しみじみと朗読に聴き入りたい

素晴らしい朗読が聴けるサイトやCDを発掘してご紹介します。著作権関係の意見も発信しています。.

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 TPPの著作権関係の動きが見えてきました。二つありまして、

 ひとつは、TPPの基本合意までは、今後数カ月はかかる見込みであり、来年=2016年1月1日は、現状のまま、著作権が50年で切れることになりそうであること。

 もうひとつは、知財分野の交渉は、著作権については、70年の方向で最終調整されれている模様であること。

 少々複雑な気分ですが、当たり年といわれる来年1月1日の著作権切れの対象は、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、高見順、米川正夫等、錚々たる作家群です。

 米国側の交渉代表のフロマン氏が、議会証言で、今後数カ月はかかる見込みと述べたことから、仮に夏までに妥結したとして、著作権法改正案は早くて来年1月以降の通常国会になりますから、上記の作家群の著作権切れは確実となりました。

 しかし、予想されたこととはいえ、70年に延長の方向とは残念です。関心の焦点は、今の制度のまま延長かどうか?ですね。
 報酬請求権にするとか、登録制にするとかの、各国の裁量の余地が入るのかどうかが注目点です。せっかく、米国の知財局長らが保護期間短縮の意見を述べている状況を活かして、「条件闘争」ができたのかどうか・・・日本政府の交渉力が問われるところです。もし、現状制度のまま単純延長であれば、日本政府には失望です。

 せめて、

 ①孤児作品問題の解決を早急に図ることにより、過去の膨大な知的資産を使えるようにすることと、
 ②文芸家協会等の協力を得て、音楽と同様、運用により、実質的に報酬請求権化したり、包括許可制度を導入する等の環境整備を図る、

 といったことを精力的に進めるということでしょう。
 それらによって、作家、利用者、読者・リスナーのすべてにメリットが出るのですから、やらない手はありません。誰も損をすることはありません。


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