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平成の総括・怠惰と劣化

堺屋太一さんの著作に「平成三十年」という「平成30年」を未来予測した小説がある。書かれたのは今から20年前、1997〜8年(平成9〜10年)、朝日新聞に連載されたものである。単行本になり、その後何年かして発刊された文庫本には「何もしなかった日本」という副題が付けられていた・・・。

小説には、平成30年の日本に起こるであろう多くの問題が提起されていた。
提起された問題の多くが、今我々の目の前で現実の問題となっていることを想うと、文庫本に付された「何もしなかった日本」という副題が、改めて20年近く前から「何もしない日本」が堺屋さんには予測され危惧されていたことが分かる。

予測の中で最も大きな問題の一つを例にとると、人口減少問題がある。
執筆当時、厚労省は出生数の減少が続く中で出生増加に反転する希望的観測を流してもいたが、そのような雰囲気の中で小説では「子供の減少は著しい。昨二十八年の出生数は、日本政府の切なる願いに反して、百万人を割ってしまった。」・・・と、出生数が100万人を割った2016年(平成27年)を言い当てていた。

この記事は、何も堺屋さんを褒め称える目的で書いている訳ではない。

人口減少問題などは、日本以外の先進国でも起きている歴史のうねりでもあり、堺屋さんの指摘が無くても問題の大きさは十分に認識できる問題であった。
それが、堺屋さんの予言した通り「平成30年の日本」になるまで「何もしなかった日本」できたわけである。

労働力移民の受け入れ問題も、年金問題も、人口減少問題を正面から捉えることを避け、その場しのぎの対策で誤魔化してきた結果であり、社会的弱者に大きな皺が襲っている日本なのである。

人口問題で根本的な対策をするには、大きく言って二つの道があるだろう・・・。
一つは、人口に見合った国を追求することである。
人口減少を恐れずに、国民の「クオリテイーオブライフ」・・・生活の質を上げていく政策に切り替えるならば、近い将来に大きく反転する時代も訪れることがあろう。

今一つは、現政権のようにひたすら富裕層の経済力の低下を恐れ、人口減を外国人の移民によって穴埋めし続ける道である。
人口減対策に本腰を入れないわけであるから、日本の人口は益々減少し、外国人がますます増える…。日本喪失への道…。

前者の道を行くには、ビジョンがいる。
日本が日本であり続けるためには、「日本人の共同体」として生き残るために経済的にも社会的にも頑張らねばならない。

後者の道は、その場その場で対策を間に合わせれば良いから、ビジョンは不要である。その代わりどのような国家や社会になるかは、無目標でわからない・・・。

私の「日本・共同体社会」の立場から言うと、後者の道を進む安倍政権は、日本にとっての歴史・伝統・文化・慣習・習慣など多くの側面で、日本を傷つけているように思われる。いずれ日本を失うことになるのではないかと危惧させる。

総括的に言うならば、平成時代を主導した自民党政権は、日本的な諸問題を、コスモポリタンな新自由主義の観点から無視・放置した。日本的な諸問題を日本的に(共同体的に)解決する努力を放棄した。
このような意味では「平成は政治的には非常に怠惰で劣化した時代であった」と言えるのではないか…。

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平成最後の年3月の富士

平成最後の年3月の富士

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富士山が久しぶりに深い雪に覆われました。

1年の内で4月が最も深く雪に覆われるそうです。

来月はいよいよ平成最後の月を迎えます。

今上天皇の譲位の日を迎えます。

象徴としての役割を終えられる今上天皇に

4月の富士山は、もっとも美しい冬化粧を見せてくれることでしょう。

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平成の総括・時代

平成の総括・時代

平成の終りを迎え、「平成時代の総括」が盛んである。
「総括」とは、辞書を紐解けば「モノゴトをまとめて締めくくること」とある。

皮肉なことに、私の「平成」に対する総括的な感想の一つは、日本の物事がまとめられなくなった時代…「総括しにくいバラバラな社会になった日本」・・・というものである。

曲がりなりにも昭和の時代は、みんなが一様に汗をかきながらみんなが階段を上がっていった時代のように思う。
その根底には、国民の間に敗戦を契機とした「復興」という共通する「時代精神」のようなものが流れていたと思う。
つまり「力」を合わせる「共同体」の時代だった…。
家庭においても、職場においても、地域においても。

しかし、昭和も70年代を過ぎると、社会的価値よりも経済的価値を重んずる時代へ変遷していった。
「精神性」よりも「即物性」を問う時代になっていった。
それが平成の時代になると、露骨な「拝金主義」が「新自由主義」とか「能力主義」とかいう仮面をかぶって台頭してきた。
「自己責任」という言葉で「超個人主義」が跋扈するようになり、「格差社会」の積極的肯定論が恥かしげもなく語られる時代になった。

