無芸大食

取り留めもなく色んなことを書いてますが、内容がなくて申し訳ありません。お立ち寄り戴けましたら狂喜乱舞致します。リズム音痴なのに?

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 朝、久しぶりに(二日間連続して)グールド演奏によるバッハ:ゴールドベルク変奏曲を聴きました。グールドの奏でる音楽が、それを超えたところに浮かびあがってきます。
 心洗われる思いがしました。グールドの奏でるメロディー、歌が、自然と心の中に入ってきて癒していきます。ほんとに美しい。今も、そのメロディーが自然と浮かび、心の中を静かに流れていきます。
 グールドは、いつものように、静かに散策を始めます。水が庭園を流れ、林の中、谷、そして渓谷を流れる早瀬のようにと様々に姿を変えていきます。
 そうして、最後に、想い出を慈しむように、再びあのアリアが奏でられます。感謝は祈りとなって、明日のために、また同じように歩みを始めようと、終わります。
 実に気持ちよく、水の粒子になって共に散策をさせていただいたような気持ちになりました。

 ゴールドベルク変奏曲と言えば、真っ先にグールドの名前が浮かびますが、ちなみに、この間、(北海道から)来た彼になると、いつの?ということになります。
 確かに、グールドがピアノ演奏として世に問うたゴールドベルク変奏曲ですが、そのセンセーショナルなデビュー盤であるのか、その後の新録音(1981年)によるものなのか。わたしにとっては、余りどうでもいいことなのですが、新録音の方です。
 旧録音は1955年ですから、モノラルになります。ちなみに彼は旧録音の方がいいと言います。
 一聴しての違いはテンポですが、新録音は対位法を噛みしめるような遅いテンポになっています。音が深く、わたしは新録音の方が好きです。ゴールドベルク変奏曲は、もとはチェンバロのための練習曲ですが、アリアと様々な変奏曲から構成されています。曲の始めアリアが最後も締めくくりますが、このアリアの美しさが際だっています。

 それはさておき、流れてくる音楽を聴いて、グールドの世界がそこにあって、彼が音楽に陶酔しながら、実にいつものように、気持ちよさそうに弾いているさまがまざまざと浮かび上がってきます。
 鍵盤へのタッチ、上半身の様子、歌いながら弾いているさまが蘇ってきます。新録音といっても1981年ですから、それほど新しいわけではないですが。ちなみに今朝聴いていたのはMP3プレーヤーからのものです(朝というのは通勤途上のことです) グールドが、「グールドのバッハ」を奏でる。そこに、グールドの世界が拡がります。真にもって素晴らしいの一言です。
 こういう音楽に接することができるということは、至福なのだと思います。
 録音されたものでしか接することができないのですが、人類共通の財産です。そう思う一方で、コンサート会場に全く足を運ばなくなったことを思います。クラシック発展のためには今の演奏に親しむことも重要なことです。ただ、そういう時期なのかもしれませんが、わたしは自分の好きな音楽を好きな音で聴くことに至上の喜びを感じています。


 ところで、この曲を聴いて、先ず思い出すのは、学生時代の友人のことです。
 (大変好い奴で)彼はグールドが好きでした。当時、わたしは寝ながら弾いているようで好きじゃないなぁと、失礼なことを言ったのを覚えています。
 また、彼は、ブルックナーが好きで、壮大な神々しい演奏に8番は秘儀だからとか言っていました。が、わたしはあんな冗長な曲は耐えられないと。
 また、モーツァルトのレクイエムの迫り来る緊迫感と弛緩が心に響くと言っていましたが、宗教臭い鎮魂曲は、まだ死ぬにも早く、分からないと言ってました。
 今では、それらは好きな演奏家、演奏曲になっていますから、彼はわたしの一歩も二歩も先にいて、その音楽を理解していたんだと思います。

 その彼から、CDプレーヤー(Marantz CD-44)をせしめました。彼は新しいCDプレーヤーを買ったらしいのですが、CD-44の音質に不満をもったのではなく、より高価なプレーヤーの音を聴いてみたいということを言っていたように思います。
 当時、CDプレーヤーはどれもが結構な値段をしていたように思います。そんな中、CD-44は廉価て提供されていたと思います。具体的な金額は定かに覚えていませんが、普及機クラスの値段だったと思います。MarantzがCDの拡販のために投入したのかもしれません。


