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みちのく湯めぐり紀行
旧タイトル「歴史と旅のダイアリー」

書庫スポーツ

3度目の世界女王

 バンクーバー五輪では、銀メダルを獲得したものの、フリーで納得できる演技ができなかった浅田選手。
 逆に、ソチ五輪では、ショートでつまづいてメダルに届かなかったものの、フリー演技ですべての力を出し切ることができました。
 浅田選手は、メダルを日本に持ち帰ることができなかった悔しさはあるけれど、やりきったという満足感があり、応援してくれた人たちに恩返しできる演技ができたのではないかと思う、とインタビューに答えました。

 そして、引退するのか、競技を続けるのかという問いに対しては、本人の気持ちとして「ハーフ:ハーフ」と答え、当面の世界選手権とアイスショーを終えてからじっくり考えたいという意思を示しました。

 1か月後、浅田選手が出場する最後の大会になるかもしれない世界選手権は、日本の「さいたまスーパーアリーナ」で開催されました。
 浅田選手からいただいた感動に感謝し、その頑張りに声援を送りたい日本のファンたちが、巨大な会場を埋め尽くしました。

 そのショートプログラム。
 日本のファンたちの前で、ソチではやり遂げられなかった「ノクターン」の完璧な演技が披露されました。

 冒頭のトリプルアクセルジャンプは、完全に音楽の一部となっていました。力強くダイナミックな技術を駆使しているのに、これほどまでに自然体で、優しく、美しく、繊細に音楽を表現したショートプログラムが、かつて存在したでしょうか。


 フリースケーティングでは、コンビネーションジャンプが単発となるミスがありましたが、そのほかのエレメンツには、ソチ五輪を上回るものもありました。

 この結果、3度目の世界女王に輝きました。
 浅田選手のキャリアと実力からすると、「えっ?まだ3度目だったの?」という思いを禁じ得ません。

 アクセルを含む6種類のトリプルジャンプをすべて成功させるという挑戦は、とりも直さず、バンクーバー五輪から4年間の努力を集大成させる取り組みでした。
 その4年間をまとめてくれた、愛情あふれる動画がありましたので、転載させていただきます。


 やり終えた浅田選手は、当面1年間のスケート競技をすべて欠場し、休養すると発表しました。

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