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中山和記です。 今回は、『百名山温泉紀行』に関する話を、小林ディレクターにしてもらおうと思います。 共同テレビ ディレクター 小林則彦 「『武尊』と書いて『ほたか』と読む。難所があって昔は行者の修行の場だった」 最初のレクチャーは確かそんなものだったと思う。 武尊山を撮影することになったディレクターの僕は登山の素人、40半ば。 山を登った経験は5回もない。カメラマンも同様。音声マンにいたっては初めての登山だという。 音声マンの彼は大学卒業後TVの仕事を始めて1年目。 武尊山麓に利根川の源流があると知り、利根川河口近くに生れ育った彼は、ひどく感激していた。 初々しい。 撮影に同行していただいたのは、地元の登山指導員の後藤さんと中島さん。 紅一点は登山好きの山本さん。後藤さんと山本さんは出役。 武尊は標高2158M。山頂手前には鎖場など急斜面が続くという。 機材はデジタルビデオカメラを使った。重さは5kg程度、バッテリーも500g程で実に軽い。 通常ならカメラ関係だけで三脚も入れると50kg近くになるのではないか。 しかも軽量にもかかわらずハイビジョン対応。山での撮影が以前とは考えられない程、楽になった。 それでも荷物は多く、全員で50kg弱になったようだ。 カメラマンは撮影に専念する為、荷物は極力少なくする。その分、他のメンバーにしわよせが行く。 特に中島さんは20kg程になってしまった。大変申し訳ない。 しかし、最もへばってしまったのが、一番若い音声マン。 荷物は全体で10kg少しだったが、けさ掛けにかけた音声ミキサー5kgが肩に喰い込む上に、バランスを悪くしたためだった。撮影の仕事は年季の世界、ベテランならこのことを予測してある程度、体力消耗を避けられるものだ。 撮影自体は順調に経過。 足場の確保問題で時間がかかるかと思われた鎖場の難所も、意外に簡単に済んだ。 もっとも、中島さんは「こんなの階段だ」とおっしゃっていたが・・。 ディレクターの僕は、自分が疲れるとカメラマンに撮影を指示し、自分はしばし休憩というズルイ手を使っていたので、まことに楽しい登山だった。 山頂で、独立峰ならではの360度の景観を楽しみ・・いや、撮影し下山。 撮影機材の軽量化で実に楽になった山でのロケだが、一方で音声マンの件など些細なことが思わぬ負担となり危険につながる。 山に対する敬虔な気持ちを常に持ち続けることが、僕たちTVマンにとっても大切なことと思われる。 http://deetv.com/yblog/jacket1.jpg http://deetv.com/yblog/jacket2.jpg http://deetv.com/yblog/jacket3.jpg 『百名山温泉紀行』
1. 安達太良山・磐梯山・那須岳・会津駒ヶ岳
カラー60分+特典映像 価格 各3,675円(税込)2. 燧ヶ岳・至仏山・武尊山・筑波山 3. 八ヶ岳・蓼科山・霧ヶ峰・美ヶ原 DVDの詳細は、以下の「山と溪谷社ホームページ」でご覧いただけます。 |

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