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日米会談の成果

        日米会談の成果

日米首脳会談は、安倍首相が「アメリカと完全に意見の一致をみた」というほどではないにしても、拉致問題でトランプ大統領をして「私も拉致被害者のご家族にもお会いした。最大限の努力をする」と言わしめたことは、成果だっただろう。

「米朝会談」で「拉致」が提起され、何らかの進展が期待できるかもしれない。
日本政府が認定している12人の拉致被害者に対し、8人は死亡、4人は入国していないなどという頑なな姿勢を崩さない北朝鮮に対して取りつく島もなかった日本だったが、アメリカを頼んでようやく進展が期待できるところまでたどり着いたという事である。
開催されるかどうか危ういところのある「米朝会談」だが、期待せずにはいられない。
日本独自では何もできないままに、今までアメリカを動かせなかったことを思えば、確かに成果の一つであろう。

半面、マスコミや日本国民の中には「米朝会談に「置いてけぼり」を食った日本」として非難する向きもあるが、朝鮮戦争というグランドの中で戦った中国や韓国、アメリカとは立場が異なり、日本は血を流していない国であり、朝鮮半島の将来を語るという意味では、日本は当事者ではないのだから、仲間外れは仕方がない。
それは、別に「置いてきぼり」を食っている訳ではない。

少しく冷静に考えれば、日本に朝鮮半島の平和の一端でも守れるような軍事的用意も覚悟もないのに、一時流行った口先番長ではないが、口先ばかりが達者であっても誰も日本の主張など聞く耳を持たないで丁度であろう。
「日本は隣に位置しているから発言もさせろ」という他国から見れば勝手な言い分に過ぎない。
日本に、発言権の出番があるとすれば、北に対する経済協力・・・賠償のお金の話が出てくるまで待たねばならないだろう。

今一つ、注意をしておかねばならないのは、やはりトランプ大統領の外交スタンスである。
日米関係を親しさだけの情や義理がらみで考えるのは危険である。
今回の通商関係もそうであるが、安倍首相が言うように「日米関係は何もかも一致している」訳ではないことは当然のことである。

世界の秩序は、アメリカの後退に伴い、その穴を埋めるように中国の経済的進出、ロシアによる軍事的進出が顕著になり、従来の秩序が虫食い状態になりつつある。
EUの中の東欧諸国でもアジアでも、民主主義に代わって強権主義的な政治体制が目に付くようになっている。
今までにない政治の動きと経済の動きが複雑に絡みながら、世界は新しい秩序を求めて動いている。
そういう動きの中に日米関係もあることを知らねばならない。
世界は、今日のように明日も動くとは限らない。

いま、中国は日本に急接近しているが、別に中国が親日になったわけではない。
アメリカとの確執が生まれ、アメリカとの長期戦に備えて日本に接近しているだけである。

ハンチントン理論に従えば、トランプ大統領のアメリカも文明論的には日本を兄弟のように思ってはいないはずである…。

今回の「米朝会談・日本置いてけぼり論」などのように、いつも日本は外交問題では「被害者意識」にあるが、混迷を深める世界の動き、アジアの動きの中で、少しは主体的なビジョンをもって自立的に動けるように努力をすべき時期にきているのではないか…。

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