あ ほ り ず む

どちらさんも毎度!です。

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き お く

 
わけわからんほど 酒飲んでも


目が覚めると 家だったりすることの方が多い


昨日の記憶を呼び戻そうとして しわしわのズボンの両ポケットをさぐる


ポケットいっぱいのジャラ銭と クシャクシャの千円札が 悲しかったりする


我を忘れるほど飲んでも同じことか!


口惜しさで 天井がまわる



婆さんが死んでから 爺さんを車椅子で散歩に連れて行くのが日課となった


少し前にも書いたけど ( 『忘れていくということ』 )  爺さんはますますという状態になっている


でもごくふつうに 食って 出して 寝ている


たしかにそのやり方は 今の人間のルールからは外れてるかも知らん 


けど生き物としては間違ってもいない



この頃の爺さんの口癖は 「忘れた」 でなく 「わからん」だ


思うけど 爺さんは忘れていってるのでなく 消していってる気がする


生まれたときから積み上げてきた 記憶を消しているのだ


腐るほど酔っ払っても 家に帰ることもない為の作業をやっている気がする


それは 私がそうしたいと いつも心に思っていること


だから とてもうらやましいし 天晴れな気がする



爺さん あんたが私のことを忘れても こっちが覚えてるから安心して消していったらええ




記憶から解放されんと 人は自由にはなれんような気がする





そんだけ

すかたん

 
こないだ、「ポン太爺」さんがコメントで<すかたん>という言葉を使ってはった。

ポン太爺さんは<すかたん>を「罵倒してるのに"愛と諦め"を感じさせる」言葉と書いてはった。

たしかに、そんな感じや思う。


私が小さい頃には、大阪でもまだ普通に使われてた覚えがあるけど、最近は<すかたん>って聞かんよう

になってる気がする。

そういえば、大きくなって、博多の方でも<すかたん>を聞いたことがあるので、<すかたん>は関西限

定の言葉ではないようだ。

正確には、博多で<すかたん>を聞いたのでなくて、そう言われたのだけど・・・。


goo辞書を引いてみたら<すかたん>はこうなってた。

  <すかたん>
  (1)当てがはずれること。だまされること。
  (2)見当違いなことやへまなことをした人をののしっていう語。とんちんかん。まぬけ。すこたん。


たしかに、そうかも知れないけど、微妙に的を外している気がせんでもない。

織田作ゆかりの自由軒のカレーを、横濱カレーミュージアムで食ってるような感じや。

・・・横濱カレーミュージアムに出店しているのは「せんば自由軒」で、「自由軒」ではないけど。

   ついでに、カレーミュージアムも閉店らしい。


やっぱり、自由軒のカレーは自由軒に行って食いたい。


だから、フード・テーマパークみたいなのは嫌いだ。


宮本常一の『忘れられた日本人』の中にも「蘇鉄ミソ」とか、とにかくそこに行って食ってみたいと思う

ようなものが一杯でてくる。

これ、食いもんの本ではないけど。


そんなんで、「すかぶら」や「かばねやみ」という言葉を大阪弁に変換しようなんてアホなことはせんと

いた方がええのだと思った。

「すかぶら」も「かばねやみ」も、食いもんと同じように、その土地で育った言葉やから。


「かばねやみ」は屍病みと書くらしい。

これもフード・テーマパークに陳列されると「怠け者」と変換されるんやろ思う。


それはちゃうと思うのだ。


三つの部屋と台所の住まいに家族10人の暮らしをしていた菅野青顔は、小田原の山内我乱洞のところから

やって来た辻潤を歓迎する。近在の者も何かと持ち寄ってやって来る。

昭和19年の事だ。

菅野青顔の人柄もあるのだろうけど、気仙沼辺りでは「かばねやみ」を怠け者として切り捨てたりはしな

い。そういう土地柄が、辻潤に『かばねやみ』を書かせたのだろうと思う。


菅野青顔については、また書きたい思うてます。



話があっちこっち丁稚してます。

<すかたん>に戻ります。


例えば、約束したのに来なかったような時、こんな風な言い方をします。


