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政治評論家の屋山太郎氏は、産経新聞の「正論」で、「東アジア共同体」構想について「この共同体はEUの前身であるECにはなり得ない」として、「この構想に積極的に関わってきた日本外交のお粗末さ、新中派政治家の無知には呆れるほかない」と批判した。
「中国の『東アジア共同体策謀』に乗るな」と題されたコラムの中で屋山氏は、日中友好を唱える官僚や政治家は、中国がASEANと日本をそっくり支配下に置く絶好のチャンスを迎えているという認識もなく、日本文明は中華圏から離脱したからこそ熟成できたのだということを忘れているとして「他国と仲良くするのも外交だが、距離をとる判断をするのも外交である」と指摘し、「経済共同体の絶対条件は、共通の通商ルールを守ること、あらゆる情報が自由であることだ」としている。 この「正論」は読んでいて痛快であった。 次のくだりでは思わず吹き出してしまった。 胡錦濤氏ら戦後世代は宗教もお祭りも禁じられて知らないはずなのに、他国の祭祀をやめろという。靖国参拝する小泉純一郎首相とは会わないという。首相も「犬を食う人種とは会いたくない」と言い返せばいい。
民主党の前原代表が「中国の軍事力増強は現実的脅威」などと言明したため、中国首脳との会談が実現しなかったことに関連して、屋山氏の次の指摘は、中国という国と交わるうえで常に頭に入れておかなければならないものではなかろうか。 中国人はこうやって相手を選別し、逆らうものを排除し、媚びるものだけを優遇し、いつの間にか相手国の政治にまで干渉するようになった。河野洋平衆議院議長や歴代総理5人までもが、小泉首相に「靖国に参拝するな」という様は、完全に政権中枢部に中国の毒が回っていることを物語る。このままいけば、日本は間違いなく冊封国家、朝貢国家に成り下がるだろう。中国にとってその総仕上げの仕掛けが「東アジア共同体」構想だったわけだ。
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2005年12月23日
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