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産経新聞は17日、「皇室典範改正案、高まる見送り論」と題する記事を掲載し、政府が通常国会への提出を目指す皇室典範改正案について政府、与党内で「見送り論」が高まっていると報じた。
記事によると、改正案を審議することになる国会議員でも、過去に10代8人いた女性天皇と、一人も存在しなかった女系天皇との区別がついていない者が少なくないことや、皇室典範改正に反対する国民集会がたびたび開かれており、女系反対派による議連結成の動きがあるなど、男系維持派が攻勢を強めていること、さらには、安倍晋三官房長官が、あえて党議拘束が望ましいとの見解を表明し、法案提出のハードルを上げたことなどにより「見送り論」が高まっているという。 このような記事が出たからといって、ここで気を抜くことは許されない。 何事も詰めが肝心なのである。 さて、女系に反対する議員の一人でもあり、今後の活躍が期待される議員に稲田朋美氏がいる。 早稲田大学卒業後、弁護士となった稲田氏は、靖国神社参拝関連訴訟では国側弁護人、百人斬り名誉毀損裁判の原告側弁護人を務めるなどの経歴を持つ。 1月12日付の読売新聞によると、稲田氏にとって、「運命の日」は昨年の終戦記念日であった。稲田氏は雑誌の取材のため靖国神社の境内にいた。そこに現れたのは安倍晋三氏の意を受けた参議院議員の山谷えり子氏であった。山谷氏は、「国益を語れるあなたに、政治家として仕事をしてほしい」と口説いたという。 それから4か月。稲田氏は「保守政党」と思っていた自民党の議員たちの思想的な幅の広さと、党内論議の希薄さに戸惑っている。 昨年12月14日の新人議員研修会では、皇室典範改正がテーマだった。周りの女性議員たちは「伝統だって、時代によって変わる」「男系維持なんて、男尊女卑だ」と口々に叫んだ。稲田氏は「そんな単純なものではない」と反論するが、多勢に無勢だったという。 また、政府の男女共同参画基本計画案を審議した党の部会で、「選択的夫婦別制度について、国民の理解が深まるよう引き続き努める」とする表現に噛みつき、「家族の崩壊につながりかねない制度は認められない。『理解』では、民法改正が前提と受け取られる」と主張。政府は、この記述を「国民の『議論』が深まるよう」に差し替えた。 「理屈を超えた系譜を圧倒的に美しいと感じている。この圧倒的に美しい伝統を守るためにどうすべきか」として男系維持について弁護士の見地から持論を展開している稲田氏であるが、彼女のパワーがどれだけの自民党議員を目覚めさせることができるのか、見守っていきたい。 |

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