「きのう、どないやった?」

「あかん、あいつスカタン食わしよった」

「そうかぁ、あいつ、今度おうたらいわさなアカンなぁ!」



ですが、私の知ってる大阪ではこんな言い方もします。こっちの方がよく使われてる気もします。


「きのう、どないやった?」

「あかん、あいつスッポンかましよった!」

「ほんまけ、ええ根性しとるやないけ」



約束を破る=スッポンかます。



いまだに、わけわからんで使こうてます。



そんだけ。

呼び名

 
相談員=カウンセラーで、助手・補佐=アシスタントで、忠告はアドバイス。

ついでに、駐車場=モータープールやけど、これは大阪限定かもです。


どっちにしろ、言葉を言い換えるだけで、「今までのことはなかった事にして下さい」、というのが好き

な国かも知らん。

そやから、ごく当たり前のように、「敗戦」は「終戦」になり、「大東亜戦争」は「太平洋戦争」になっ

たりもする。


そういえば「しなちく」もいつのまにか「メンマ」と変ってるような気がする。


そうそう、昔の事やけど、アホ友達が「フィールド・マネージャー」ちゅう肩書きの名刺を持って現われ

たことがあった。

鼻の穴を思いっきりふくらまして、得意満面の顔で、「どや、どや」と名刺を出しよった。


「おまえ、これ、ようするに現場監督やんけ!」の一言で、泣きそうな顔になっとったなぁ。



ところで、釜ケ崎。

大阪府&大阪市&大阪府警の三者協議で「愛隣地区」としたのも今は昔。

当然のように実態は、何も変ってもないから、今度は「あいりん地区」に変えたわけです。

けど、それも手垢がついてきて、またぞろ新しい命名を考え中って話を聞いた。

アホの極まりですなぁ。

「私は、あなたを、日々の生活を営むのに苦労している人とは言ったけど、決してビンボー人とは言って

ません」というアリバイ作りみたいな話です。


そんだけ。


財 布

イメージ 1


オカンの財布です。

今から40年も前に、プロレスラーの吉村道明からもらったと聞きました。

吉村道明は、私にも懐かしいレスラーです。

2003年の2月、76歳で亡くなられております。
 ※「日刊スポーツ訃報」→http://www.nikkansports.com/jinji/2003/seikyo030215.html


昔、オトンがコックとして働いていたキャバレーで、オカンも皿洗いとか、そんな下働きしていたのです

が、たまたま客で来た吉村道明が、食ったものに感動したらしくて、財布の中身をオトンに、財布をオカ

ンにくれたという話らしいです。


この財布、二年半前から私が持っております。

オカンが、うまく動けなくなってからです。

何とかしてくれと電話があったから、帰ってきたわけです。


動きが不自由なオカン&起きたきりのオトン&もう一人ビョーキ男の3人と私。

ごくごく普通の事として、家事全般、モロモロを肩代わりしてきました。

別に使命感や義務感でもなくです。


そうして、二年半が過ぎたわけです。

少しずつ、環境が変ってきました。

右に置いていた物は、私の都合で左に置かれたりします。

気がついたら、家庭内の時間も、私を中心に流れるようになってます。

私は私で、だんだんと、たいして意味のない、義務感や責任感を増幅させ、家族のありとあらゆるを、私

に集中させたりもします。


そうでなければならないという強い気持ちは、逆に家族に、そうしなければ、私の機嫌を損ねるという恐

怖心を生んできます。

時に声を荒げる私に、私の顔色を伺いながらの生活を送るようになります。

私は、さらに細かな事柄まで手を出し、徐々に家族の自立心を奪い、強い依頼心を植え付けて行きます。

そして、その果てに、家族は命と等しい年金すら、私に差し出そうとしたりもします。


こうして

近隣からは、孝行者と見られ、家族も私に感謝しつつも、ついには、善意な支配が完成するのです。

そこからは、何も生まれることはないです。


私にしたら、人間は誰もが、生きてること自体で、迷惑かけてる思うてますから、気にせんと自分を全う

してくれたら、そんでええのですけど。



コレデイイノダロウカ?