 彼は、このCDプレーヤーについて、音は好き嫌いがあるけれども、刺激的でなく、温和しいと評していました。ステレオを買い換えて、もう少しメリハリが欲しいようなことも言っていました。ところが、当時、わたしはこの音を全く理解できませんでした。暗くて重いばかりに感じていました。
 後年、わたしはその奏でる音の素晴らしさに気づきました。それにはかなり長い年月がかかりましたが、メインのプレーヤーとしての座に落ち着いています。普及機クラスの値段ですが、その個性とその奏でる音は一級品です。音は決して値段ではないといういことを実感しました。

 ところで、彼はオーディオを趣味としているわけでは決してなかったのですが、音に関しても、一歩も二歩も前に行っていたようです。
 一体、わたしはなにを聴いていたのだろう。思い出しても忸怩たる思いがします。当時、わたしはLP派でしたが、LPであろうがCDであろうが、奏でる音楽には違いはありません。
 わたし自身、オーディオを特に趣味とするものではありませんが、アナログ(LP)とデジタル(CD)では、当時はかなり音質に差があることを感じてはいました。が、いつしかCDの奏でる音もかなり遜色のないものになりました。今では、簡便なCDを専ら聴くようになっています。勿論、LPも聴きますが、比率はかなり下がっています。
 彼は当時からCD派でした。アナログプレーヤーはもっていなかったように思います。そうして思うに、今、わたしがグールドを聴いて感動しているものを、当時、彼はCDから感じていたのだと。
 彼は、わたしには聞こえてこない音が聞こえていたのでしょう。それは、バッハのメロディーに乗せて、グールドが伝えたかった魂の声に違いありません。
 今、再び、心の中に、静かに、グールドの奏でるアリアが響きます。

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さて、朝比奈さんの背中が蘇るというのは隠喩です。
音の違いがなくなり、ボリュームが必要なくなるというのは直喩です。

不思議なことに、一瞬にして、周囲が変わるとでも言えばいいでしょうか。ただ、これはオーディオからすれば邪道でしょう。つまり、オーディオがそこから消えてなくりなります。
あまり書きませんが、アルファ波よりはシータ波に近い波形が現れ、脳内全体にゆっくりと波紋が拡がっている状態なんだと思っています。一種の自己催眠の領域かもしれませんが、わたし自身それを目指しているものではもちろんありません。

確かに、スピーカーは、Boston Acoustics、AR、Tannoy…… それぞれ、固有の音を持っているのですが、その固有の音を聴く側のわたしは、実は、決まった音を聴いているわけではなくて、体調とか、心の状態とか、環境とか、そんなものに左右されています。

2008/6/15(日) 午後 10:45 [ てっこう ]

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これはごく自然なことですが、また、これらとは次元の異なるところの、音楽の再現の有り様があって、それがわたしの求めている――もちろんいつもいつも求めているわけではありませんが――聴き方ですが、無理にそれを求めているものでもなくて、まぁ、様々な条件が――多くは自分側の問題ですが、揃って始めて、現れてくるもののように思っています。

もちろん、その状態にも浅い深いがあって、たとえば、深いものでは、第2楽章から、忽然と、まるで、一瞬にして静寂の中にざわめきが存在するというような不思議な感覚が惹起されます。
すると、目の前にオーケストラが拡がります。パーツ、パーツの奏でる音が、まさにそこにあって、さながらコンサート会場にいるような、しかし、実際にはいませんから、独特の感動が蘇ります。
これを、朝比奈さんの背中が蘇ると表現しているのですが、まさに、わたしの頭の中では在りし日の朝比奈さんがそこに蘇ります。

2008/6/15(日) 午後 10:46 [ てっこう ]

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浅いものでは、音楽にぐっと引き込まれます。
人間だれしも引き込まれたときに臨場感を覚えるのだとは思いますが、そういう延長線上にあって、やはりちょっと違うというものでしょうか。

新しい音――これまで見知らぬ音に遭遇したときには、音の変化に対して聴覚は過敏になります。
このときの感覚はまた一種独特のものがあります。これはもう音の差異に対して、敏感になりますから、でも、これも一つの聞き方だと思いますが、オーディオはこうしてつまらないものになっていったようにも思います。

音に敏感になっては、音楽は聴けないですから。
自身が納得できる音で、ゆったりと音楽を聴いたときに、次のステージとして、深い感動が生まれます。
そうしてそれは心地よい疲れを感じるものです。達成感とか、充実感とか、そういうものは心地よい疲れを与えるものなのでしょう。そうしてそれは良き睡眠へと誘うものだと思います。

