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北のミサイルと社説

    北のミサイルと社説

北のミサイル上空通過で、東日本では新幹線や在来線がストップし、一部学校は休校になったという。
その様は、さしずめ昨日の「Jアラート」は、72年ぶりの「空襲警報」だった…と言える。
危険に備えることは当然だとは思うが、数えきれない航空機が上空を飛ぶ今日にあっては少しばかりナンセンスな対応ではないのか・・・。

昨日はあれだけ北朝鮮の軍事力に大騒ぎしたのだから、さぞかし今日の新聞の社説には「現実主義的な防衛観」が主張されることだろうと期待した。
が、各社とも「屁」にもならない形ばかりの、つまり主張の無い抽象的な「日本防衛論」社説に終わっていて残念な思いだった。

最も具体的な提案をしていたのは、産経新聞だった。
1.「北朝鮮は、米国の懲罰的・報復的抑止力は恐れているが、その力を持たない日本には平然とミサイルを撃ってきた」・・・と現状分析と認識を明らかにしている。
2.「首相は「日本と百パーセント共にある」との大統領の言葉を引き出したが、これだけで国民を守り抜くことはできない。懲罰的・報復的抑止力を保有することを考えてほしい」と具体的提案に及んでいる。
3.「日本は、独裁者に日本攻撃をためらわせる抑止力=反撃力を持っていないから、抑制的な専守防衛から積極防衛への転換を国民に訴えるべきである」と主張している。

朝日、読売、日経、毎日は、およそ「もっともらしいこと」を述べてお茶を濁している感じであった。

1.各社とも「国際社会は結束し、粘り強く圧力をかけ続けねばならない」などと結論的に主張しているが、しかし、過去には6カ国協議や米朝会談など長い話し合いの歴史を持ちながら今日に至っている事実に触れていない。
北朝鮮は「核とミサイルが完成するまでは話し合いに応じない」と明確に態度を明らかにしている事実。
つまり、どうすれば過去の「有効性を持たない話し合い」を乗り越え「効果ある話し合い」を実現できるのか…その方法論こそが問題なのである。
単に「話し合い」を主張したところで何の意味もないことは、今までの歴史が証明している。

2.各社とも「断じて許せない」という言葉を多用している。
新聞は言葉=文字から成っているが、「断じて許せない」とは行動を表す言葉である。
「許せない」とすれば、具体的に「どういう行動を取れば許さないことになるのか、その内容こそを主張すべきであろう。

相手に思う通りにさせない・・・強制力・・・抑止力・・・結局は最後の力として軍事力
が出てくるが、そこの絡みをどう考えての「断じて許さない」なのかを具体的に提案する必要があろう。

3.読売は「北朝鮮経済の生命線を握る中国は、石油供給制限などの強い措置を検討しなければなるまい」などと気軽に書いているが、中朝関係は表面的な現象はともかく本質的には同盟関係にある兄弟国で、ここを軽く見ると分析を誤る。
旧共産国体質を多分に持ったプーチンのロシアにも北朝鮮に対する近親感においては同じことが言える。
そんな中国に「検討しなければなるまい」などと生意気なことを言っても中国は聞く耳さえ持たないだろう。

4.ナンセンスさで言えば、東京新聞の社説か。
「事前探知と迎撃態勢を備えた強力な防衛網を持つと示すことで、挑発行動の抑止が可能になる」
これもお気楽な主張だ。
「事前探知」とはスパイでも派遣せよということなのか。
「迎撃態勢、強力な防衛体制」とは、軍事力・装備の質的充実、つまり防衛予算の拡大のことなのか…。

また「国連安全保障理事会はまず強い非難声明を出し、加盟国に制裁決議の履行を求めることが重要だ。」
「米朝は早期に対話を開始して衝突を回避し、次の段階で核、ミサイル問題で交渉することが緊急の課題になる。」と書いているが、ためにする主張にしか見えない。

さらに「Jアラートで住民が数分という短時間に安全を確保できたかどうか、自治体による追跡調査が必要になろう。」と笑ってしまうようなことを書いている。
今回はミサイル発射4分後にJアラートが発動し、9,10分後に到達している…数分の出来事だ。
寝ていた人は寝巻のまま動くのか、着替えもある…ナンセンスな調査だ。
戦争になれば、1回で短時間で終わることにはならないだろう・・・。
住民の安全に触れるのであれば、昔とずいぶん環境は変わってしまったが、昔のように各家にシェルターか防空壕をというのが本当のところだろう。

