共同テレビブログ〜テレビ歳事記

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中山和記です。

6月13日より、中澤臣平氏の小説『もう一度逢えたら〜雪虫の記憶〜』がケータイサイトにて配信されています。

そこで今回は、中澤臣平氏ご本人に登場いただこうと思います。
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☆中澤臣平インタビュー

二つの森を舞台に選んだ理由……

中澤臣平(以下、臣):森を舞台にしたのは、僕が小さな頃から山の中に住んでいたことも理由の一つです。あと、森って闇があるじゃないですか。反対に光が差し込んでいるところはやたら明るかったりする。明暗の差が大きいからそう感じるだけなんでしょうけど、森の光と陰は調和が取れてると思うんですね。〈善と悪〉みたいに単純に分けることが出来ないというか、光のグラデーションが両者の緩衝材として存在する。だから過去の闇を受け入れながら生きていく主人公たちには、明暗のコントラストがハッキリとしている都会より、不確定な要素が集まる森で生きていくのが必然だったんです、傷を癒すためにも…。明も暗も中間調もあるから救われる。過去にいた森とその後十年いた森があって、今その狭間に二人はいて道を探してる。そんなイメージです。

雪虫について……

臣:北国出身のタレントさんと話をしてた時、「そろそろ雪虫の季節だなぁ」って言うから、僕は『雪の中に棲んでる虫?』とか思って、まさかそれが雪のように大群で舞う綿虫だとは想像つかなかったんですね。ネットで調べるとその姿の愛らしいこと。で、その頃知り合ったプロデューサー(以下、P)の方から「映像向きの小説を書きませんか」とお話を頂いた時に「雪虫っていうのがいて……」と話したら、実は相手も北国出身の他のタレントさんから〈雪虫〉の話を聞いたばかりで…。雪虫って人と人を引き寄せ合う不思議な力があるんだな、って少女趣味的な空気に包まれたんですよ。当然「これは雪虫を介した男女の悲劇になる」って打ち合わせも盛り上がり、僕も取り憑かれたようにキャラクターを創造していった。森の精みたいに不思議な力を与えてくれるんですよね〈雪虫〉って。そうそう、雪虫を捕まえたら幸せになれるらしいですよ。

男女二人の主観が交錯して物語が進行していく理由……

臣:最初に、〈雪虫と記憶喪失で話を展開させる〉ことだけ決まったんですね。でも僕は『ただの記憶喪失じゃありきたりになるな』と思って、男女二人の視点が交錯する構成はどうかと前出のP氏に提案してみたんです。そしたら、「いいかもねぇ」ってことになって。でも実はこれが後々自分で自分の首を絞めることになるんですけど……。男女の視点が何度も入れ替わるから一時停止して頭を切り換えるのに時間がかかった。中盤くらいからはキャラクターが一人歩きしてくれたので楽になったんですけど、最初の内は『なんでこんな手法を選んだんだろ』って自分を恨みましたね。前半5分の1くらい書いた段階でP氏に読んでもらって事情を話そうとしたら「いやぁ、目線が変わるのは面白いねぇ。これは最後までやりましょう」って(笑)。で、二重人格者として暫く書き続けることになって…。血液型占いとかってあまり信じないんですけど、この時ばかりはAB型に生んでくれた母に感謝しました(笑)。結果として、主人公の男女それぞれの秘密を見え隠れさせることができたので、ラブミステリーの構成としてはいいセレクトだったと……。

記憶とは……

臣:ヒトは老いて、最終的に色んな思い出を失くしていく訳ですが、老いる上での記憶とは〈安心材料〉でしかないと思うんです。家族が誰だかわからなくなっていくことは自身も不安だし周囲も困惑する。でも、記憶を失くしたからって、その人が過ごしてきた過去の事実まで消される訳じゃない。ところがティーンエイジャーにとっての記憶は〈自己〉そのもので、それを失くすことは全てを喪失した感覚に陥るんじゃないかと。だから、〈喪失と再生〉というテーマを出発点にしています。若さゆえ思い出さない方がいい暗い記憶まで無理矢理こじ開けようとするのか、失くした記憶として割り切り今を生きるのか……。自分が記憶を失くしたらどうするだろう、忘れたいのに忘れられなかった人、時折思い出しては噛みしめていた初恋の味、そのどれもが思い出せなくなったら平静でいられるか。人生の前半で記憶喪失という壁にぶち当たったら僕なら藻掻く。世界中でポツンと一人取り残された気持ちになると思うんですよ。でも、記憶は一人だけのものじゃない、誰かと繋がってる、ってある日気がつく。〈独りきりでは生きていけない〉という当たり前のことすら忘れていても、出逢いや再会が欠けた記憶の穴を埋めてくれる。この物語の二人も、鞄一杯に詰め込んだ孤独感を少しずつ減らしていくんです。で、独りじゃない、とわかった時に全ての謎が解けるんです。

作品紹介

十年前に全ての記憶を失くした〈私〉があの森を訪れた時、〈僕〉との境界線は底無しの暗黒へ落ちていく。限りない喪失感、耳鳴りを吸い込む〈音のブラックホール〉〈山神〉の謎。再生の鍵は、冬の到来を告げる小さな〈雪虫〉にあった……。
〈私〉の視点と〈僕〉の視点が交錯する、密やかで鮮烈なラブミステリーの決定版!

作者プロフィール

中澤臣平(なかざわ・しんぺい)

三重県伊勢市生まれ。
映画の脚本助手や助監督を経て、オムニバス映画を脚本監督。
現在、テレビドラマや映画の脚本と企画、教養娯楽番組のディレクターなどジャンルを超えた活動を続けている。小説としては処女作。

詳しくは共同テレビWebサイトにて。

http://www.kyodo-tv.co.jp/

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中山です。

2月28日より、菊地謙三郎氏の小説『目を閉じて三秒』がケータイサイトにて配信されています。

そこで今回は、菊地謙三郎氏ご本人に登場いただこうと思います。
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こんにちは。菊地謙三郎です。


 突然ですが、フィキサチフって知ってますか?