2008/6/15(日) 午後 10:49 [ てっこう ]

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Tekkou さま、こんばんは。

音楽の聴き方は、千差万別、人それぞれだと思います。
正解や間違いがあるわけでなし、その人のその時の聴き方が、その人にとって最良であると思います。

Tekkou さま、の言われることは、共感できるところが多くあります。
ただ、私の聴き方も多くの方とは異なるものだと思います。なぜなら私の中には二人の聴き手が居ます。

一人は、機械を作るときの聴き手で、こちらは、あらゆる音に敏感になり、研ぎ澄まされた耳で音楽を観察しています。常に頭の中に一定の指標となる音楽を持っていて、今聴いている音楽がその指標とどう異なっているか見極めなければなりません。そして、指標と異なっているならば、それが機械の中のどの部分が影響しているのか分析しなければなりません。こういう聴き方は、本来、音楽を聴く場合は邪魔な存在です。

2008/6/19(木) 午後 11:20 [ musicforest ]

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また、もう一人の聴き手は、ただ単に気持ちよく音楽が聴きたい。音が現れ空間を埋め尽くして、消えてゆく様を見ていたいのです。
オーディオ機器は目立たず主張せず、あくまで陰の存在。音を分析することもなく心だけの存在です。聴くというより、体に染み込む、または、心に染み込んで来る感じです。
このとき、帯域が広いとか狭いとか、高域がどうとか低域がどうとかは、あまりにもミクロ的なことであって大きな意味を持ちません。
言葉で説明するのはとても難しいのですが、現れた音楽が心にスムーズに浸透してくるかどうか、それだけです。
少しでも違和感を感じれば、もう音楽は聴けません。

2008/6/19(木) 午後 11:22 [ musicforest ]

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できれば、常に後者の聴き手でいたいのですが、その為の条件はとても高いところにあります。そして、そこにたどり着くためには前者の聴き手の力が必要になります。
それに、何時も両者を使い分けできるわけでもなく、体調や環境によって左右されてしまいます。また常にお互いが情報交換をしていますし、前者で解らないことが後者で解ることもあります。

こういうのは、特殊であって、音楽を聞く方は、前者の聴き手は要らない存在ですし、むしろ音楽を聴いているときは感じて欲しくないと思います。
何気なく音楽を聴いて、この音(音楽)はなんて心地いいんだろうと感じられる。それが最初です。
その後は、その人の経験と音楽との関わり次第で、浅くもなり深くもなる、そういうものを私は求めていますし、音楽はそういうものだと思います。

2008/6/19(木) 午後 11:25 [ musicforest ]

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musicforestさん
音楽、音、真空管、オーディオに関して
専門家であられるので、
その魂が伝わってくるようです。

ありがとうございます。
こうしてお相手していただいて
大変恐縮すると共に感謝いたします。

わたしは市販品を組み合わせて、
納得すれば、あとはうとうとしていればいいだけですから、
それはそれで、わたしの過ごし方、
一服の幸せなんでしょう。

人それぞれですから、わたしは
あまり背伸びをせず、
すると、生活の一部として機能するのだと思います。

2008/6/24(火) 午後 5:46 [ てっこう ]

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musicforestさんにあっては、
そこには徹するということが求められるんだと――
ご自身で自然とそういう姿勢で向き合っておられるんだと思っています。

市販品では、安全第一ですから、
音に悪いことも積極的にしなければならないのでしょうけど、
ご自身でお使いになるものについては、
より透徹した音作りになるものだと推察いたします。

どんな音を奏でているのでしょう。
きっと素晴らしい音楽を奏でておられるのでしょう。
すぐ、そこに特殊なものを感じてしまうのですけど、
環境、生活、その人と、全てのものをひっくるめて
その人の音を構成するものだと思っています。

2008/6/24(火) 午後 5:47 [ てっこう ]

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音楽――
モノでもそうですけど、
やはり懐かしいという気持ちがそこにあることがあります。
いえ、あれば、違って見えてくる、聞こえてくるものかもしれません。

人それぞれ、そこに想い出が入っていて、
もちろん新たに聞く音楽を否定するものではありませんが、
奥行きの深いものがあるのだと感じます。
音楽と共に思い出される人生がそこにあるのでしょう。

ふと、振り返って、そのときの思いを、感情を
たなごころで慈しんでいる――
そういう音楽の接し方に触れると、
同じ音楽を聴いていても、
まるで違っているのだと思ってしまいます。
人それぞれで輝き方が異なるのでしょう。

