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東西ドイツの統一という時代の波に翻弄される家族の姿が描かれている。
昏睡状態中に東西ドイツが統一し、意識を取り戻したがそれを知らない母。
息子は母がショックを受けないよう、消滅前の東ドイツを必死に見せ続けようとする…。

ほんとは映画なんか観ている場合じゃないんだけど、ブログなんか書いてる場合じゃないんだけど
そう言うときに限ってやりたくなっちゃうんです〜。
で、まあ、そんな罪悪感をかかえながら観た映画。

これがなんと、面白いんですよ。意外に深い映画。
一応コメディというふれこみのようですが、ドイツ映画だからかなあ。
ハリウッド的ドタバタコメディじゃなくて、「品がある」というとちょっとズレるか?
生真面目さが逆にほほえましいねって感じの抑えた笑いで、私の好きな雰囲気です。

けっこう難しい問題も混じっているように思いました。
社会主義体制を信じ切っていた母にショックを与えないようにと、
東ドイツがまだ存在しているかのように思わせるためにあの手この手に奔走する息子。
「母のために」との思いでやっていたけど、途中からだんだんそれが
自分のためであることに、気づく。

ワタシ自身のことを考えていても普段、同じようなことがある気がするんです。
人のためにと思ってやっていることって、どこまでほんとうに人のためなのかな。
本当は自分を納得させるためなんじゃないかと思うことがあります。
自分の本心ってけっこう、抑えつけて見えないようにしてしまいませんか?

社会主義体制を信じ切っていた母、と息子にはうつっていたけれど
人間ってそんなに一枚岩じゃないですよね。
あのお母さんも本当は揺れる部分があったんだと思います。
その辺が読み取れた部分も、好感upの理由です。

あとは、映画の本筋じゃないけど、家具だとか街の風景だとかが素敵だったこと。
主役の子の顔がワタシ好みだったこと。
そんな感じです。

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