがもったいなくてまだ読んでいません。 フロスト気質のハイライトシーンはあのいけ好かないマレットが子供を発見したおり、自分のコートか何かを脱いで子供にかけたと言ったシーンがあったような。 日本での地震の際にレスキュー隊の方が同じようなことをされていたことをまだ記憶しています。 ルースレンデルもバーバラバインも大好きです。 特にバーバラバイン。 破局に向けてゆっくりと話が進んでゆくところが怖くてたまりません。長々と失礼しました。
2013/11/24(日) 午前 1:26 [ 砂嵐 林太郎 ]
アーサーハンロンがかっこよかった!
2019/1/13(日) 午前 2:56 [ gst*g*ts ]