2008/6/24(火) 午後 6:15 [ てっこう ]

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そうして、生きてきた足跡と共に
オーディオもあるのでしょう。
ロマンを語る相手なのかもしれませんね。

若い頃は、わたしは車が大好きでした。
でも、もう、愛着がもてなくなりました。
体力がないからかもしれませんが、
趣向が変わるのはそういうものなのでしょうか。

より自然派志向になったのかもしれませんが、
車は、かなり危ない道具で
こうして、人を傷つけず、
自身も健全でいられることに感謝しなければと思っています。

2008/6/24(火) 午後 6:17 [ てっこう ]

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こんにちは、

本当は、音楽を聴きながら語らいたいところです。

私の様な旧時代の技術屋さんからみると、
オーディオは、いつしか音楽を置き去りにしてしまった。
という思いがありますので、
音楽と向き合った製品を製作したいという思いが
より強くあります。

こういう思いにさせてくれるのも、音楽の持つ精神性
によるものなのでしょう。

2008/6/29(日) 午後 4:56 [ musicforest ]

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こんばんは〜 少し眠い目をこすりこすり。。。

ありがとうございます。
musicforestさんからそう仰っていただけるだけで光栄です。

機器から奏でられる音、音楽は、きっと、お人柄がお出になるのだと思います。
素晴らしい音――佇んで、そこから静かに深い味わいのある音がゆっくりと立ち上がってくるような、きっとそんな音なのだろうと思っています。

そういうところ、モノにも魂が宿ると考えるところが日本的だと言えばそうなのかもしれませんが、、、魂のかかった機器たちはmusicforestさんを語ってくれるのでしょう。

昔の製品は、ほんと、手に届かないものでも、なにか温かいものをそこに感じました。
何時しか、どこに行ってしまったのでしょう。
でも、これはもう致し方ないんだと思っています。
持てるものに優越感を与える商売しか、オーディオでは成り立たないのかもしれません。残念なことですが。
相関して冷たいものに成り下がっています。
音楽性と特性とに相関関係があるようなものでしょうか。。。

2008/7/1(火) 午前 2:06 [ てっこう ]

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古き良き時代のオーディオには、音楽の持つ精神性に通じるものがあったのでしょう。
musicforestさんの音楽に、いつの日にか触れることができましたら、ほんと幸甚です。

深い味わいがそこにおありになるのでしょう。。。

音楽、音、オーディオ、、、これらすべてに関して、
musicforestさん(本当は、「musicforest様」とお書きしたいところです)の卓越した感覚、意識は、遙か次元を超えておられることでしょう。わたしに、分かればいいのですが、、、常々、聴く側に問題があると、適当なことを宣っているのですが、底が浅くて、片鱗でも感じることができれば良いのですけど……

2008/7/1(火) 午前 2:15 [ てっこう ]

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音楽性と静特性の相関性は、あるレベルまではありますが、一定の水準を越えれば意味はないです。ひずみで言えば、ひずみ率を小さくすることよりも、綺麗なひずみ波形にする方が音質的には重要なわけです。でも、カタログ上には数値としてしか現れませんので、その数値に惑わされることになるわけです。

確かに聴く側の問題もいろいろとあると思いますが、私としては、音楽を聴くときに眉間にしわを寄せて、必死に聴くと言うのだけは止めてほしいな〜と思います。
そういうのは、作る側だけでいいんです。
音楽は、リラックスして楽しく聴いてもらいたいです。

2008/7/13(日) 午前 2:07 [ musicforest ]

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ぎりぎりでバランスを取るのは難しいのでしょう。
やはりそれは良心でしょうか。
でも、良心は大きな流れの前では無力に等しいのでしょうか。
そうして、オーディオは正しいものに向かって押し流されてしまったのでしょうか。

わたしは、古き良き時代の機器たちに囲まれているからそれで幸せなのでしょう。
人生、苦楽を共にしてきたわけですから、、、勿論、そうとばかりは言えない新参ものもありますが、妙に溶け込んでくれているのが、素晴らしいです。

2008/7/17(木) 午後 8:07 [ てっこう ]

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リラックスして聴く――ほんとにそうだと思います。
折角、そこに美しい音楽があるのですから、心底感動しましょう。そうじゃないと生きている意味がありません。