人々の由って立つところの生活の根っこの部分・・・家庭や地域、職場、国家など、共通した歴史や伝統、文化などの精神的な連続性・連帯性が「新自由主義・拝金主義」によってずたずたに切り裂かれていった。
最早「拝金主義」は決定的に「利己主義」であり、「利己主義」は決定的に「個人主義」である。
つまり、精神的に共通部分がないまとまりのない社会…言い換えれば無秩序な社会とも言える…。

そんな平成社会の中にあって、国民が一度だけ「未来」を見つめた時があった・・・とするならば、2009年の「民主党政権の誕生」の時であったろう。
しかし、期待と夢はあまりに稚拙な民主党の政治実体に裏切られ、国民は再び「昭和の自民党」に復縁・回帰するところとなってしまった。

五輪と万博で「昭和の夢」を再び…という先祖返りの自民党政治。
そのような自民党に「未来」を全く感じないが、野党も含めてせめて「改元」を迎えているのだから「昭和の政治家」ならぬ「新世紀を切り開く若い政治家」の登場を願うのだが、果てさて…。

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YAHOOブログの廃止

YAHOOブログの廃止


YAHOOのブログが無くなるという。
今日まで「タダ乗り」し活用してきたのだから「感謝」しかないのだが、それでも年を取ると変化や変更に対応せざるを得ないことがとても億劫になる。
貧乏ながらも悠々自適な生活をしている者にとっては、やむをえない小さな「強制」に過ぎないものであっても…生意気にも「面倒」と感じたりするのである。

何だかんだと言っても、結局は対応せざるを得ないのだから「愚痴などこぼさずに黙ってやれ」という命令的場面なのだが、固より命令する相手もいず、結局は自分自身に命ずるほかはない。

果てさて、書きなぐってきた数々の文ではあるが、それでも血を分けた我が子であり、分身である。
拙文ではあっても、言の葉にも命が宿ると考え、想いの真実でブログを汚してきた。
文とともにそれなりの出来事も思い出されて愛着もある…。

心臓を病んだ時には、中学以来60年間も記してきた日記を、「空」と「無」との波の中で思い切って処分したこともあるが…。
今度はどう処理したものか…。

いずれどこかに引越しをすることになるのだが、どのような形で引っ越したものか…。
皆さんはどうされるのか…。
色々参考にしながら、しばらく考えねばならない。

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米朝会談の物別れを喜ぶ


今回の米朝会談が物別れに終わったことは、日本にとっては良かったと思う。
ロシア疑惑で苦境に立つトランプ大統領が拙速に抽象的で中途半端な妥協と約束をすれば・・・アメリカはともかく安心だろうが、世論に国防の手足を縛られた日本にとってはミサイルと核武装の開発強化を続ける北朝鮮がそのまま残ることになり、最悪の事態を招きかねないところであった。

しかし、これで安心できるわけではない。
取り敢えず、これで昨年の第1回米朝首脳会談の成果とも言える「北朝鮮の核とミサイルの実験停止措置」は続行されるようだが、第2回会談で明らかになったことは北朝鮮の「核とミサイルの開発意志」が強固なものであることである。
北朝鮮にとっては「核とミサイル」は国家存続の上でアメリカと対等に渡り合える唯一のカードである。
そのことを思えば、そもそも放棄などという事はあり得ない話なのである。

また、「親北政権」の韓国文大統領が期待した「経済制裁の部分解除」もまとまらず、期していた「開城工業団地などの経済援助を通じての南北朝鮮の一体化」政策にも一定のブレーキがかかることになる。
文大統領には、これを機に少しは頭を冷やして欲しいところである…。

まさかとは思うが、文大統領の頭の中には「北との一体化」が「朝鮮民族の核保有国化」・・・「反日意識」と結びついた「朝鮮の一流国化・大国化」意識があるのではないかとさえ思わせる…。

まさかとは思うが、韓国のまさかのことも考えておかねばならないのが国際情勢であろう。
「朝鮮半島の南北一体化」が進めば、日本を取り巻く中国、ロシア、朝鮮とすべて核保有国になる。

このような国際情勢の中で日本は、国防においては憲法の法体系と自衛隊の存在という矛盾の中にある。
国家としては考えられない矛盾を承知で防衛力、つまり自衛隊の行動に縛りをかけている。

しかし、この防衛力を縛る正当性の根拠が「日米同盟」にあるとすれば、つまり「米軍の存在」にあるとすれば誠に日本の防衛は無責任な「他人任せ」と言うべきであろう…。

軍事力について考えることは嫌なことかもしれないが、それが国際情勢の現実であれば、日本もいつかは突き当らねばならなくなる。
そうなってからでは遅いという事を・・・私は危惧している。

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