理論+実務 監査の現場

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グレーゾーン

受験時代、暗記は大嫌いでした。
意識的に暗記しようとしたことはあまりありません。
(全くないということはないです。)

なぜならいらいらするから(笑)

ですので、理解中心でやっていたわけですが、
それが意外と実務で役立ったのです。

実務においては会計処理でグレーゾーンが問題となることが多いです。
そんなとき、基準をいくら覚えていても役に立たないことがあります。
それよりは基準の趣旨を理解しているほうが、
妥当な結論を自分なりに出せたりするわけです。

ってなわけで会計士受験生は理解も大切にするといいと思います。
まー勉強スタイルは人それぞれですが。

会計士と独立性

会計士はクライアントと一定の距離を保っていなければならない、とされています。
これは公正な監査を行うためです。
このあたりは、アメリカでエンロンとアンダーセンが癒着していたことから、
最近かなり厳しくなっています。

昔はクライアントのお金で飲み会に行くことがよくあったそうですが、
私はまだ一度もそういった経験はありません。

このように監査は馴れ合いではなく、厳しくなっているため、
クライアントとの関係も難しくなってきています。
厄介者扱いされることも多々あるのです。
ここは非常に難しい問題です。

さらに、会計士は精神的に独立性を保つこと(心理的な距離)も重要ですが、
外観的にも独立性を保ち、社会に対して監査の信頼性を確保することも必要です。


一般基準2
監査人は、監査を行うに当たって、常に公正不偏の態度を保持し、独立の立場を損なう利害や独立の立場に疑いを招く外観を有してはならない

専門能力の向上

現在、会計士試験とは一般に「公認会計士第二次試験」のことを指します。
合格率は8%で大体2年から5年くらいかかる試験です。
これを突破すると監査法人に入るのですが、
勉強はここからスタートともいえます。

補修所に通い、実務指針を読み、
税務や会社のことについて勉強し、
経験によって会計的な事項につき判断をくだせるようになって
はじめて一人前の会計士となるのです。
CPE(継続的専門研修)制度もあります。
そして、そこで初めて被監査会社担当の責任者などになっていくのです。

一般基準1
監査人は、職業的専門家として、その専門能力の向上と実務経験等から得られる知識の蓄積に常に努めるなければならない。

監査の目的

監査の目的は投資家や株主の保護です。

投資家は将来の株価の予測のために財務諸表を利用し、
現在株主は経営者がちゃんと経営しているか(資本の受託・運用責任を果たしているか)
をチェックするために財務諸表を利用します。

しかし、このような財務諸表は判断や見積もりがたぶんに含まれ、
相対的性格であるがゆえに、そもそも、ゆがめられやすい性質を持っています。

実務においても、企業会計の基準ではなんとも判断しがたい事象をみることがあります。
こういったときに、専門家である会計士が担当者と協議して、判断をくだすのです。

ただし、財務諸表の作成は会計士がやるのではなく、
あくまで経営者が自らの責任で行うものです。
経営者が作成責任を負い、監査人が適正性を保証する責任を負うことを
二重責任の原則といいます。

また監査には監査資源などの点で限界があるため、
あくまで「合理的な保証」を行います。



第一 監査の目的

 財務諸表監査の目的は、経営者の作成した財務諸表が、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、企業の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているかどうかについて、監査人が自ら入手した監査証拠に基づいて判断した結果を意見として表明することにある。 財務諸表の表示が適正である旨の監査人の意見は、財務諸表には、全体として重要な虚偽の表示がないということについて、合理的な保証を得たとの監査人の判断を含んでいる。

誰のための会計士?

「企業の業績が伸びた!!」というのは本当なのでしょうか。

日頃、会計士は誰のために働いているのか、
疑問に思うところがあります。

基本的には独立の立場から、
財務諸表の適正性を確保することで投資家を保護する、という目的が第一にきます。
しかし、その報酬は監査先のクライアントからいただいているのです。

さらに、会計士には強制捜査のような権限がないので、
経理の方との人間関係がスムーズにいかなければ、
資料を依頼するのですら難しくなります。

果たしてそのような状況で独立性を保つことができるのかというのは非常に大きい問題です。
つまり、場合によっては会計理論に忠実な答えを出すのではなく、
会社の言い分との妥協点を探ったりするわけです。
小額の差異などを認める場合もあります。

会計士判断というのは一側面でしかありません。
だからこそ、財務諸表は相対的・主観的性格であると言われるのです。
そのため、財務諸表が企業の実態を適切に表しているとはいいにくい部分もあります。

ただし、あまりにも大きく企業の実態から乖離しないように
会計士は仕事をするのです。

財務諸表は「相当程度」信頼できるのです。

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