しみじみと朗読に聴き入りたい

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  小泉八雲の電子テキストを以前、アップしましたが、本ブログの中でも最もアクセスの多いサイトの一つになっています。

  ○ 電子テキスト  小泉八雲(ラフカディオ・ハーン) 

  それで、読者の方から教えていただいたのですが、

  『Internet Archive』というフリーの音楽、書籍、ソフトウェアその他が揃っているサイトがあり、

 その中に、『小泉八雲全集』(全12巻 第一書房刊)が揃っているとお聞きし、早速アクセスしてみましたのでご紹介します。。

 海外の図書館に収蔵されている書籍を電子化したものですが、驚いたのは、国会図書館の近代デジタルライブラリーとは異なり、1ページごとに見ることができるということと、ダウンロードするファイルの選択肢が多いということです。
 通常のPDFもあれば、DAISY、EPUB、KIDLEもあります。その充実ぶりには本当に驚きました。

 国会図書館のライブラリーも有難いのですが、残念なことに、書き込み、横傍線があったり、主要作品が破られていたり(例:「日本人の微笑」)などが玉に瑕です。また、小泉八雲全集は全巻揃っていません。
 この『Internet Archive』は、海外の図書館に収蔵されていたものだけに、ざっとみただけですが、ページが大変きれいです。
 是非皆さんもアクセスして、青空文庫的にご利用いただければと思います。

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 先日、http://www.saegusa-pat.co.jp/copyright/cr_02_1_3.htmの電子書籍を、Windowsパソコンでも読めるようになりました。
今までは、専用端末か、アンドロイドのタブレットやスマートフォンで、アプリでダウンロードして読むという方式のみでしたが、競争相手のアマゾンのキンドルでは、一足早く、パソコンでも読めるようになっていました。

 それで、楽天Koboの書籍を、パソコンで表示して読んでみました。閲覧用ソフトは、次のサイトからダウンロードできます。「Win版アプリ」をダウンロードすれば、Windowsパソコンで読めるようになります。

 Koboの電子書籍の中の、無料の青空文庫を適宜選んで読んでみると、これが、とても見やすい文字、画面だったので、新鮮な印象を持ちました。
 
 もちろん、キンドルでも分かりやすい文字、画面なのですが、なにかそこはかとなく、イメージが異なる印象で、Koboの文字、画面だと、読むのが楽しいという気分にもなります。

 この字体は、モリサワ の字体とよく似ていますが、見ると「オリジナル」と書いてありました。「モリサワ・リュウミン」の字体も選択できますが、両方の差異は、素人の私にはよくわかりませんでした。

 戦前や昭和20年代、30年代の書籍の活字と、現在のそれとを比べると、読み易さがかなり違いますから、字体の大事さ、貢献度というのは、とても大きいと、改めて感じた次第です。

●最近は、ワープロソフトでも、字体の選択の幅が広いことをPRポイントにする例も出ています。一太郎は、5社の11字体を揃えて、PRしています。


●ただ、この活字の字体が著作権で保護されるべきなのか、というと話は別になります。
 ネットでみると、モリサワの字体の著作権について争われたことがあったそうです。

■モリサワタイプフェイス事件(最判平成1297日)− 著作物性を否定

 

「印刷用書体が・・著作物に該当するというためには、それが従来の印刷用書体に比して顕著な特徴を有するといった独創性を備えることが必要であり、かつ、それ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えていなければならないと解するのが相当である。・・・上告人書体が、独創性及び美的特性を備えているということはできず、これが著作物に当たるということはできない。」


こういう判断で良かったと思います。
そうでないと、大騒動になった「出版者の権利」と同じような混乱を招いてしまいます。
著作権者が、自分で書籍の一部をコピーしたり、著作権がなくなった書籍を誰かがコピーしたりする時に、活字が著作権ありということになってしまっては、コピーが実質的にできなくなってしまいます。
複写センター等で処理されている実務も、字体の著作権を確認しなくてはならなくなり、停滞を余儀なくされてしまいます。