総じて今日の社説で感じたことは、マスコミもやはり戦後72年の平和ボケというか、憲法9条の保持で戦争は起こらないものとしてきたことで、戦争や軍事に関する知識や感覚が非常に鈍っているのではないかということである。

その影響力の大きさから言って、マスコミが早く「ありのままの危機・現実」を見る目を養ってほしい。
そして、十分知識を備えた上で他国に負けないジャーナリズムを発揮し、批判や報道を加えて欲しいと思う。

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閉じる コメント(6)

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帝王の涙さん、こんばんは。

私は、妻に言いました、死ぬ時は、どこでも死ぬしどんな事をしても死ぬから、起きるか分からない事を心配しても無駄だし、何の役にも立たないマスコミの報道を観る必要もないし、かえって観る事で、間違った認識が、刷り込まれるから観てはいけないといいました。

そして、何も関係の無い時こそ防衛論を議論するべきだと言いました。

そして、平時に行われる議論こそ、変な理屈がまかり通ってしまう事に気を付けるべきだと言いました。

平時こそ、戦時の狂気を想像出来ねば成らないと思います。

ひき逃げをする人をひき逃げをした人は、何で悪い事をしたのに更に逃げてしまうのかと言いますが、その様な事こそが、戦時の心理と同じなのだと思うのです。

ひき逃げの心理を容認すると言うのではなくて、そうしてしまうと言う事の事実の認識を持たなければ成らないと言う事だと思うのです。

恥の上塗りの様な事や嘘に嘘を重ねる人の心理や名誉や恥辱をどうやって紐解くのかが重要です。

アメリカでは、司法取引が盛んですが、国際的にも多分、司法取引のような考え方を持つ必要が、あります

2017/8/30(水) 午後 4:45 [ 犬のうわ言 ] 返信する

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何かで書いていましたが「日本国憲法は平和憲法ではなく非武装憲法だ」と
前文や9条を読めば非武装国家になれと書いてますね
前文は危険です
改正するのが望ましいと思います

2017/8/31(木) 午前 0:06 [ 道後 ] 返信する

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> 犬のうわ言さん

「どんな場合であろうと死ぬときには死なねばならない」というのは生きる人間の覚悟とでもいうものでしょうかね。

覚悟とは、ある種の「主体性の極致」ですね。

自分では制御できない自分を超えた動きに対する従順さ、素直さ・・・私には近親感を覚える言葉です。

人間は強くもあり、またとても弱さを持っていると思います。
時と場合に従って器用に使い分けて生きている気がします。

経験したことのない場面に遭遇した時、例えば自動車事故を起こした時、どうしていいか分からずヒトはパニックに陥りやすいですが、うわ言さんがおっしゃるように、発覚すれば責められる自分の姿などを想像しておびえる、逃げるとなるのでしょうが、余分なことを考えず目の前に集中すればと思いますね。

まあ、しかし、それがなかなかできない人間でもあるということでしょうかね…。

戦争も同じようなもので、戦争が始まれば目の前に集中するしかないですね。
だから、平時から戦争にならないように話し合うにしても和解への具体的な力を付けておくことに努力しなければならないですね。

2017/9/1(金) 午後 0:10 [ 帝王の涙 ] 返信する

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> 道後さん

言われてみれば、確かに「非武装宣言」みたいなものですね。

「他国が欲しがるものはみんな与えます」とでも言うなら、きっと戦争にはならないでしょう。
戦う前に「降参」しているのですから…。

2017/9/1(金) 午後 0:15 [ 帝王の涙 ] 返信する

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全く同意見ですね!発射した、日本の上空を飛んだ、さあ!国としてどうあるべきか、全くマスメディアは言わない、評論家先生も訳のわからない事をさも重大みたいに言う、本当に平和ボケと、左翼にマスメディアが占領されてしまったのか、反日、韓国、中国人に汚染されているのか?と心配になりますね!

2017/9/1(金) 午後 6:35 [ MIC ] 返信する

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> MICさん

テレビでは政治家や評論家の中にも「軍事的」な知識の欠落を思わせる人が少なからずいましたね。

首相の「ミサイルの動きを掌握している」という言葉に「何でこんなに広範囲のJアラートなのか」と言った人もいたが、方向性は早くからわかっても、ブースターが燃え尽きるまで待たないと落下地点の特定はできないという。
だから早期警報は範囲が広がってしまうとのことと言う。

勉強して報道に臨んでほしいですね。

2017/9/5(火) 午後 2:52 [ 帝王の涙 ] 返信する

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