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中山和記です。 明日、11月24日(木)21:00〜、フジテレビ系全国ネットで、弊社制作番組 3夜連続『女の一代記』シリーズ 第一夜『瀬戸内寂聴〜出家とは生きながら死ぬこと』 が、放送されます。 引き続き今回も、番組プロデューサーである鈴木プロデューサーに、番組制作の裏側を語ってもらおうと思います。 女の一代記シリーズ「瀬戸内寂聴」プロデューサー回顧録 鈴木伸太郎です。 今回は撮影中の印象に残った出来事を回想してみましょう。 それは、タイミングの悪い事に「今日しか撮影できない!」という、 蒸気機関車が絡んだシーンの日に起きました。 撮影本隊は9時から撮影開始するために、朝6時に東京を出発し、静岡に向かいました。 しかし、5時に先発した隊から「焼津〜静岡間が事故の為、通行止です」と連絡が入りました。 しかし高速道路を降りて一般道路を走っていたのでは、到着は昼過ぎになってしまい、 とても全ては撮り切れません。 スタッフにもキャストにもパニックに近い緊張が走りました。 携帯電話やGPSナビが普及している時代なのが救いでした。 分刻みで入手した最新の道路情報を、携帯電話を使って連絡を取り合い、 結局1時間ほどの遅れで撮影を開始することが出来ました。 次はオープン(屋外)セットでのトラブル。 郊外にある緑山スタジオの敷地に、戦後の闇市みたいなセットを組みました。 ここは撮影が大変し易い環境で、使用料も安い為、東京で創られる屋外セットの 半分近くが集まってくる、関係者の間で人気のスポットです。 ただ、唯一の欠点が雨に弱いこと・・・ひとたび雨が降ると地面がぬかるんで、 まるで田んぼのようになってしまうのです。 当日は雨こそ上がったものの、それまでの数日続いた秋の長雨に祟られて、 まさに稲でも植えたくなるような状態でした。 美術さんたちが3日がかりで、建造してくれたセットを前に、 数メートル歩くにも苦労する状態に愕然です。 幸い撮影は15時過ぎからだったので、トラックや荷車を使っての 砂利や土を撒く作業が始まりました。 多くのスタッフが泥だらけになって頑張った結果が、冒頭の主人公が 戦地から引き上げてくるシーンです。 最後はりえサンが海に入っていくシーン。 撮影は9月の下旬でしたが、それまでの暑い日々が嘘のような涼しい日でした。 浜辺には防寒の毛布やストーブが大量に用意され、すぐに熱いシャワーを 浴びられるように特別車も用意しました。 しかし、昼間は凪いでいた海が夜になるにつれ、波が高くなってきました。 もちろん介助のプロダイバーもスタンバイしていますが、皆の心配は広がります。 ウエットスーツを着込んだカメラマンや照明さん、音声さん、 そして、りえサンの顔も、普段以上の緊張した色が浮かんでいます。 衣裳やメイクの問題もあって、何回も挑戦は出来ません。 助監督で代役テストをした後に、いよいよ本番! 固唾を飲んで見守る中、臆することなくドンドン深みまで海に入っていくりえサン・・・ 迫真の芝居です。 「一発オッケー!」監督の声に、どこからともなく拍手がひろがり、笑顔笑顔のみんなでした。 このように、天候やアクシデントと戦いながら撮影は進んでいったのでした。 (第6回に続きます) 鈴木伸太郎(すずき しんたろう)プロフィール 1961年5月24日 東京生まれ。 明治大学中退。ベイシス所属。 <主なプロデュース作品> 連続ドラマ 1997 CX「木曜の怪談/妖怪新聞」 1998 ANB「チェンジ!」 1999 KTV「砂の上の恋人たち」 2000 TBS愛の劇場「永遠の1/2」 2001 〃 「ラブ&ファイト」 2002 ANB「ツーハンマン」 TBS愛の劇場「太陽と雪のかけら」 2004 NHK「トキオ」 2005 CX「海猿」 単発ドラマ 1996 CX金曜エンタテイメント「明智小五郎・暗黒星」 1997 CX 〃 「江戸川乱歩賞受賞作・左手に告げるなかれ」 1998 ANB「スイス体感紀行」 CX金曜エンタテイメント「チャイドルママの事件簿」 1999 CX金曜エンタテイメント「覗かれた主婦」 CX 〃 「江戸川乱歩賞受賞作・果つる底なき」 2002 TBS「モーニング娘。新春!ラブストーリーズ/伊豆の踊り子/時をかける少女/ はいからさんが通る」 TBS年末SP「モーニング娘。ドラマSP/スイッチ/三毛猫ホームズ」 2003 NHKハイビジョンドラマ「R.P.G」 2004 土曜ワイド劇場「キソウの女2」 2005 金曜エンタテイメント「屋台弁護士」 3夜連続特別ドラマ「女の一代記」シリーズ 瀬戸内寂聴 3夜連続『女の一代記』シリーズ 第一夜『瀬戸内寂聴〜出家とは生きながら死ぬこと』 詳しくはこちらで! |

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