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読売新聞、11月10日
研究は、母親の胎盤を通じて胎児がダイオキシン類にさらされる被害の世代間連鎖を裏付けるため、宮 田教授とカネミ油症被害者支援センターによって行われた。女性被害者5人(うち認定被害者1人)の子供9人、孫2人にへその緒を提供してもらい、ダイオキシン類の濃度を測定した。 孫2人は、1995年と2000年生まれのきょうだいで、濃度は乾燥したへその緒1グラム当たり220ピコ・グラム(ピコは1兆分の1)と130ピコ・グラム。同年代の人の平均とされる85ピコ・グラムと比べて高濃度だった。家族によると、2人とも病弱という。子供9人については、350ピコ・グラムから1万1000ピコ・グラムと幅があった。へその緒の濃度と、子どもの体内の濃度とはどのような関係があるのか、この記事には書かれていない。「同年代の人の平均」より高い220pgや130pgという測定値が、「同年代の人」では、どのぐらいの頻度で観察されるかが書いていないので、どのぐらい高い濃度なのか良くわからない。「子供9人については、350ピコ・グラムから1万1000ピコ・グラムと幅があった。」とあるが、孫の親のへその緒中の濃度は、測定の有無を含めて書いていない。「子供9人」のうち、1人が親である「孫2人」について、測定しているが、他の子どもには、子どもがいないのだろうか。さらに、「孫2人」は、女性被害者の娘の子供か、息子の子供かについても書かれていない。 この記事を読む限りでは、どうして血液中の濃度でなく、へその緒中の濃度を測定したかがよくわからない。以前は、カネミ油症は、PCBによって引き起こされたと考えられていたと記憶しているが、今はPCBについては、濃度測定の必要もないぐらいの影響と考えられているのだろうか。わかりにくい記事だと思う。
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