分かりやすく読み易い字体を作り出す皆さんの貢献度は大きく、それでより広く作品群が読者に読まれるようになるわけです、それを著作権で保護するとなると、かえって、作品の普及にとって大きな制約になってしまう・・・・という何とも悩ましい構図です。

楽天Koboは、最初の端末発売で、だいぶつまづいてしまいましたが、その余波も収まりましたし、キンドルとともに、電子書籍普及の推進役として、更に充実させていってほしいと思います。
 

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 先日開設した 第二の青空文庫をめざす  「まほろば青垣文庫」  ですが、いくつか追加しました。

 
 ① 巌谷小波(いわやさざなみ)
   
   御伽噺シリーズで知られる日本の御伽噺、童話文学の祖です。
   シリーズは多岐にわたります。
   青空文庫では、「こがねまる」など2件にとどまりますが、その作品の膨大さには
   改めて驚きます。巌谷小波は、埋もれさせるにはあまりに惜しい作家です。
    まだ全部は収録しきれていませんが、残りは後ほど収録します。

 ② 学級家庭文庫(日本童話研究会編、九段書房) 全20巻

   良質な童話で知られる日本童話研究会の作品ラインアップが20巻すべてそろっ
   ているのが素晴らしいです。
   クオレとか現代でも親しんでほしい作品です。

 ③ 世界家庭文学全集(平凡社)
   本当は10数巻あるようですが、近デジに収録されているのは9巻。そのうち、著
   作権消滅は4巻です。


   戦没学生の手記『きけわだつみのこえ』(日本戦没学生記念会)の刊行のきっ   かけとなったのが、東京帝國大學戦没学生39名分の手記を集めた『はるかなる  山河に』です。1947年12月に東京大学生活協同組合出版部より発刊され、以後  、新書版等により版を重ねました。近代デジタルライブラリーではなく、
   日本文学電子図書館(J-TEXT)に収録されていますのでご紹介します。 

   ※ なお、『きけわだつみのこえ』は、えぷろんさんが全編を朗読しておられます
     ので、ご紹介しておきます。改めてアクセスさせていただくと、その全編朗読
     もさることながら、参考資料リンク集の充実ぶりには敬服しました。当時の映
     像のYotube動画などが数多くリンクされています。

   【なげけるか いかれるか はたもだせるか きけはてしなきわだつみのこえ】

        新版 きけわだつみのこえ(抜粋8手記)


 ⑤ 【幼年玉手函】 大橋新太郎  (博文館, 1894)

    子供向けのお話集ですが、文字通り「玉手函」で、子供にとってはたちまち引   き入れられてしまうお話が満載です。これが、明治20年代に発行されていたと
   いうことが驚きです。
    文体は口語体ですし、挿絵も優れていますし、印刷、製本も昭和初期と変わら
   ない印象です。


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 少し著作権関係の記事が続いたのですが、思い立って、国立国会図書館が公開している近代デジタルライブラリーから、青空文庫未収録の作品群を発掘して、フリー文庫としてまとめることにしました。とりあえず、

      「まほろば青垣文庫」仮称)

 と名付けました(ちょっと長いですか・・・?(笑))。
  趣旨は、同文庫のブログの冒頭に記載しましたが、以下の通りです。

 ブログ名命名の所以は、ゲストブックでの紹介をご覧ください。

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【本文庫の趣旨】 ・・・第二青空文庫をめざして

 国立国会図書館が運営している「近代デジタルライブラリー」は、その所蔵する書籍をデジタル化し、誰でもネット上でいながらにして読めるようにしている画期的な事業です。明治期以来の貴重な蔵書群が、次々とデジタル化されています。
 著作権保護期間が満了した作品が中心ですが、それ以外でも、著作権者の所在が不明の場合は、文化庁の裁定制度を用いてインターネット公開をするという仕組みです。

