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「皇室典範に関する有識者会議」の吉川弘之座長は、15日と22日に配信された小泉内閣メールマガジンに寄稿し、女系を容認する報告書を提出したことについて「言葉には言い表せないほどの自問自答を繰り返した末の提案だった」と心境を明かした。
吉川座長は、「様々な歴史観や国家観を踏まえながらも、その中の特定の立場に基づく議論をすることは差し控えるという態度をとった。そこで、憲法に戻り、その範囲内で可能な方法を探るという方法をとることとした。歴史にできるだけ忠実という条件と、未来を含めて国民の広範な支持を得るという条件とを、同時に満たすという困難な条件を突きつけられ、しかも、特定の思想を前提にしない、その意味で中立的な立場で検討するという条件を自らに課していたので、ときに重苦しささえ感じることもあった」と振り返った。 吉川氏は「いわゆる旧皇族の復帰等についても検討を行ったが、たとえそれを行ったとしても中長期的な解決とはならず、また、国民の理解と支持、安定性、伝統いずれの点でも問題があるとの結論に至った」としているが、女系を容認することこそが、過去と未来を含めた国民の広範な支持、安定性、伝統いずれの点からも問題ではなかろうか。自問自答を繰り返すのは結構だが、導き出される結論がこれではどうしようもない。そもそも、「中立的な立場」とは、どのような立場であるのかが疑問である。
本日発売の『正論』2月号は、「平成の和気清麻呂、出でよ」と題する特集が組まれている。「天皇になろうとした道鏡の野望を阻止したのが清麻呂。現代の清麻呂は何が求められているのか」として、渡部昇一、平沼赳夫、下村博文、櫻井よしこ、田久保忠衛、萩野貞樹、小田村四郎、屋山太郎の各氏が執筆。また、竹田恒泰氏の「旧皇族の直系が女系天皇問題を語る」、林道義氏の「皇室典範有識者会議とフェミニズムの共振波動」など、読み応えのありそうな内容である。 |

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