と思いながら書き込んでおります。


人間やっていくんは何かとヤヤコシイです。


どっちゃにしろ、「自分が居なくては」と思うようになると、ロクでもないのです。



そんだけ。
 
武田麟太郎に『日本三文オペラ』があります。

で、

『日本三文オペラ』といえば、もう一人、同名の小説を書いた人がいます。

開高健です。

開高の『日本三文オペラ』は、陸軍造兵厰跡の鉄くずを盗む人たちの陽気で猥雑で生気溢れる姿を、大阪

弁で描いております。

・・・ついでですが、梁石日の『夜を賭けて』も、小松左京の『日本アパッチ族』も、舞台は同じです。

で、で、

そんな開高健と同じく「戦後焼け跡派」とされる、野坂昭如に『エロ事師たち』があります。

これは、会話はもちろん、地の文まで大阪弁が散りばめられてたりします。

この、作品の中で、エロ本やブルーフィルム作ってる連中が根城にしてるのが、大阪旭区の千林や森小路

辺りです。

戦後、焼け残った千林商店街。その賑わいの中から、昭和32年(1957)年に「主婦の店ダイエー」一号店

が開店します。

で、で、で、

その、ダイエーの中内功を扱った二冊に、佐野眞一の『カリスマ』と足立巻一の『大阪人』があります。

足立巻一の『関西人』は、NONAJUNさんの記事で知りました。


で、で、で、で、

佐野眞一と足立巻一の「中内功」の違いについてです。

足立巻一の『関西人』は、売上一兆円に到達する直前の中内功であり、佐野の『カリスマ』は時代とずれ

てきた中内功という時間的な差は当然ありますが、それだけとも言えないのです。

で、で、で、で、で、

『仁義なき戦い』の脚本家、笠原和夫は、シリーズの中で異色である二作目『広島死闘編』について、こ

んなことを書いております。

第二部『広島死闘編』は、山上光治という24歳で自殺する殺し屋に焦点を絞って作られた映画となる。

山上光治を演じたのが、北大路欣也。北大路欣也というと、この映画を思い出す。すごかったです。この

山上光治を、深作欣二は「戦後の繁栄から取り残された階級」と捉えたが、笠原和夫は「戦争に行き遅れ

た軍国少年」として描こうとしていたと書いている。

深作は昭和5年、笠原は2年生まれ。敗戦の年の15歳と18歳の差はこんなにもあるのかっと思った。

こんな違いが、足立、佐野両者の「中内功」にあるように思いました。

ちなみに、佐野眞一はダイエー旋風に巻き込まれた商店に生まれたと書いております。

さいごの、で、

この事を考えてて、私は、二つの作品を思い出しました。

一つは、織田作之助の『大阪の憂鬱』。

これは、1946年(昭和21年)の作品です。

ここに、こういう事が書いてあります。

  いつか阿倍野橋の闇市場の食堂で、一人の痩せた青年が、飯を食っているところを目撃した。
 
  彼はまず、カレーライスを食い、天丼を食べた。そして、一寸考えて、オムライスを注文した。

  やがて、それを平げると、暫らく水を飲んでいたが、ふと給仕をよんで、再びカレーライスを

  注文した。十分後にはにぎり寿司を頬張っていた。

  私は彼の旺盛な食慾に感嘆した。その逞しさに畏敬の念すら抱いた。
 
  「まるで大阪みたいな奴だ」

  所が、きけばその青年は一種の飢餓恐怖症に罹っていて、食べても食べても絶えず空腹感に襲

  われるので、無我夢中で食べているという事である。逞しいのは食慾ではなく、飢餓感だった

  のだ。私は簡単にすかされてしまったが、大阪の逞しい復興の力と見えたのも、実はこの青年

  の飢餓恐怖症と似たようなものではないかと、ふと思った。

もう一つは、石原吉郎です。

戦後のシベリア抑留の体験を持つ、石原吉郎は書きます。

  「礼節」
  
   いまは死者がとむらうときだ
 
   わるびれず死者におれたちが
  
   とむらわれるときだ
 
   とむらったつもりの
  
   他界の水ぎわで
 
   拝みうちにとむらわれる
 
   それがおれたちの時代だ
  
   だがなげくな
  
   その逆縁の完璧において
  
   目をあけたまま
  
   つっ立ったまま
  
   生きのびたおれたちの
  
   それが礼節ではないか


NONAJUNさんは、「サバイバーズ・ギルト(生き残りの罪障感)」という視点で「中内功」について書か

れた二冊を記事にされてます。

その記事に対する感想と思うたのですが、まとまらん話になってもうたです。


そんだけ。

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