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朝日新聞は21日、「フセイン裁判、報復にしてはならない」と題する社説を掲載した。社説では「この法廷にはいくつもの疑問がある。米英の占領が続いていた時代につくられたものだ。いくら米国が『イラク人の国内法廷だ』と言っても、国際法に照らして妥当かどうか。裁判の準備や厳しい警備は米軍が主に担っている。5人の裁判官は、現在の暫定政権を支配する多数派のイスラム教シーア派とクルド人だ。フセイン体制ではいずれも冷遇されてきた宗派、民族である。優遇されたスンニ派はいない。報復になる危険はないのか」と疑問を呈し、「これだけ疑問のある特別法廷の審理を急ぐべきではない。『スンニ派への報復』と受け止められかねないフセイン裁判を強行するのは得策とはいえない」としている。
また、同日付の毎日新聞社説では、「特別法廷は審理の公正と透明性を保ち、国際的に信頼できる裁判をしてほしい。心配なのは、同法廷の裁判官の人選や教育が米国の強い影響下で行われたことだ。その結果、イラク人の裁判官がどんな判断を示そうと、背後に米国がいるという『二人羽織』の印象を免れにくい。イラクの法廷として独立性を保ち、歴史に堪える判決を下す自覚が必要だろう。また、裁判で適用される法律は、イラク旧来の法と欧米的な『人道に対する罪』などの概念を組み合わせ、裁く側に都合のいい法体系とされる」と述べ、「何より必要なのは『国際基準に沿った審理』である」と、アナン国連事務総長の言葉を引用している。 東京裁判とこのフセイン裁判を単純に比較するべきではなかろうが、それにしてもどうしたことか。二枚舌というのかなんなのか、「アメリカの核は汚い核、ソ連の核はきれいな核」という言葉が頭に浮かぶ。 関連記事
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確かに,単純な比較はできないでしょう.でも,過去のペテンに掛けた裁判のように,現在も結論有りきの法定を造って裁かないで欲しいかなとも思う.法に暗い私が言えた者ではないけど,事後では無い,現行の国際法規に照らした裁判にして欲しいです.さて,2枚舌さんの件は,すでにteikokuさんのコメントで汲み取れるので,今更触れる必用が皆無(笑).
2005/10/22(土) 午後 3:31 [ - ]
裁判所のフセインの様子は、なぜかオウム真理教の麻原彰晃を思い出させました。
2005/10/22(土) 午後 11:32
この勢いで東京裁判の妥当性にも触れて欲しいものですが、なぜかそこは素通りなんですよねぇ。靖国参拝もあったし話題としてはタイムリーだと思うのですが・・・。朝日はどうしちゃったんでしょうね。いいこと書いたつもりになっているのかな・・
2005/10/23(日) 午後 7:25 [ たかやん ]