 誰でも読めるフリーライブラリーとしては、青空文庫がよく知られており、多数の皆さんが親しんでいますが、国会図書館の近代デジタルライブラリーでは、青空文庫に収録されていない作品群も多数読むことができます(もちろん、青空文庫とは異なり書籍を複写したものの画像表示なので、使い勝手は劣りますが・・)

 そこで、それらの青空文庫未収録の作品で、著作権保護期間満了のものを選んでライブラリー化することを試みることにしました。各作品サイトの左下に、「インターネット公開(保護期間満了)」とあれば、それは著作権切れということになります。また、「保護期間満了」との表示がなくても、表紙や挿絵などの著者の著作権保護期間が満了していなかったり、所在が不明の場合がありますが、文章部分は保護期間満了の場合もあります(没年から判断できます)。

 朗読愛好家の皆さんが、このライブラリーを活用して、ご自身の朗読ブログに朗読したものをアップしていただければ、とても嬉しく存じます。

 ※ ブログ名命名の所以は、ゲストブックでの紹介をご覧ください。


【近代デジタルライブラリーの使い方】

①「フルスクリーン」でそのまま読む。
 本ブログでリンクを張った作品サイトで、そのまま拡大縮小して読むこともできます。右上のところに「フルスクリーン」とあるところをクリックすると、パソコン等の全画面表示になります。

②PDFファイルにして読む。
 ただ、残念ながら、作品によっては、字が薄かったり、カラーでの表示だったり、背景が黒っぽくて読みづらかったりする場合もあります。その場合には、最近追加された「印刷調整」ボタンをクリックして、「白黒表示」や「濃淡調整」をすることができます。これは優れものの機能で、PDFファイルでこれがすぐにできるようにするソフトは、他にはほとんどありません。濃淡調整は、「手動調整」をして、ご自分に見やすいような画面にされることをお勧めします。
 また、「印刷範囲のトリミング」機能も貴重です。往々にして余白が多すぎる一方で字が小さいという場合がありますが、余白が少なくなるように切り取ることで、相対的に字を大きく表示することができます。 

 PDFへの出力は、最大20コマです(見開き2ページで1コマですから、20コマ=40ページです)。ご自分が出力したいコマ部分を選択してからPDF印刷ボタンをクリックしてください。
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 最初にまとめてみたのが、

    ・菊池寛
    ・夏目漱石
    ・小泉八雲

 の3人です。青空文庫には収録されていない作品ということで探しましたが、結構あるわ、あるわ、で驚きました。さすがに、夏目漱石の作品のほとんどは青空文庫に収録されていますが、漱石の場合には、その名文選の類いや、他の文芸家による評伝類が多いですね。森田草平の漱石論は無類の面白さです。多くの名文選、評伝があることで、漱石が当時からどれだけ親しまれてきたかが実感できます。

 菊池寛は、青空文庫未収録のものが多数あります。大衆作家の面目躍如で、歴史物から童話、伝記、通俗小説、恋愛女性論に至るまで、幅広い作品群が並んでいます。「小学生全集」「日本英雄伝」など、内外の歴史や人物を活き活きと描き、読者を惹きつけます。

 小泉八雲は、怪談の連想ばかりが働きますが、決してそれだけにとどまるものではなく、旧き良き日本を描いては右に出るものがいません。昭和初期の第一書房刊の小泉八雲全集の第1巻と3巻とが近代デジタルライブラリーでは収録されています。他の全集が欠けていることはとても残念です。
 また八雲は、漱石と同じく、多くの人に敬愛され追憶されたことが、その評伝の多さで感じられます。

 今後、順次、他の作家の作品もまとめていきたいと思います(時間的余裕と気分次第ではありますが・・・)。近代デジタルライブラリーをあれこれ見てみると、魅力的な全集類が多数あります。巻によって、著作者が異なるため、著作権保護期間内であったり満了であったりしますが、その点の注記も加えて、まとめることもあるかもしれません。

 基本的には、この「まほろば青垣文庫」に掲載した作品は、著作権が切れたものばかりですから、朗読して朗読サイトにアップすることも自由です。そういう使い方もしていただけると、朗読(を聴く)愛好家の一人としてはとても嬉しく思いますし、日本の文藝文化がいっそう厚みを増すことになることと思います。


