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NHKの橋本元一会長は20日、経営改革計画「新生プラン」を発表し、“すべては視聴者のみなさんのために”という公共放送の原点に立ち返り、視聴者の信頼を一日も早く取り戻して受信料収入の回復を図り、財政の再建に取り組むとの決意を表明した。
橋本会長は、不祥事に端を発した受信料の支払い拒否や保留により、2005年上半期の受信料収入は予定額に対し237億円の減収となる見通しで、受信料の支払い拒否や保留がこのまま続けば、1年間で500億円を越える減収となる可能性があることを明らかにし、「公共放送の役割をしっかりと果たせるよう、NHKを生まれ変わらせ、視聴者に役に立つ確かな情報や豊かな文化をあまねくお届けすることが、公共放送の基本的な使命です」と述べ、「視聴者第一主義に立った『NHKだからできる』放送の追求」などの改革の柱を打ち出した。 20日放送の「クローズアップ現代」は、“歴史教科書はこうして採択された”と題し、東京都杉並区で採択された扶桑社版歴史教科書をめぐって、採択制度の現状と課題を見詰めるといった内容であった。
いま、この番組のビデオを見終わっての感想は、中立の立場を取ろうとする努力がVTRの編集などで垣間見られはするが、スタジオでの国谷裕子キャスターと椿直人記者とのやり取りなど、番組全体から受ける印象は中立といえるものではなく、NHK特有の「反日」構造が見受けられた。歴史教科書問題の背景にある複雑な部分にはクローズアップせず、現場教師の意見がどうのこうのという狭いところに無理矢理スポットを当てているといった感じであろうか。 元旦にゴールデンタイムで放送された「日韓友情音楽祭2005」の視聴率、お正月には流石に手が回らなかったのか散々な目に遭っているはずであるが、果たして「視聴者第一主義」に立った番組であったのか。あるいは、「日本の、これから」という番組が視聴者に好評を得たと橋本会長は会見で述べているが、それが「視聴者に役立つ確かな情報や豊かな文化をあまねく」届けることになっていたのか。受信料をしっかりと支払っている立場からして、「それは間違いであり、勘違いである」と言いたくもなる。 |

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