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小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は31日、皇位継承の在り方をめぐり、4人の識者から意見を聞いた。
大原康男國學院大教授は「皇位継承の歴史は男系主義で一貫しており、女帝は例外的な存在であった。その歴史的な重みを十分に認識し、男系維持のための方策を講ずることが先ではないか。秋までに報告をまとめることに大きな危惧を覚える」とし、旧皇族の皇籍復帰や皇族の養子制度を検討すべきだと主張した。 八木秀次高崎経済大助教授は「女性天皇の子が皇位に就けば皇統が女系に移るが、これは万世一系を壊すことで、そうした例は過去には存在しない。可能な限り男系継承にすべきで、女系を容認すれば天皇の正当性の問題が浮上しかねない」との考えを示した。 一方、高橋紘静岡福祉大教授は「国民に広く支持されているかどうかが基本だ。男女を問わず直系で最初に生まれた子が天皇になる長子優先は単純で分かりやすい」として、女性天皇を容認し、継承順位は長子優先とすることを提案した。 横田耕一流通経済大教授は「そこまでして天皇を置く必要があるのかが将来問われるだろう。いずれの方策をとっても、天皇制の存在意義が問われる」と発言した。 有識者会議は8日も、別の4人の識者から意見を聞く予定。 大原氏は「女性天皇を支持する一般の国民は、それが過去に例のない女系を採用する事だと認識しているのか疑わしい」と述べている。
安易に女性天皇を容認すれば、女系天皇の容認につながり、八木氏の指摘するように天皇の正当性の問題が浮上し、一部の勢力が欲しているような事態になりかねない。 「単純で分かりやすい」「国民に支持されているかどうか」だけで、この問題を語る「識者」の見識を疑う。 |

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