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 新年になって、少々ブログ記事をまとめて書いていますが、今回は、国立国家図書館の近代デジタルライブラリーの素晴らしさ!です。
 
 
 このことについては以前書いたことがありました、最近のぞいてみたところ、飛躍的な改善がなされていました。ポイントは、次の三点です。
 
 ① カラー画面の白黒画面への変更、
 ② 字の濃淡の調整、
 ③ 出力範囲の設定(トリミング)、
 
 その方法は、昨年の12月10日付けで告知されています。
 
「2013-12-10
 機能を追加しました。
・印刷用PDF作成時の印刷調整機能を公開しました。印刷する範囲の設定(トリミング)、印刷時の濃淡の設定を行えます。詳しくは
印刷調整画面のヘルプをご覧ください。
・コンテンツ閲覧画面に簡易検索窓を追加しました。」
 
 この「ヘルプ」に沿ってクリックしていくと、なんとなんと! 普通の本を読んでいるのと同様の見易さとなって表示されます。
 
 これまで、私もこれが第二の青空文庫になるに違いない!と思っていたのですが、残念ながら、カラーで字が薄い、背景が黒っぽくなっている、周囲の余計なところまで出力されてしまう、といった難点がありました。
 そうすると、PDFで出力しても、そのままではすんなりと読める状態にならず、読みやすくするためには、画像化した上で、濃度調整、明るさ調整をし、周囲を切り取りといった作業を、複数の専用ソフトを駆使して行わざるを得ませんでした。
 これは本当に大変な作業で、相当の手間暇がかかりました。
 
 ところが、今回の近代デジタルライブラリーの改善措置は、これらの作業を一括でいとも簡単にやってくれてしまう、というもので、その利便性の飛躍的向上には、頭が下がるばかりです。 お役所とは思えない改善の速さです。
 
●これで、近デジは、第二の青空文庫的存在として、誰でも容易に読めるようになったと思います。
 一度何でもいいですから、適当な検索語を入れて、お好みの作品を出力してみてください。それをそのまま読むも良し、印刷して読むも良し。朗読でも十分使えます。
 
 昭和初期に続々と出版された少年少女向けの文学全集も素晴らしいですし、伝記全集の類いも充実しています。世界冒険記などもあります。
 調べていた意外な発見をしたのですが、菊池寛には、現在知られている作品以外に多数の作品群があるということでした。
 その中で、
 
   「大衆明治史」  http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041878
 
 という作品があります。菊池寛らしい読みやすい語り口なのですが、実はこれは戦後、GHQが発禁本にした本だったのだそうです。そんなおどろおどろしい内容ではなく、普通の興味が湧くように書かれた通史ですが、戦争のこと、欧米のことについての記述が当時の要請にそぐわないということで、GHQも相当神経質だったのでしょう。
 近デジに載っているのは下巻だけで、上巻がありませんが、よく残っていてくれたものだと思います。上巻は、古本で調べたら以前には数千円の値がついていましたが、今は入手できない状況です。何とか、上巻も収録してほしいところですが、菊池寛記念館が出している全集には収録されています、古本屋で入手しました。
 
●そんなわけで、これをもとして、リンク集の形にすれば、第二の青空文庫が容易にできると思います。
 ただし、いわゆる孤児作品というものも多く、国会図書館が文化庁裁定で、近デジ限りでのネット掲載をしている作品も少なくありません。そいういうものは、朗読してネット上にアップするというわけにはいきませんので、注意が必要です。
 その気になれば、比較的短時間でできるかと思いますので、そのうち時間をみつけてトライしてみようと思います。
 
 これで、前回記事にも書いたように、孤児作品の国庫帰属なり、利用促進が図られれば、貴重な一大公共電子図書館になることは間違いありません。
 
 改めて、国立国会図書館の近代デジタルライブラリーの担当の方々に敬意を表したいと思います。
 
 
 
 
 
 
  

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