音楽も感動
読書も感動
畢竟、生きることは感動

理屈をこねていたのでは――良い音、悪い音だと思っていたら、ほんと、音楽なんて聴けやしないですね。
美は没頭していくらの話だと思っています。
オーディオの価値は、好きな音楽を好きな音で聴くにある――そう言われると、
確かにそうですね。でも、そうしたら、あるミステリアスに辿り着くように思うのですが……
(と、ここで留まっておきます)

2008/7/17(木) 午後 8:08 [ てっこう ]

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>オーディオの価値は、好きな音楽を好きな音で聴くにある
楽しく聴く=好きな音で聴く、
私の中では、ニュアンスが少し違います。
tekkouさまも、多分そういうことを言われたいのだと思うのですが、
音楽には、その音楽の作り手の強烈な意思が込められています。
その意思を無視して、自分の好きな音に、と言うのはどうかと思いますし、それは、本来の音楽の楽しみとは違うと思います。

音楽に込められた意思とか思いを感じることによって得られる楽しさ
が、本当の楽しさ。
それを引き出すことが、本来、作り手が目指すべきものだと思っています。

2008/7/18(金) 午前 2:28 [ musicforest ]

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いつも有り難うございます。
作成する側のことをお聞かせいただいて、
基音に対する厳しいまでの取り組みが、
その機器の音を構成していくんですね。
使う側も、それなりの思いで接すべきだと思いました。

また、音楽ソースに対して、時代性を考慮して、作成されたときの意気込み、思いを再生してくれるようなシステムは素晴らしいのでしょう。
録音されたものでしか接することができませんから、そこに何を再現するかと言えば、演奏家、音楽家の魂であり、意外と、映像による方がそのときのオーラを伝えることができるのだと思っています。
がしかし、オーディオには別の役目があるんだと思っています。実は深化だと思っています。

わたしはオーディオに関しては、まるで若輩で、何も分かっていません。
musicforestさんから、コメントを戴き、畏れ多いことのように思えて、深く感謝しています。
いつも、musicforestさんのブログを見ては、凄いなぁ〜と思っています。徹すれば、こういうことなんでしょうね、ほんとに素晴らしいです。

2008/7/22(火) 午後 8:17 [ てっこう ]

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古の音楽を、当時の培われた真空管で再現してみる。ジャーマンサウンドとはどんな音がするんでしょう。
なんとなく、勝手にイメージしています――
木の香りの漂うなか、静かに音が立ち上がってくるような、
人生とはこんなものだよと、心に訴えてくる音なのでしょうか。

わたしはアメリカ大陸中部から東部のサウンドが心地よく感じます。
レナード・バーンスタインのラプソディー・イン・ブルー、
イメージとしては、ちょっとおとぼけた哀愁のように。
豊かなアメリカの光と影に、ひっそりと静かに咲いた徒花が不思議と結実したように。
それをBoston Acousticsは独特の透明感をもって再現してくれます。

ただ、ニューヨークフィルと言えば、真っ先にワルターが浮かびます。コロンビア交響楽団もしかりですが……
ワルターの音(CBSソニー?)と言えば、何故、モーツァルトがこれほど端正なのか。やはりワルターの(微妙な)心があるのでしょう。
運命の扉の向こうに何があるのか、音楽を聴いて、それを感じる感性は、わたしにはまだありません。

2008/7/22(火) 午後 8:17 [ てっこう ]

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ワルターからバーンスタインは、果たして、東海岸のサウンドだと思いこんでいます。
そういう意味では、Boston Acousticsに出会えたのは必然のようにも思えます。ARもはまれば素晴らしいですけど。
でも、いつも上手く鳴るとは限りませんし、まだLPは開梱されてないのも多くて……
いえ、古のワルターなんて、ほんの少ししか持っていないのが実状なんですけど、その少ないものを聴いて、勝手に思いこんでいるだけかもしれません。
綺麗な誤解かもしれませんが、まぁ、夢もまた一つの現実だと思っています。

以下戯れ言を割愛したのですが、字数の加減、一部復活させました。
//
オーディオ評論家は、いとも簡単にこの音がどうのこうのと判じますが、ほんと得手勝手なものだと思います。
機器は実際に付き合ってみないと、そのものの良さなんて分かりません。単なる切替による比較と思い込みに一体なんの価値があるのでしょう。
そもそも不確かなものに対して、さもそうだと、一面だけを取り出しての評価に甘んじていることは、却って驚愕に値しますが、それに躍らされる方もどうかしています。

2008/7/22(火) 午後 8:19 [ てっこう ]

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