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       日本の心配(1)独立国?


日本の進路を考えると言えば、やはりその中心的課題は、国の進路を左右させる権限を持つ政治のあり方が問われることになろう。
日本は議院内閣制だから、勢い政党政治のあり方が問われることになる。
中でも政権党の在り方は重大である。

自民党という政党には、政治家個々人においては実現すべき夢を持っていることとは思うが、集団としての政党として実現すべき共通の夢=社会的理想というものを持っているとは到底思えない。
選ばれる党首次第でコロコロと政治内容が変わってしまう。
だから、自民党の政治を見ていても、将来の日本の社会の姿を見通すことは出来ない…。
多分に成り行き任せのところが多く、無責任政治とも言える。

特に今日のように小選挙区制になり、政権執行部の権限ばかりが強化された結果、共産国家顔負けのイエスマンばかりとなり、執行部権力に対する抵抗勢力が消えた状態は民主主義そのものを脅かしていると言える。

今の安倍首相にしてからが「日本を取り戻す」と一見理想=「瑞穂の国の資本主義」=「助け合う共同体社会」のようなことを口にしながら、その実はどんどんグローバル化政策=アメリカ化政策を進め、口にすることとは真逆な「日本様式を捨てる」政策を進めている・・・。
それに対する「異議あり」の声は聞こえてこない。

安倍政治は「保守の看板」を付けているが、実際はコスモポリタンな多国籍企業を優先・重視する新自由主義政治である。
この新自由主義の本質は、国境なき市場原理主義、自由競争社会を理想とする「現状否定」=「日本否定」の多国籍企業的な「革新政治」なのである。

それでも日本では、「保守」とか言われる人たちによって「脱日本・安倍革新政治」は支持されている。
不思議な光景である…。
この歪んだ政党支持構造は、不甲斐ない野党の責任にされたりしているが、保守の側の人材不足も指摘されねばならないだろう。

ここでこんなことに思いが至ったのは、「連帯する日本」のブログに掲載された「エマニエル・ドット博士の提言」=「日本の核武装論」に行きあったからである。

日本の政治家も、もう少し日本のことを、根本的なところから考えて欲しいと思うからでもある。
トッド博士が文芸春秋7月号で「日本の一部の人々が頭で考えてはいても、声高には言えない、はっきりは言えないことを、外国人の立場、親日家のフランス人の立場から敢て申し上げているのです」と断り書きを入れていることは、議論さえ許さないような雰囲気を強く戒めている。
民主主義の上からも恥ずかしいことであろう。

「核武装」も重要問題だが、それを考える上で、その前に問わねばならないことがある。
それは、日本国家として「名誉」に関わるような重大で根本問題であるにもかかわらず、広く深く議論することが忌避されてきたプーチンの2016年12月、安倍首相との日ロ会談に先立って行われた読売新聞との記者会見での発言である。

「日本はロシアへの制裁に加わった。制裁をしたまま、どうやって経済関係を新しいより高いレベルに発展させるのか?日本が日米同盟で負う義務の枠内で、露日の合意がどのくらい実現できるのか、我々は見極めなければならない。日本はどの程度、独自に物事を決められるのか」

この発言には伏線がある。
日本は自ら制裁に加わったのか、それとも嫌々加わらせられているのか・・・。
制裁に加わりながら、両国関係の発展を願うとはどういうことか…。
矛盾したことを平気で行動する日本に、一貫した国家意思というものがあるのか、ないのか・・・。
愛国者プーチンには不可解な日本人としか映っていない…。

2000年、プーチンが大統領になった直後に来日した時「返還した北方領土に米軍基地が置かれる可能性」について森首相が問われ「そんなことは絶対ないよ」と答えていた。

ところが、2016年11月、日ロ首脳会談の地ならしで訪ロした谷内正太郎・国家安全保障局長がパトルシェフ安全保障会議書記に同じように「日本に歯舞、色丹を引き渡した場合、米軍が基地を置くか」と聞かれ、「可能性はある」と答えたという。誠に正直な答えだった…。

プーチンも、森首相の言葉を信用していなかったから繰り返し聞く・・・。
日米安保条や日米地位協定をみれば、米軍基地が日本の自由になるようなことは書いていないことをロシアンは知っていた…。
プーチン発言の核心は、「アメリカの了解無くしては何事も進まない日本・・・日本は独立国か、主権国家か」という問いかけでもあったろう。

グローバル時代だから、アメリカや中国と言えども完全な独立国も主権国家もないだろうが、独立度・主権度という意味では、確かに高低差はあるだろう。

プーチンの発言に対して、日本政府がどのような反応を示したかは定かではない。
本来なら、「あなたは間違っています、日本は主権国家です」」と堂々と抗議すべきところであろう。

果たして日本は、主権国家として日本国民の主権意思をどこまで自由に決めることが出来るのだろうか…。
返還後の北方領土の扱いを日本が独自に決めることは、本当にできないのだろうか…。

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閉じる コメント(4)

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安倍は国民の快適な生活など無視して自己趣味専念で、国民が支払う金額も値上げしてますが、多くの国民は安倍を支持してますね・・・

2018/7/6(金) 午後 5:13 無知也 返信する

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TPPに関して思うのですが 自民党は野党時代に反対していませんでしたっけ?
ISD条項でしたっけ之ことで突っ込んでた記憶があります

政権取ったら手のひら返しましたよね
自民党からも声が出ない 不思議です

2018/7/7(土) 午前 0:00 [ アグリOMA ] 返信する

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> 無知也さん

安倍さんは、1期目は純情政治で失敗しました。
2期目は狡さを用いるようになり、言葉の言い換えや、GDPの計算方法を変えたりして政治の失敗、アベノミクスの失敗を隠したりしています。
首相を辞めた後に、その誤魔化したことの副作用が表面化することで、それが明らかになると思います。

解決されない少子化と高齢化で、日本は未曽有の困難に直面していくことになると思います。
メデイアは、大本営発表に忠実ですから、国民は誤解したままと思っています。

最近の官僚の虚偽答弁などの行動はごまかし政治の一端を示唆していると思っています。

2018/7/7(土) 午前 11:52 [ 帝王の涙 ] 返信する

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> アグリOMAさん


私は今でもTPPには反対です。
多国籍企業以外は、誰も求めていません。

確かにものは安く入ってきますが、長期的に国民の利益にはなりません。
それを作っている国内企業は太刀打ちできず倒産です。

農業は典型的ですよね。

農業に限らず、中小零細企業の多くで国内の職場が奪われることになります。

本来貿易は、その国で作ることのできないもののやり取りでありました。
いつのまにか世界は、多国籍大企業の市場獲得・・・カネもうけの道具にされてしまいました。
人生を競争の渦の中に巻き込み、限られた資源の無駄遣いを続ける自由貿易・自由競争・激しい格差社会の時代から、少し方向転換する必要があるのではないかと思っています。

自民党は無原則な現実主義者の集団という気がしてなりません。
目の前の利益に逆らえない精神構造ですね。

保守とはちょっと違うと思います。

2018/7/7(土) 午後 0:10 [ 帝王の涙 ] 返信する

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