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みちのく湯めぐり紀行
旧タイトル「歴史と旅のダイアリー」

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温泉番付

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 江戸時代、町人文化が発達するようになると、さまざまなものを相撲の番付になぞらえてランキングするのが流行しました。寄席芸人や歌舞伎役者の番付が有名ですが、そのほかにも、名所番付や古典園芸植物の番付など、いろんなジャンルの番付表が発行されるようになります。
 
 温泉番付もそのひとつで、上記の「諸国温泉効能鑑」は江戸時代の終わりに近い嘉永4年(1851)に印刷されたものです。福島のWさん所有のものをお借りして掲載させていただきました。
 
 この頃は相撲の番付に「横綱」というのがないため、最高位は「大関」となっています。東の最高位が草津温泉、西の最高位が有馬温泉となっています。「効能鑑」と命名されているように、温泉の「効能」が格付けの基準となっているようです。よく見ると、どんな効能があるのか、温泉名の上に簡潔に記されています。
 
 さらに、もっとよく見ると、西の前頭の下のほうには、東日本の温泉地がさりげなく侵入してきています(笑)。
 
 温泉番付は、内容を変えながらも昭和の時代にいたるまで発行され続けていますが、草津と有馬は不動の首位をキープしているようです。下の写真はWikipediaから転載させていただいたもので、明治41年(1908)発行の「大日本温泉一覧」ですが、大関から小結までは不動です。
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 マイフェイバリットの最上高湯(蔵王温泉)は、常に上位をキープしているようですね♪
 
 この番付ですが、地方で発行されるものは、どうしても郷土贔屓になってしまうようです。たとえば、明治29年(1896)に岩代国信夫郡福島町(現在の福島市)で発行されたものを見るとこんな感じです。(↓)
イメージ 3
 
この番付表は、福島の高湯温泉各施設に掲示されています。
字が小さいので、上のほうだけアップにしてみましょう。
イメージ 4
 
 かなり福島に甘い番付です(笑)。岳温泉(二本松市)が小結に昇格し、前頭上位には高湯温泉(福島市)と高湯玉子温泉(福島市)が並んでいますね。
 
 詳しくは次回。

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    おはようございます♪
    なるほど、゛ジー”っと見入ってしまいました。(笑)
    面白いですね〜♪地元贔屓もまた楽し・・・ですね♪

    mamazo

    2011/6/22(水) 午前 8:29

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    うおおおおおおお、温泉いきてー!
    片道400キロドライブをれんちゃんで入れたので腰が(笑) 削除

    [ トラマ ]

    2011/6/22(水) 午前 9:53

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    こんなのはじめてみました。

    貴重な資料ですね。見ていてとても楽しい。
    現代を見てみたいです。出来るといいですね。ぽち。

    禁煙でぶオヤジ

    2011/6/22(水) 午前 11:34

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    いや〜私のなかでベストワンは
    恐山温泉ですわ(笑) 削除

    [ ]

    2011/6/22(水) 午後 8:40

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    確かにこういうのは地元贔屓になりますね。
    一所懸命、秋田の温泉を探してしまいました^^

    [ akatomo ]

    2011/6/22(水) 午後 10:29

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    今見ても馴染みの名前が並んでいますね。
    別府が低いのが意外。龍神もしっかり載ってました。でも、最寄り駅の温泉はさすがになかった(^^;
    同じような番付で「諸将武勇競(しょしょうぶゆうくらべ)」という、いわゆる武将ランキングを所蔵しています。まあ、大関は謙信&信玄なわけですが。手元にあるのは江戸末期のものですが、別に早稲田大学で明治になってから発行された武将ランキングがあって、明治には徳川四天王が消えているなど、いろいろ変遷を探ると興味は尽きません。
    江戸時代にはこうしたランキングが流行りましたが、美人番付では、親が版元にお金を積んで自分の娘を売り込んだらしいですよ。 削除

    [ 三楽堂 ]

    2011/6/22(水) 午後 11:09

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    ままぞうさん、おばんです。
    以前話した「新しい研究テーマ」って、これなんです(笑)。
    ホントかどうか、その温泉に行ってみて確かめる・・・実証史学の見本でしょ(笑)。

    hiro

    2011/6/22(水) 午後 11:26

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    トラマさん、こんばんは。
    その長距離運転はきついですね〜。
    温泉で腰を暖めてください。

    hiro

    2011/6/22(水) 午後 11:27

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    禁煙さん、ポチありがとうございます。
    これ、面白いでしょ♪
    たしかに現代版があったら見てみたいですね。

    hiro

    2011/6/22(水) 午後 11:30

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    坊さん、こんばんは。
    恐山には行ったことがないんですよ。
    そう言われるとウズウズしてきますね〜。

    hiro

    2011/6/22(水) 午後 11:31

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    akatomoさん、こんばんは。
    確かに秋田の温泉が目立たないし、しかも大滝温泉が秋田の筆頭というのはちょっと意外でした。
    現代なら、間違いなく玉川温泉、鶴の湯、妙の湯、孫六温泉、黒湯温泉あたりが上位に来るのでしょうけどね〜。

    hiro

    2011/6/22(水) 午後 11:37

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    三楽堂さん、こんばんは。
    武将番付に美人番付ですかぁ。
    遊び心の中にも時代性が感じられる話ですね〜。
    ありがとうございました。

    hiro

    2011/6/22(水) 午後 11:40

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    諸将武勇競。昔のHPの残骸がありますので、よろしければ御覧ください。「R史D本」の巻頭カラーで紹介したことがあったんですけど、当時の編集さんに「せっかくのカラーページを文字だらけにした」と言われましたw 削除

    [ 三楽堂 ]

    2011/6/23(木) 午後 8:29

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    三楽堂さん、HPを拝見しました。
    いやぁ、面白いもんですね〜。
    昔の歴史好きの人たちは、これを手にしながら戦国を熱く語っていたんでしょうね。
    ありがとうございました。

    hiro

    2011/6/23(木) 午後 11:34

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    かなりのコレクションですね。
    しかも状態はいい!!
    江戸、明治で温泉番付は何種類発刊されたのですか?

    千湯記

    2012/8/12(日) 午前 9:06

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    千湯記さま、はじめまして。
    ご訪問ありがとうございます。
    これは私のコレクションでありません。
    温泉地の土産物として発行されたものもあるようです。
    何種類発行されたのか、私は把握できておりません。
    温泉ソムリエの方の中に、把握されている方がいらっしゃるかもしれません。
    お役に立てず申し訳ありません。

    hiro

    2012/8/13(月) 午前 0:06

    返信する

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