 絵を描く人ならわかると思いますが、木炭や鉛筆、チョークなど、粉っぽくて定着が弱い画材を作品へ定着させる為の液体です。
 ごく簡単にいうと、鉛筆で描いた絵を消しゴムで消せなくするスプレーです。

 そんなつもりで小説を書きました。

 小学生の頃、札幌市の郊外にある新興住宅街の外れ、まだ開発の手が入っていない草原の中に、ポツリ、ポツリと、まるで島のように森がありました。草の海に点在するその島は、子供には格好の遊び場で、学校から拾ってきた木切れや、釘で樹々の上にベンチをつくったりして遊んだものです。
 森の中の一番高い場所に作ったベンチからは、遠くの国道を走るトラックが夕日を反射してキラキラ光るのが見えました。
 木の葉の間から見たその風景は、とても素晴らしいもので、僕は小学生ながらに思いました。 「この風景を一生憶えていれたら素敵なのになぁ…」

 時は流れて2003年、小学生は二十代の若者になり、東京で役者をしていました。その年は、日々の生活に摩耗して疲れが溜まっていたので、数年ぶりにお盆に帰省してみました。
 実家では何もすることがなく、暇だったので、これまた数年ぶりに札幌の中心街を無目的にぶらつくことにしました。
 札幌の中心街にはアーケード通りがあり、僕はそこで働いていたことがありました。正しくは、アーケード通りに面したビルの中にあるギャラリーで働いていたのですが、事実上は路上が職場だったのです。

 僕は街頭の人をギャラリーへ導引し、絵画を販売していました。 運良く人を導引できたとしても、絵を売るにはその人が買う気になるまで延々と話をしなくてはいけません。しかし大抵の人は延々と話を聞いてはくれません。当然、途中で席を立たれることの方が多いです。だからギャラリーの外に立っている時間の方が多かったのです。

 当時、その職場でこの言葉が使われたことは一度もありませんでしたが、あれは紛れもなくキャッチセールスでした。

 過去に僕が立っていた路上、そこに当然いると思っていたスーツ姿の面々は見あたりませんでした。
 雑踏の中、いくら目を凝らしても彼らはいませんでした。
 彼らがいるはずの日、彼らがいるはずの時間、彼らがいるはずの場所にいるのに、彼らはいませんでせんでした。
 それの意味するものは単純でした。ギャラリーは閉店していたのです。
 薄暗いビルの中にあるギャラリーの入り口には、鉄格子が降り、室内灯は消され、変に静かでした。

 こんな時、昔の癖で、ある女性の姿が浮かび上がります。もう好きとか愛してるとかいう感情はないのですが、鉄格子の前に立つと、彼女のつけていた、やけに甘い香水の匂いまで思い出してしまうのです。
 「この鉄格子の中にあったものを忘れてはいけないな…」

 鉄格子の中には、僕が体験した1998年12月から1999年6月までのことが詰まっていました。そして、僕はそれを記憶に定着させる方法を知っていました。

 そんな切っ掛けで書かれたキャッチセールスマンの恋愛物語、「目を閉じて三秒」は、共同テレビプロデュースで、携帯小説サイト「どこでも読書」、「快読!ケータイbookクラブ」で2月28日より配信させて頂いてます。

 事実を元に書かれた小説なので、おいしい焼き肉屋や、僕が個人的に好きな店は実名で掲載してあります。札幌観光の折には是非ご活用下さい。

 キャッチセールスに引っかかる人は、どんな人物なのか想像できますか? キャッチされる人は、大体において普通の人です。なぜならキャッチする側の人が、「自分だったら、どうやっらたらキャッチされるのだろうか」と、常に考えているからです。

 例えば、最初に掛ける言葉を疑問系にしてみたらどうでしょうか、これだけで無視される確率がグッと減ります。
 また、セールストークを、風景が想像できるものにしたらどうでしょうか、そうすると、お客が退屈しないので途中で席を立たれる確率が減ります。

 ここまで読んでピンと来た方は相当感の鋭い人です。
 この文章は上記の二つを踏まえた上で書かれています。

 書き出しは「突然ですが、フィキサチフって知ってますか?」、疑問系にしてあります。
 そして「札幌市の郊外にある新興住宅街の外れ、まだ開発の手が入っていない草原の中」、書かれているのは風景です。

 この文章はネット上のキャッチセールスなのです。
 もしよろしければ、このセールス方法に引っかかって下さい。
 きっと楽しい時間を提供できると思っています。

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■PROFILE 菊地 謙三郎 Kenzaburo Kikuchi


<Birthday>
1978年9月29日生まれ
<Size>
Height 183 B 87 W 70 H 89 S 28
<Qualification>
大型二輪
<Ability>
ハイジャンプ・イラスト描写
<デビュー作品>
'02 ANB「仮面ライダー龍騎」神崎士郎 役 レギュラー出演
   東映 「劇場版 仮面ライダー龍騎 エピソードファイナル」
<TVドラマ>
'04 1〜3月 TX「エコエコ アザラク 〜眼〜」
       (DVD エイベックスより)
<ビデオシネマ>
'04 秋   「聖女 ダブルフェイス」準主演
       (KSS MEより)
<Net シネマ>
'04 秋   「戦ガール〜IKUSA GIRL〜」 主演
       (インターネット配信にて日韓同時公開)


菊地謙三郎個人サイト
http://www.h3.dion.ne.jp/%7Ekenza/

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