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    第4回「連帯する日本」セミナー報告(4

基調講話 「日本の理想社会と政治を考える」 (3)

                            連帯する日本 代表 小川 忠彦

 
              C.行き詰る新自由主義的強欲資本主義

新自由主義の政策がいかに多くの人々に負の影響を与えているかを見ました。
日本には昔から「道の思想」があり、スポーツにも柔道、剣道、空手道、文化面でも書道、華道、茶道と、「道の思想と精神」の上にそれらの活動があることを教えられてきました。
商売においてさえ商人道という道が説かれてきました。
「道」の解釈については様々でしょうが、その「道」は天にも神にも通じた「精神の道」であること・・・人の歩むべき道として「道徳」にもなり、「人道主義」にもなっています。
「道」を支えるものが「聖なるもの」であることを連想させます。
その日本古来の伝統的な「道」が壊れつつあると言えるかと思います。

新自由主義の矛盾は非常に大きくなっています。
今は「マイナス金利時代」です。マイナス金利にしないとお金の借り手がない、投資する先がないというほどに充足社会になっています。
新自由主義は市場原理主義ですが、肝心の市場も世界の隅々まで開発が進み、市場の将来性は非常に乏しくなっています。
日本は、アベノミクスをもってしても経済成長はなりませんでした。
新自由主義がついになりふりを構わず金もうけに走る姿・・・カジノがそうですし、至るところの公共施設に付けられた企業の名前・・・アメリカではカリフォルニアの刑務所に特別独房が作られお金を出せばそこで快適な刑務所生活が送れるそうです。
お金至上主義ですから何でもお金になりそうであれば商品化して売り出すという事なのでしょう。
人間も商品です。新自由主義の世界には「品」は有りませんね。
「ものの豊かさと精神の卑しさ」が同居しています。

精神の卑しさで思い出すのは、皆さんもまだ記憶に新しいと思いますが、2008年のリーマンショックでのことです。
低所得者向けに開発した住宅ローンがパンクし金融危機に至ったわけですが、巨大保険会社AIGは19兆円もの公的資金=税金の注入を受けました。が、この年AIG倒産の直接の引き金になった投資部門の幹部に181億園のボーナスが支払われたのです。
このほかにも71人の幹部に1億円以上のボーナスが支払われました。
これにはアメリカ人も怒り心頭に発し、下院ではこれらのボーナスに90%の税金をかける法案さえ通過させたものです。
ボーナスを返上することで事なきを得たようですが、この強欲な新自由主義的資本主義には正義も道徳も存在しなかったようです。
日本の多国籍企業も利用している租税回避地(タックス・ヘイブン)を利用した節税・脱税は、国家への反逆でもあるのですが公然と行われているのが現実で、非難されても攻撃されてもひるむ様子は有りません…。

このように新自由主義は多国籍企業によって支えられ、地球の隅々にまで新市場を求めてグローバリズムを演出しました。
グローバリズムは国境の壁を壊し、人・モノ・カネの移動を自由にしましたが、「2017年、世界で増えた富の82%は、世界の富裕層1%が占有した」と今年のダボス会議に向けてオックスファムが発表したように、新自由主義は世界中に貧富の格差拡大をまき散らしてもいます。
極端に言えば、新自由主義は、1%の幸福と99%の不幸をまき散らしているとも言えます。
トランプ大統領の誕生や欧州での右派の政治的進出は、1%の陰に隠れ政治からし忘れられた人々の反動でもあると思いますし、また何とかしろという将来に向かっての願いでもあろうかと思うのです。
99%に属する国民としては、何とかしなければならないと思います。
(続く)

転載元転載元: 「連帯する日本」の公式ブログ

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