NHKの特集番組が事前説明と違う内容に改変されたとして、「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」などがNHKと制作会社に損害賠償を求めた訴訟の控訴審口頭弁論が21日、東京高裁で行われた。証人として出廷したNHKの長井暁チーフプロデューサーは「信頼すべき上司から『政治家が放送を中止するよう求めた』と聞いている。今でも政治介入があったと思っている」と証言した。
「聞いている」とか「思っている」とか、相変わらずの長井節である。その「信頼すべき上司」とやらが証言すればよいはずなのだが・・・・・・。
そもそも問題となった擬似法廷とは、極左ジャーナリストや北朝鮮工作員ではないかと指摘された人物を検事らに据え、昭和天皇と日本国民、日本国を被告として、弁護人すら存在しない中で、「天皇ヒロヒトは性犯罪と性奴隷強制により有罪」と宣告するものであった。客席は総立ちで拍手、ウェーブが巻き起こる。場内は興奮の坩堝と化して、涙を流して抱き合って喜んだという茶番劇なのである。
この「法廷」を主催したバウネットの主張に沿った形で放送するつもりだったのが、そうはならなかった。外部からの圧力がなくとも、まともな人間ならば内容の見直しをするのは当然ではないか。10月1日付の産経新聞社説が指摘しているように「昭和天皇を弁護人なしで裁いた民間法廷を取り上げたNHK番組自体の再検証も済んでいない。まだ、幕引きは許されない」のである。
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